ジェームス テイラー 東京公演

先週の臨時休業、東京行の別件というのが実は、ジェームステイラーの東京公演を聴きに行ったのでした。

ジェームステイラーは、私が19歳の頃からずっとファンであり続けているミュージシャンの一人です。
全部ではありませんが、リリースされたアルバムはほぼ持っています。

しかし、ライブを聴くのは今回が初めてでした。
実は、家の息子のサプライズでコンサートのチケットを2枚プレゼントされていたのです。
そのありがたい計らいに従って、夫婦二人で東京まで出かけたという次第。

私より2歳年上のジェームステイラーですから、御年75歳になっているはずですが、ミュージシャンは若いと言うかエネルギッシュですね。
8000人のホールを満員にすることが出来る実力は、やはりすごいと思います。

一方、コンサートの中身は、楽曲の数々と言い、同行のミュージシャンたちの顔ぶれと言い、贅沢の極みと言えるものでした。
よく知っている大好きな曲も沢山出て来て、大満足でした。

しかし、ただ一つ気になったことがあったので、記憶に留めて置く意味で少しふれておこうと思います。
それは、会場の音響のことです。

大きな会場ですから、当然のことながらPA(Public Adress 拡声装置)を使います。
会場の東京ガーデンシアターの設備は全く素晴らしいものでしたが、何と言ったら良いのでしょう、年寄りの私たちには少々音が大き過ぎたと言うか、特に低音域がブーストされ過ぎていて、不快感を催す一歩手前でした。

私、昔の話ですが、ある夏フェスのPAに10年余り関わっていたことがあり、自らもバンドでステージに立っていましたので、大音量、大音響、爆音にはよほど慣れていると言えば慣れているのです。
そのせいで耳を悪くしていますし・・・。

まあ、ベースの音とバスドラムの音が地響きのように聴こえて、迫力があると言えばそれまでですが、例えばベースギターの弦に指がアタックする音やサスティンの弦鳴りの音などディテールが全く聴き取れず、ルート音だけが地鳴りのように耳を飽和させるのは、いくら何でもいただけません。

PAブースがすぐ近くでしたから、一言いいたいところでしたが、まあ一方にはこの迫力がたまらなくいいと感じる人もいるはずなので黙っていました。
とにかく広い会場ですから、隅々にまで十分な音量を届けるためにはあのくらいのパワーが必要だったのかも知れません。

それはそれとして、いくら音量が上がっても音が歪まないでピークまで伸び切る、近頃の音響機材のすごさに驚かされました。
やっぱり、ライブは違う!というところでしょうか。

<★東京公演のレビュー記事>



今回の映像ではありませんが、この曲も歌ってくれました。

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