月別アーカイブ: 2023年7月

梅雨明け間近


明日からしばらくの間、晴れ間の見える日が続くようです。
梅雨明け間近だと思います。
今度は、一転して暑さとの戦いになるはずです。

高齢の身に怖いのが熱中症ですが、これもある程度理屈は分かっていますので、何とかやり過ごすことは出来ると思っています。

可能な限り体を動かして汗をかく、これがいいのですね。
実際、外で肉体労働している方が調子が良いので、あとは夢中になり過ぎて休憩を取るのを忘れたりしなければ大丈夫でしょう。

まあ、これも歳の功と言うか、頭で考えて自重することが出来るようになりましたので、いきなり倒れるようなことはないと思っています。

明日は、まずは早朝からパン焼きの仕事です。
これは、涼しい時間帯の作業ですから、外のヒグラシの声を聴きながら気持ち良く作業します。

午後からは、外で刈り払い作業になる予定です。
こちらは、暑さとの戦いになるでしょう。

でも、あとでビールが美味いはずです。
普段飲まない私も、こんな時は飲みます。
夕方、またヒグラシの声を聴きながら。

さあ、夏本番です。
明日のご来店、お待ちしております。

梅雨明けを待っています

今日は、くもりまたは雨の一日、梅雨前線が一旦南に下がって暑さも去りました。
早く梅雨が明けてくれないものかと待っています。

で、この先の天気予報を見ると、どうやら来週にかけて晴れの日が多くなる予想なのですね。
実際にどうなるかは近くならないと分かりませんが、もうここらで梅雨明けとなってもおかしくないと思います。

この後は、スペルト小麦の籾摺り作業、ライ麦の選別調整作業が控えています。
どちらも乾いた晴天であることが条件です。
ま、チャンスを待っているしかありませんね。

明日は、お天気も回復して来るようですが、食工房の営業モードでがんばります。
パン焼きです。

保育所ご用達のロールパンも予定に入っています。
そのため、仕込みはやや多めというところ。

いつも通り、お昼前くらいから順次焼き上がります。
全ての品目が揃うのは、午後2時頃となります。

皆さまのご来店をお待ちしております。

炎天下

今日は、やっと晴れて暑い夏の日差しが降り注ぎました。
一方気温はうなぎのぼりで、このところ曇りまたは雨で猛暑に慣れていない体は、悲鳴を上げました。

その炎天下、最後の麦の収穫仕事を終わらせました。

暑いのはたまりませんが、これこそが待っていたお天気だったのですから、文句は言いません。

小まめに休憩しながら、水分補給しながら、進めました。

最後に残っていたデュラム小麦は、思っていた通り良い状態ではありませんでした。
おまけに小鳥に啄まれて沢山穂が落ちていました。
やっと種取りが出来たという程度でした。

来シーズンは、圃場整備、生育管理などを見直して、ちゃんとモノに出来るよう計らいたいと思っています。

最後に、コンバインやバインダーを清掃して終了しました。

明日からは、収穫した麦の乾燥調製と圃場の後片付けにとりかかります。

食工房は、明日と明後日は定休日です。

刈るだけは刈りました

本日はとても微妙なお天気でしたが、一応晴れ間も覗き風も良く吹いて圃場は乾きました。

時折、一瞬ですが小雨がパラついたりして気を揉みましたが、何とか作業可能と判断して、スペルト小麦を刈りました。

もうすでに刈り遅れとなっており、実はしっかり硬くなっていましたが、スペルト小麦の特性として登熟が進むと急に穂が脱落しやすくなる傾向があり、本日の作業でもコンバインに刈り取られる際の衝撃で多数の穂が地面に落ちるのが見えていました。
多分20%近くロスしたのではないかと思います。

落穂拾いをすればいいと思うところですが、別な原因で先に脱落した穂も混ざっており、そちらは穂発芽しているものもあり、一つ一つ確認選別しながら拾わなくてはなりませんので、とても手に負えないと判断し諦めました。

また一つ良い勉強になりました。

こうやって一年に一度しかない機会に、いかに多くを学ぶことが出来るか、その次第で自分の農業のレベルが決まることになります。

あとは、稲架にかけてあるデュラム小麦の脱穀です。
長い間雨に打たれて、多分ロクなことにはなっていないと思いますが、最低限の種取りが出来れば良しです。

ま、明日のうちにそれも終わると思います。

この次の晴れ間が勝負

雨が続きます。
本当に、嫌気が差してしまいます。

今のところ豪雨ではありませんが、刈り残したスペルト小麦にとって、また稲架にかかったまま脱穀する機会を逃しているデュラム小麦にとっても、最悪一歩手前です。

しかしやっと、明日から少し回復傾向で明後日と明々後日の2日間、晴れ間が差すようです。
恐らくもう、これが最後のチャンスですね。
それに合わせて乾燥機のバーナーが復旧してくれれば、上首尾となります。

スペルト小麦に関しては、固い殻に包まっていますので、カビの発生などからはしっかり守られていると思います。
品質については、殻を除去(籾摺り)して実を取り出して見ないことには判断出来ません。

一方、ライ麦は先に収穫を終え乾燥も完了していますが、何しろ状態が悪く、この後籾摺り機と穀物選別機を使って唐箕選別と粒度選別をしなければなりません。
恐らく、30%以上ロスが出ると思います。

そして、今年初めてカビ毒検査を受けてみるつもりです。
取り敢えずライ麦だけですが、悪くすると許容ラインを越えて使用不能になる可能性もあります。

もしそうなったら、全量廃棄です。
想像したくもありませんが、そうならない保証はありません。

来シーズンからは、種子消毒、土壌消毒(焼き払い)の他、状況次第で生育途中の農薬散布も視野に入れるつもりです。

これまで認識が及んでいませんでしたが、ライ麦は穀物の中では最もハードルの高い作物です。
高度の農業技術と知見に裏付けられなくては、成功は難しいのだということが今頃になって分かっても、今さらどうにもなりませんね。

がんばるか、止めるかですが、もちろん止めませんよ。

皆さまのご声援も、どうぞよろしくお願いいたします。

機械の故障に泣かされる

一昨日、昨日と、一日一難です。
一昨日は選別機の故障、昨日は乾燥機のバーナーが故障、それぞれ大変な時間を要したものの完全復旧はならず、一つはいずれ買い替え、一つはパーツの到着待ちとなりました。

農業は、機械の力を借りないことには、時間が回りません。
それはまあ分かってはいたのですが、いずれも中古の機械ばかりですから、突然の故障に見舞われる可能性は常にあったわけです。

しかし、実際にその現実になって見ると、素人の小細工で復帰できる故障もあれば、もう全く手に負えない故障もあるわけで、それを見極めるだけでも大変です。

これまでは運良くも、私の手に負える故障の範囲で何とかなって来たわけですが、この先へ行けばいずれどうにもならない致命的な故障、つまり寿命かも知れない状況は必ずいつかやって来るわけですから、そうした時の損害と出費は今から覚悟しておかなくてはなりません。

いやはや頭が痛い。
昨日の夜はさすがにへこんで、ぐっすり眠ることも出来ませんでした。

しかしだからと言って、止める気はありませんが。

ま、今日はもう気を取り直して、マフィンとスコーンを焼きましたし、明日はパンを焼きます。

何はともあれ、体の健康です。
それさえあれば、自ずと気力はついて来ます。
まだまだ頑張れると思います。

明日も、皆さまのご来店をお待ちしております。

紙版・飯豊の空の下から・・・ №75

食工房の広報紙、紙版「飯豊の空の下から・・・ 」№75 文月号の編集が終わり、pdfファイルを公開しました。
多くの方にご覧いただければ、ありがたく幸いです。
いつものとおり、記事の末尾にあるリンクバナーをクリックしていただければ、別タブでファイルが開きます。

紙に印刷されたものも、もちろん用意します。
と言うか、そちらが本命ですから。
今やインターネット全盛の時代にあっても、紙に印刷されたものも手堅く存在価値を保っています。
恐らく、この先も消滅するなんてことはあり得ないでしょう。

我が「飯豊の空の下から・・・ 」も、自分で言うのも何ですが、楽しみにしてくださっている方が少なからずいらっしゃることを承知しています。
毎回500部ほど刷って、大方無くなります。

web上に公開したpdfファイルをダウンロードしてご覧くださっている方もいらっしゃいますが、やはり実際に紙面を手にしていただくことが出来るなら、それに越したことはありません。

もちろん、これからも私と連れ合いの体力気力が続く限り、ずっと続けて行きたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

梅雨明けを待つ

雨が続きます。
西日本の豪雨のようではありませんが、麦畑は手を出すことが出来ません。

残っているスペルト小麦が、ずっと雨に打たれていますので、どうなることかと心配です。

週間予報を見ると、今週末からやっと晴れ間が見えるようで、それを境に梅雨が明けるのではないかと期待しています。
数日降らないでいてくれれば、コンバインで刈り取りもOKとなります。

ま、待っているしかありません。

その間に、通信の編集も仕上げたいと思います。
もういいところまで出来ていますので、あと少し頑張れば何とかなります。

明日と明後日、食工房は定休日です。
何が出来るか出来ないか、それは明日になって見なければ分かりません。

やはり刈り払いの効果はあると思う

本日は、先週に続き集落の人足でした。
今度は、村内の国道を含む生活道路の刈り払い作業でした。

山間の道路は、沿線は農地か山林であることが多く、油断しているとたちまち藪になってしまいます。
数年間人の手が入らなければ、灌木の生い茂るジャングルの様相となり、すっかり獣たちの領域となります。

住宅のある場所から外れると、残念なことに耕作放棄された畑が人の背丈を越えるほどの草やぶになっており、よく見るとそこら中に獣が出入りするためのけもの道が開いています。

少し中に踏み込むと、地面はあちこち掘り返されていて、イノシシの仕業であることも見て取れます。
この付近では、度々、道路に出て来たイノシシ、あるいはクマなど獣たちに遭遇することがあるようです。

こうなると、散歩やジョギングなども一人では不安になります。

一方、刈り払いをして見通しが良くなった場所では、獣たちの出没は少なくなりますし、常駐することもなくなります。
その良い例が、我が中島地区の圃場エリアです。

数年前には、住宅から至近距離(3m以内)にクマがやって来ましたが、私たちの根気強い刈り払い作業により、その前線は100~200m後退しています。

ま、考えようによっては、これだけ努力してやっと100mですから、獣たちとの付き合いはとてもとても骨の折れるものだと思わざるを得ません。

かと言って、手を緩めれば、たちまち接近して来るのが彼らですから、もう一つの手として駆逐淘汰の手段を持っていることが必須です。

獣たちとの付き合いにおいて、刈り払い作業はまず第一段階だと言えます。
今の私たちは、やっとそれをクリアしつつあるという状況です。

その次は、狩猟が視野に入って来るはずです。

いやはや、人生は長い・・・と感じます。

とにかく雨が降る前にこれだけは

麦の収穫シーズンの最中だというのに、お天気はもう最悪です。
いやいや、これが自然との付き合いというものですね。

雨がちの日が続く中、昨日は一日晴れました。
しかし、パン焼きで早朝から仕事してましたので、午後になって時間が空いても畑で作業するだけの余裕はありませんでした。

今日も2日目の晴れ続きで、午後から配達でしたが、ここで臨機応変の対応で下の娘に代わって行ってもらいました。

そして私と上の娘で、稲架にかけてあった南部小麦の脱穀をしました。
それから、近所の農家さんの孫たちが収穫した同じ南部小麦も脱穀しました。
今、保管を兼ねて乾燥機に入れてあります。

それで、稲架の長さが2倍にもなって大豊作かも知れないとご報告していましたが、脱穀して見たところ左程のことは無く、概ね100kg程度でした。

見かけは良かったものの、穂の中はスカスカだったということでしょうか。
これも、天候の影響があったと考えています。

一方、少年たちの麦はこれが素晴らしい出来で、見た目からして穂の充実の度合いが違いました。
僅かに4列ほどの畝でしたが、30kgを優に超える量が出ました。

僅かに一週間ほどの収穫期のずれでこういう差が出るとしたら、研究課題はいろいろありますね。
まだまだ勉強、勉強です。

ま、とにかく雨が降る前に一仕事終わって少しだけ気持ちが落ち着いたところで、明日はパン焼きです。

生憎の大雨の予報も出ていますし、ご来店をお誘いするのも気が引けますが、一応皆さまのお越しをお待ちしております。
決してご無理はなさいませんように。