北欧の国々ならどこにでもある、薄く平たいパリパリに乾いたクラッカーみたいなパンです。
★英語名は、クリスプ・ブレッド(英語: crisp bread)、スウェーデン語ではクネッケブレード (knäckebröd)、ノルウェー語でもクネッケブレー (knekkebrød)、デンマーク語ではクネックブレド (knækbrød)、アイスランド語ではリョックブレユズ (hrökkbrauð)、フィンランド語ではナッキレイパ (näkkileipä) と呼ばれます。(Wikipedia)
食工房では、昨年収穫したライ小麦が沢山あって、とりあえず定番の使い道がないので、これを使って何か作れないだろうかと言うことで、今回の試作とあいなった次第。
ライ小麦は風味が良く、魅力的な素材です。
ただ、食工房ではライ麦はライ麦そのものを自家生産していますし、小麦はスペルト小麦を自家生産していますので、ライ小麦の位置づけが今一つ見出せないのですね。
でも、このクネッケはなかなかおいしいものが出来ました。
今、商品化するかどうか、迷っているところです。
ここ当分は、試作して試食品として提供し、皆さんの率直なご感想やご意見をちょうだいしようと思っています。
それにしても、このパンの形は面白いです。
うすい円盤状ですが、真ん中に穴が開いています。
北欧のどこかの街で、この穴に棒や縄を通し、店先に吊るして売っている写真を見たことがあります。
また、そうやって高いところに吊るして乾燥させるという話もあります。
携行食、保存食としての役割もあるようです。
一方、毎日の朝食用にも供されるらしいです。
適当な大きさに割って、好きなものをトッピングして、どのようにでもアレンジして食べられるし、スープに放り込んでもいいのかなと思いますね。
青森のせんべい汁を思い出します。
いずれにしても、日持ちがするので一度にたくさんつくって、長く食べられるってことですね。
クネッケ、イケそうです。