このセッティングで4度目(4年目)の籾摺り作業になりました。
本日は、スペルト小麦の籾摺り作業を行いました。
4年前に中古のジェットファン式籾摺り機を入手して以来、今回で4シーズン、4度目の作業になります。
今年の作業を振り返って置きます。
まず、保管の状態が良かったため、ネズミなどの侵入も無く、すぐに作業が可能でした。
それでも念のため、何ヶ所か点検と調整をして万全を期しました。
今回、機械の取り扱いに習熟して来たこともあり、いろいろ設定を調製した結果、一回通しでも脱稃は完全でした。
昨年までの2回通しに比べて、大幅な作業時間の短縮となりました。
一方、粒度選別機の方は、元々状態の悪い中古品だったこともあって寿命が近づいており、異音を発しながらやっと最後まで持ち堪えたという状態でした。
こちらも、今シーズンは2種類の粒度の網を用意して、一度2.4mmで通した後 1.95mmで再選別し、ロスを減らすことが出来ました。
で、今年のスペルト小麦の収穫量は、最終調整後で320kgでした。
品質も、思っていたよりずっと良いようで、安心しました。
まだ雪室には昨年産の物が残っていますので、また古代小麦麺を作ることが出来そうです。
また本日は、スペルト小麦の籾摺り作業の後、機械を分解清掃して、ライ麦のクリーニング選別作業を行いました。
乾燥機を出たばかりの原穀には、わら屑や脱穀し切れていない穂の欠けら、また一緒に刈り取られた雑草の茎、そしてカラスノエンドウの実ざやなどが沢山混ざっていますので、籾摺り機を使って唐箕選別を行い、それに続けて粒度選別機で屑粒を振るい落とす作業を行いました。
これにより、とても良い状態になりました。
穀物を収穫し、使用に堪える状態にまで仕上げるためにかかる手間ひまを、改めて実感した次第です。
ライ麦の方は、この最終調整後で300kgちょうどとなりました。
昨年に比べて2/3の収量となりました。
昨年の豪雨災害による圃場の状態の悪化、加えて今年の登熟収穫期の天候不順が原因です。
しかし農業は、自然相手の仕事ですから、これも一つの結果として引き受けて行かねばなりません。
ま、ライ麦パンの製造一年分には足りると思っています。
ライ麦ごはんの素の方は、どのくらい出来るか、ちょっと懸念があります。
ということで、本日は疲労困憊の一日でした。
ではでは。