投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

畑もやっています

自家用ですが、畑もやっています。
一時は、今年の作付けをどうしようかと思いましたが、植えるだけ植えて収穫期になる頃までに測定器を手に入れて、収穫した野菜の表面線量だけでも計れば、危ないかどうかおよその見当は付くでしょうから、ダメ元でやることにしました。
とにかく「まかぬ種は生えぬ。」ですからね。


この前ジャガイモを植えて、早や二週間。
今日は、トウモロコシの種を蒔きました。


外の土の上にしゃがみ込んで作業をした後、やはりそのまま家に入るのはちよっとためらわれるのですが、そう毎回毎回用心を忘れないでいるのは全く容易なことではありません。


手洗いとうがいも、いつも以上に念を入れています。


これから何年?否何十年間、こんなことが習慣になるのですね。


今年は雪が多かったせいか、まわりの農家の農作業の開始も遅れがちです。
もちろん例の、作付け延期要請から解除に至る期間があったことも影響しています。


見た限りでは、全く例年通り作付けが進んでいますが、話を聞いてみるとどなたの口からも、売れるかどうかはほとんど当てにしていないという声が聞かれます。


それでもやらないわけには行かない農作業・・・、一旦田畑を荒らしてしまったら取り戻すのが大変なことが分かっているのです。


まあ最低でも自分たちの食べる分にはなるから・・・。


それで納得するしかないとしたら、あまりにも悲しいですね。


今年の麦の収穫もどのようなことになるのか・・・、実は明日、知人から放射線測定器を貸していただけることになり、急遽、この付近の環境の詳細なモニタリングをしようと思っています。

雷が鳴ると・・・

PCのような電子機器にとって、雷は大変な脅威です。
直接の落雷でなくても、近くに落ちた雷の高電圧パルスが電線を伝って飛び込んで来ることがあり、何の対策もしていなかった場合、機器の損傷を免れない事態となります。
そしてそのリスクは、何もPCに限った事ではなく、家電品全般にも当てはまります。
最近の家電品のほとんどに、小さなコンピューターとも言える電子制御系が内蔵されていますから、ここがやられただけで本体駆動系が大丈夫でも、全く動作しなくなります。


今日の午後、ほんの一時でしたが近くに雷鳴が聞こえ、にわかに緊張感が走りました。
先ずは起動中のPCをシャットダウンし電源ケーブルを抜きました。
その他、光回線の終端装置やルーター、スイッチングハブ、ファックス、電話機などの電源も外しました。


何もそこまでしなくてもたいていは事無きを得るはずですが、過去に雷でよほど恐ろしい目に遭っていますので、今でも雷鳴を聞くと落ち着いてはいられません。


冷蔵庫は、電源コンセントに雷ガードを装着していますが、どの程度効き目があるのか、幸いなことにまだ確認出来る事態には遭遇していません。


さて、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、皆さまにお伝えしたかったことは、こんな事情でたまに電話やファックスが通じないことがあるということです。


これから夏に向かって、そう度々ではないにせよ、その機会が増えることになります。


もし電話が通じない、ファックスが送れない、そんなことがありましたら、ひょっとして雷かな?とお察しいただいて、少し時間をおいてもう一度二度とお試しください。





  今週のクッキーとマフィンのお知らせです。


クッキーは、全部で6種類焼きました。

くるみびすけっと、わらいごま、森のパン屋のビスケット、バタービスケット、ジンジャークッキー、コーヒークッキーです。
あと数種類、在庫僅少です。


マフィンは、ココリス、スィートハート、そば粉マフィンを予定しています。


なお明日明後日、定休日となっております。

お間違えのありませぬ様、よろしくお願いいたします。

放射能汚染のことを忘れない・・・

放射能汚染のことを忘れないようにいつも頭の隅に置いておくこと、これはこれから先を過ごす私たちにとって、とても大切なことになりました。


放射能(放射線)は目には見えないが故に、またほとんどの場合何の自覚反応も起こらないが故に、いつも意識していないと危機管理が出来ないからです。


測定器の必要性も、もはや個々人に及んで来たと思います。


普段何気なく歩いて通る場所のどこかにも、放射線量の高いホットスポットがあるかも知れません。
環境全体としての汚染が微量でも、身近なところにホットスポットが存在していたら、結果的に高濃度の被ばくをしてしまいます。


そして先に東京電力が発表した事故収束までのスケジュールも、今回の1号機のメルトダウン騒ぎで、全く見通しが狂ってしまいました。
一説によると、この先10年はかかるとか・・・。
これでは半減期30年の放射性セシウムも、これからまだ少しずつでも漏出量が増えて行くのですから、30年経っても正味半分にはなりませんね。


その間にも確実に汚染は拡散して行きますから、これから先ずっとずっと長きに渡って、私たちは放射能のリスクを気にし続けなくてはならないということです。


見えないものを相手に、過度に怯えることなく、かと言って必要な緊張感を持続するのは、なかなか難しいことです。
すぐに麻痺してしまうのが常ですから。


今私たちは、今回の原発事故に、いろいろな意味で精神の限界を試されているのだと思っています。

重ね重ね、ご来店ありがとうございます。


本日も、おもしろパンを焼きました。
うさぎパンとカエル・オタマセットは、今日のうちに売れました。
くじらパン、すごく良く出来てます!早いもの勝ちですよ。


このところご来店のお客さまが多くなったような気がしています。
お近くの方ももちろんですが、少し遠方あるいはずっと遠方からも、ご来店いただいています。

おかげさまで、パンもお菓子も良く売れています。
何にしてもありがたいことだと、重ね重ね感謝を申し上げます。


ところで食工房で製造する製品は、常々安全・安心に対して責任を持ちたいと考えておりますが、今はその瀬戸際で、とても微妙な状況になりつつある思っています。


小麦粉に関しては、すぐには影響はありませんが(昨年度収穫分を使っているため)、水や牛乳は、今のところ安全でもこの先に保証はありませんので、引き続き警戒しています。


今後の原発の状況次第では、たとえ微量の汚染でも蓄積されて行くうちに危険範囲に達するかも知れません。


もしそうなった時は、と言うより、その可能性が濃くなったら、いさぎよく業務停止を決心するしかないと考えています。


実は昨日の記事をアップして、その後すぐに、神奈川県のお茶の汚染のニュースを知りました。

これでもう福島県だけが同情を買っている状況ではなくなりました。
昨日紹介申し上げた、風評被害払拭の絵葉書の無意味さが、一層際立つことになったのではないでしょうか。


いつまでこうしてパンを焼き続けられるか、毎日そのことが頭から離れません。


暖かい季節になった今、酵母はとても調子が良くて、本当に美味しいパンが焼けるのに・・・。
そうは言っても、皆さまのご信頼を裏切ることのないように、それが先ず第一です。


引き続き、緊張感を持って仕事に臨みます。


どうぞよろしくお願いいたします。

風評被害で済むのか!?

私は今、国や県などの対応に、福島県の抱える問題を何もかも「風評被害」で片づけようとする意図が感じられ、危機感を持っています。

福島県内各所が、多少の差はあれ放射能汚染を免れなかったことは、隠しようのない事実です。

基準値を設定してそれ以下なら安全とする、その基準値が説得力のある筋の通った数値なら、それはそれで良いのですが、それでもその安全を信用するかしないかは人それぞれの自由です。
大切なことは、福島の環境を綺麗にする努力を惜しまないこと、その姿勢を内外に示すことじゃないかと思います。


基準値以下だから問題なしと、何もしようとしない国や県、校庭の土を削り取った郡山市の敢行に対し、「必要のないことをするな。」という態度です。
そして福島県が汚れているというのは、単なる風評被害だと喧伝して、一体その意図は何でしょうか。


ただ責任を回避したいだけなのではないかと思うのですね。


何やら政府のすることを見ていると、福島県民よりも東電を救済する方が優先のようです。
まさか「東電が潰れたら、補償金がもらえなくなるかも知れませんよ!」なんて、そんな問題じゃぁないでしょう・・・!


福島に暮らす私たちも、今自分たちが被っているのが、単なる風評被害だと納得してしまってはいけないと思います。
実際に大地は汚されたのであることを認識し、それに対する怒りと責任追及の姿勢を表明しなくてはならないのではないでしょうか。


そして汚染の問題は、何も福島県に限ったことではなく、これからじわじわと日本国内や諸外国にも(海も汚してしまいましたから。)広がって行く可能性があること、もし諸外国から文句が出た時には、風評被害では済まなくなりますからね。


何としても測定器が欲しいと思っていますが、相変わらず入手の目途が立ちません。
「政府が、各メーカーに出荷制限をかけている・・・」、そんなデマを信じてしまいそうです。


 


悪くいうつもりではないのですが・・・


 



 



 



 



 



 


こうした絵葉書を、市内全戸に配布。

皆さまはどう思われますか。

会津の春の風景をお楽しみください


画像クリックで、元画像が開きます。


初めての試みなのですが、デスクトップ背景用に写真を一枚アップロードして見ました。

奥会津、三島町の美坂高原の風景です。

撮影は、2008年です。

よろしかったら、お手持ちのPCのデスクトップ背景にお使いください。

画像サイズは、約4MB、縦横比1920×1080になっています。

久々のコーヒー通信


ブラジル産・パウリーニョ


このブログを始めた頃、毎週水曜日は「習刊コーヒー通信」と題して、コーヒーに関わる話題を書いていました。
本当は、週慣の方が良かったのにと思ったこともありましたが、そのうちに毎週書くほど話題が無くなってしまいました。


実はコーヒー焙煎は、毎週必ずと言って良いくらいやっています。
ご注文も、何だかんだと言いつつ減りません。
ありがたいことです。


それで今年は、食工房の自家焙煎コーヒーにとって、とてもうれしいことが二つありました。


一つは、すでに申し上げたと思いますが、ブラジル産のパウリーニョ農園の豆が、全く理想的と言って良いほど素晴らしい風味だったことです。
もちろんそうなるについては、焙煎前の水洗い乾燥という裏技を必要とすることもご報告済みですね。
食工房テイストに新境地が拓けたと思っています。


そしてあと一つは、セラード樹上完熟豆の2010年度産が、とても素晴らしい風味だったことです。
本来の食工房テイストはこれだったんだ!と改めて確認させられた気がしています。
選別も良好で、今までよりはロスも少なめです。 (これは、本当にありがたい・・・。)


この二つのそれぞれをベースに、二種類のブレンドも作りました。
食工房カフェブレンド・№1と№18です。


№1が樹上完熟ベース、№18がパウリーニョベースとなっています。


どちらも甲乙付け難い、いいブレンドです。


何かと気持ちが沈みがちなこの頃、うまいコーヒーに出合って、やっぱりうれしくて元気が出ます。


同じように皆さまも、一杯のコーヒーで元気になれるようにと、今日も張り切って焙煎に臨んだ私です。

今年は風邪を引いていません。

思い出す限り、今年になってから風邪を引いていません。

昨年は1月と3月から4月にかけても、風邪気味で体調を崩したことがあったのですね。

1月に風邪を引かなかったのは、それなりに健康管理が良かったからだろうと思っていますが、3月から4月の時期に体調を崩さなかったのは、震災の緊張感が続いて風邪を引くどころではなかった、ということなのでしょうか。


確かにそれはある、そんな気がします。


でも、風邪は引かなかったけれど、見えないところにストレスが溜まって、後になって何か出て来るのかも知れません。


まあ、何があってもおかしくない、今も非常事態が続いているのですから・・・。


とにかく毎日毎日が、とてもとても貴重な時間の積み重ねのような実感です。


重いと言うか、充実していると言うか、いつ死んでも惜しくない毎日を過ごさなくてはという気になっているのですね。


地震で揺れたのは大地だけではありませんでした。


私の心も大きく揺さぶられて、何かが変わったと思っています。

中身の濃い一週間でした。


今日のバタービスケットの出来が、今までで一番でした。


おかげさまで、食工房の仕事だけはいつも通り、否、いつも以上の密度でさせていただいています。
ご来店のお客さま、販売してくださっているお取引先、また遠方からご注文くださる個人のお得意さま、どちらさまも食工房を信頼してくださっていることに、この上ない感謝を申し上げますと共に、その信頼に対する責任の重さを自覚せずにはいられません。


今後とも油断なく最大限の努力をして行きますので、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、最近の食工房ですが、スタッフの方もすっかり仕事が身に付いて、食工房全体の作業がとてもスムーズに進むようになりました。
おかげで今週は、いつものパンとマフィン、スコーンの他に、クッキー5種類とブラウニーを焼くことが出来ました。
合間にコーヒー豆の選別もこなしています。


加えて、仕事の質も向上したと思っています。
見えないところで、差が出始めていることにお気づきの方、いらしたでしょうか・・・?




  それでは今週のクッキーとマフィンのお知らせです。


クッキーは、くるみびすけっと、森のパン屋のビスケット、バタービスケット、どろんこクッキー、パタポンの5種類を焼きました。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとスィートハート、そば粉マフィンの3種類。

ちなみにスコーンは、二種類とも毎週焼いています。






  長けているのか、それとも無能なのか・・・


原発事故に対する国や県などの対応を見ていて感じるのです。

私たち国民の付託に応えるべきこの人たちは、一体誰のために仕事をしているのか?
お粗末としか言いようのないその仕事ぶりは、私たちを欺くための狡知に長けたやり口なのか、それともただ無能なだけなのか・・・。
冷静に行動を・・・!と言いつつ、パニックを起こしているのは、実はこの人たちですよ!私はそう思います。

いずれにせよ、この国の国民は不幸ですね。
でも、それを選んだのもお前たちだと言う声が、どこかから聞こえるような気もします。

悔しい・・・じゃありませんか。
何とかしなくては、このままではもうおしまいです、この国は。

麦が育ち始めました。


残念なことに、耕作放棄された田んぼが少なくありません。



山は今、芽吹きの季節です。



眼下の一枚と奥の一段下の畑に小麦が植えられています。



こちらは別な場所に植えられているライ麦です。


今日はお昼過ぎの一時、沼ノ平の岩橋さん方へ麦畑の様子を見に行って来ました。

暖かい晴天に恵まれた今日の沼ノ平は、まさに日本の原風景と言うに相応しい、棚田と里山の風景が広がっていました。
何て素敵な所なんだろう・・・、もう只々うっとりと眺め入る以外、私には為す術がありませんでした。


その一角に、我が食工房のためにアオバ小麦とライ麦を植え付けていただいているのです。


今年は雪融けが遅かったので、今やっと育ち始めたところ。


これから季節が進むに連れグングンと丈を伸ばし、6月の半ばには穂をつけているのが見られるでしょう。


まさかこんな所にも放射能の害が及んでいるかも知れないとは、いくら想像してみても実感が湧きません。


収穫までに検査をしてもらうつもりでいますが、只々検出限界以下であることを祈るのみです。



そして今日は、暖かい晴天に誘われてでしょうか、お客さまも次々と見えました。
この春新発売のたまねぎパンが好評で、昨日焼いて今日早々と売り切れです。


全部で20種類にもなった食工房のパンメニュー、一度にすべての種類を焼き切れないので、木曜日と金曜日に振り分けて焼いています。


   木曜日は

食パン3種類、ロールパン3種類、ぶどうパン、余り生地のバタール、ピストラ、堅焼き黒パン、プンパニッケル、麦畑通信・136、カネリプッラ、ナン、ピザクラストの15種類。

   土曜日は

みのりのパン、たまねぎパン、クリングラ2種類、他木曜日と重複するメニューもあり。


トマト丸だけが、オフシーズンのために休止中です。


この他、先日うまく行って気を良くしているチーズ入りのパンも、そのうち登場します。
増えることはあっても減ることはない、食工房のメニューです。