月別アーカイブ: 2009年3月

いよいよ最終日です。

本日は、帰途につくための準備に追われますので、おみやげ話の続きはまた後日に。
一週間の休暇をもらったようなものではありましたが、結構忙しく過ごしました。
明日からまた仕事に復帰するために、気持ちの切り替えをしておかなくてはなりません。
これから当分、目の回るような忙しさに振り回されることになりそうです。

この一週間、店主不在にも関わらずご来店くださいましたお客さまには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

一夜明ければ東京、そして会津へ。何だか不思議な感じがしています。
ではでは、また明日。

cafe MISSY SIPPY

今日は、生まれ故郷の土佐町へ。
おみやげ話が沢山あるので、先ずはその1


一昨年も訪れて、このブログでもご紹介したことのある「ミシシッピーカフェ」に行ってきました。
絵描きで、エッセイストで、ブルースシンガーという多彩な男、MOJO FUJI  <ENTER>
彼の店を写真でお楽しみください。



国道439号線・通称与作街道沿いに突然現われる
思いっきり場違いなCAFEの看板が・・・。



民家を改造、ペインティングまたペインティング。
何やら怪しげな入り口。



壁にも、トイレの窓にも、ペインティングまたペインティング。


 



ドアを開けて一歩踏み込むと、
「おおーっ!」と声が出てしまいます。
ブルーズ、ブルーズ



奥にあるこのテーブルが凄い!
来ると必ずここに席を取る私。
ボトルネックギターの唸りが聴こえて来るよう・・・。



ライブラリーにある本は、マニアックなものばっかり。
でも、面白いよぉーっ!



壁の絵が、彼が並々ならぬ絵描きであることを証明しています。
この作品、100万円の値札がついている。



深炒りコーヒーとチーズケーキ 750円
ものすごいボリュームのチーズケーキがとてもうまい!
お土産に差し上げたうちのスコーンも写ってました。


       SHOKUO SURPRISE

今年の7月、会津で FUJI のライブが実現しそうです。
乞うご期待!
追ってお知らせします。
 

港の土曜市・高知オーガニックマーケット and 太平洋


入り口からもう熱気が伝わって来る盛況ぶり。





手づくりジャムのお店 ・ ぽっちり堂
コーヒー屋さん ・ ポラリティーセラピー青空セッション


 




ステージ?では、ギターを抱えて弾き語りパフォーマンスをする人も。


 


今日は朝から晴天で、南国らしい明るい日差しに気温も上がって、絶好のお出かけ日和。
予定通り、高知港の一角で毎週土曜日に開催されている、「港の土曜市・高知オーガニックマーケット」へ行ってみました。

すぐ側が岸壁で、大きな貨物船のブリッジやマストが見えている風景の中で、小さいテント張りのお店が30軒くらいあったでしょうか。
こじんまりとした規模ではありましたが、会場の熱気は凄いものがありました。
出店者も若い人が多く、お客さんも赤ちゃんや小さい子ども連れのパパ、ママが多いなという印象。

このオーガニックマーケット、事務局のサイト<こちら>を見ていただければ分かりますが、出店、出品のガイドラインはなかなか厳しいものです。
この何より信頼を大切にする姿勢が、市民の関心を強く捕らえているみたいですね。
出入り口にはガードマンを配置して交通整理をするほど、ひっきりなしに車が出入りしていました。

肝心の知り合いのお店は、今日はたまたまお休みしたみたいで会えませんでしたが、代わりに新しい知り合いが何人も出来ました。
私の生まれ故郷の土佐町からは、先日木曜市でお目にかかった「ミレピ」さんも少し遅れて到着しましたが、待ちかねたようにすぐに行列が出来ていましたし、他に、「ぽっちり堂」という可愛らしい名前の焼き菓子工房も出店していました。

☆ぽっちり堂のホームページがあります。
<こちら>

それから奇遇だったのは、私が以前暮らしていた阿武隈の山の中の村にご縁のある人に出会ったこと。
お連れ合いがそちらのご出身だと仰る若い女性で、ポラリティーセラピーのお店を出されていました。

オーガニックコーヒーのお店も何軒もあって、それぞれカフェスタイルで豆の販売もやっていました。
全部ハシゴするわけにも行かず、一軒だけでしたがコーヒー一杯試しました。

知り合いがお休みだと分かったので、小一時間ほど滞在したでしょうか、それから会場の熱気を後にしました。
さて時間が余ったのでどうしようかと思いましたが、このお天気では太平洋を見ないわけには行かないという気がしましたので、一っ走り桂浜方面へ車を飛ばしました。



太平洋を南東方向に眺めています。
遥か向こうは、室戸岬・・・。



いつまでいても飽きないのが波うち際。
ぎりぎりまで前に出ては、慌てて駆け戻って来る楽しさ。



こんな面白い形の消波ブロックは初めて見ました。
写真では分かり難いですが、すごく大きなものです。



消波ブロックの間に入り込んで、中に積もった砂の上に座り込んでいました。
こんなアングルで眺める海が、想像力をかき立ててくれる気がして好きです。



桂浜はもう何度も訪れているし観光客もいっぱいいると思ったので、ちよっと外してあまり人の来ない浜辺に車を止めて、太平洋を眺めて過ごしました。
青い海原や打ち寄せる波を眺めながら潮騒を聴いていると、しだいに心が空になって来て、たまにはこういう時間が必要!絶対に必要と思いました。


それから今日は、母の89歳の誕生日。
暇にしているしかない私が、ご馳走の料理担当です。
明日は生まれ故郷の土佐町へ。

お墓参り and うまいコーヒー


お隣は鉄工所・・・。
プレス機の音が妙に違和感なく
響いていました。



食工房でも定番の、セラード樹上完熟が・・・。


 


今日は、父の墓参りに、高知市の東隣の南国市まで出かけて来ました。

すでにお話したと思いますが、私の両親はカトリック教徒で、墓は教会の墓地の中にあります。
十字架の墓石がずらっと並ぶ風景は、どこかそこだけ異空間のような雰囲気を醸し出しています。
至って質素、仰々しさの欠けらもない、全く安らかな眠りだけが存在しているような墓地です。

この墓地には、父の他にも私に縁のある方々が、何人か眠っています。
昨年亡くなったベルギー人の神父さまのお墓もありました。

私が小学生の頃初めて出会ったその神父さまは、その後もずっと高知で過ごされ、多方面でご活躍されていました。
大人になってからはずっと長いことご無沙汰していたのですが、私の妹が教会で仕事をしていたことから後年再会することがあり、差し上げた私の焼いた黒パンやシュトレン、ブラウニーなどを気に入ってとても褒めてくださったものです。
それがどれほど励みになったことか、今思い出してもありがたいご縁でした。

墓地の駐車場に止めた車の中で、それから一時うたた寝しながら、父のことやその神父さまのことなどを思い出していました。


帰り道、以前からインターネットで探し当てて気になっていた、自家焙煎コーヒー豆屋さんに立ち寄って来ました。

ネットで見てもう分かっていたのですが、真っ赤なディートリッヒのロースター(焙煎機)がひと際目立って光っていました。

ちょうど会津から持って行ったマイコーヒーが無くなったところだったので、どんな銘柄があるのかなと思いながらいろいろお話しているうちに、ブラジルの豆を一品いただくことにしてお願いしましたら、サービス品として別な銘柄のものも一品、小袋でおまけしてくださいました。

そうしたらそれが何と、食工房でも定番になっている「セラード・樹上完熟」ではありませんか!

急いで帰って、早速いただいてみました。
そうしたらまたまた、豆が同じなのですから当然と言えば当然かも知れませんが、うちのと本当によく似たテイストで更に驚き・・・。
食工房より少し焼きが強い分、香りが立ってとてもいい感じでした。


jun coffee のホームページは<こちら>



正直、これでまた少し自信を深めることが出来ました。
ディートリッヒのロースターで焙煎したものと、遜色ありませんから。


今回は、高知滞在中も次々、メールでうれしいご注文をいただいています。
帰ってからどれほどか忙しくなりそうです。
あと3日、こちらにいます。
明日は、オーガニックマーケットへ・・・。
ではでは。

木曜市


正統派ハード系のパンが並ぶ
「ミ・レ・ピ」という名のお店



高知城の天守閣から眺めた
木曜市の様子です。


高知では、江戸時代から300年の歴史を持つ「日曜市」が、全国的にも有名ですが、実は日曜以外にも市が立ちます。
昔は、一週間ほぼ毎日、それぞれ市内の決まった通りで、市が立っていたものです。

最近の様子は、ちよっと分かりませんが(まだよく調べていないので)、今日は県庁前の通りで「木曜市」があり、知り合いのパン屋さんが出店しているので行って来ました。

このパン屋さん、以前東京の「ル・ヴァン」で修行した経験のある方で、私の出身地である土佐町(以前の土佐村)の山奥で、ハード系の天然酵母パンを焼いています。
出身地なので現地のことは良く知っていますが、それはそれはすごい山の中なんですよ。
その代わり、水や空気など環境の良さは素晴らしいものがあります。
天然酵母の発酵にも、良い影響があることは間違いありません。

その山の中から、毎週木曜日に一時間半余りかけて高知市まで出て来るのはさぞかし大変だろうと思いますが、もうずっと何年間も続けているのですね。
午後に訪ねたら、もう大分売れて品物が少なくなっていましたが、それでも今日はペースが遅い方だと仰っていました。
と言うことは、それだけ人気があるんですね。

レーズンの入っているのとクルミの入っている、それぞれガッチリと皮の固いおいしそうなパンを買って来ました。


この木曜市、ざっと見たところ100軒近い店が並んでいます。
野菜、果物、乾物、加工品、パンにお菓子に、雑貨品まで、いろいろ揃っています。

一軒おいたお隣では、食工房でもおなじみの文旦を売っていました。
今の季節、文旦はもう何軒もの店が競って売り出していて、宅配便が市の現場まで集荷に来ています。
ちゃんとしたギフト用のものだけでなく、いわゆるハネものも格安で売られているのは、こういう場所ならではの計らいですね。

明日の金曜日も、市内の別なところで市が立ちます。
土曜日には、新しく始まった「オーガニックマーケット」もあるそうです。
出かけてみようかなと思っています。
そこにも知り合いが出ているらしいので・・・。

from 高知 1st.


出発時は雨模様でした。
ダブルデッカーの超巨大車体



途中、箱根の足柄サービスエリアにて。
すごい雪で、チェーンも無しでこれでよく走れるなという状態。
でも、さすがプロフェショナル、全く不安はありませんでした。


昨日は午後会津を発って、一路郷里の高知へとバスの旅でした。
途中東京を中継した折、毎回巡り合う面白い出来事が・・・。
東京駅の八重洲南口のあたりで、一時間余り暇をつぶしながらバスに乗りに次々とやって来る人々を眺めて過ごしていました。
すると、高知行きのバスに乗る人がやって来ると、「あっ!この人高知だ。」って分かるのですよ。
もちろん、話し言葉を聞くまでもなくパッと一目見た瞬間にです。
どうしてかと言われても困りますが、同じ四国でも松山などに向かう人とは違うと分かるのです。
そして時間が来て高知行きのバスが入ると、思っていたとおりの人たちが乗降口に集まっています。
そしてバスに乗り込んで、これまたいつも面白いのは、バスの車内だけ一足先にもう間違いなく高知なのです。
外は、大東京の喧騒です。
この瞬間が、私はとても愉快で好きです。
たまに乗務員の方も高知の人だったりすることがあって、そういう時は尚更です。
こんなグローバルな世の中で、表に出れば皆さんソツなく標準的な(NHKのアナウンサーみたいな)言葉を喋るのに、こんなところではローカル色が濃くて、庶民性や文化がいかに土地に根ざしているかということを思わずにはいられません。
かくして、一夜の車中泊の間に、無事に高知駅にたどり着きました。


本日は、実家にてPCとネットのセットアップに時間を費やしました。
画像の加工ソフトがないので、写真をアップ出来ません。
また明日以降に。
メールはこちらでも確認して、お返事差し上げています。

出かけて参ります。

今日は予定通り、郷里への旅に出かけて参ります。
今日明日と各方面は雪の予報で、高速バスは順調に運行になるのか心配はありますが、そこは計らいに任せることにいたします。
途中、東京を中継して行くのですが、二年半ぶりの東京は私の目にどのように映ることでしょう。
毎度行く度に度肝を抜かれる田舎者の私です。


明日から、現地より土佐ネタでブログ更新の予定です。
先ずは、PCとネット接続のセットアップをしなくてはなりません。
ではでは、行ってまいります。


     おしらせ
昨日、文旦ピールを沢山造りましたので、シロップも沢山出来ました。
小瓶に入れて皆様に差し上げていますが、手持ちの小瓶を全部使っても足りませんでしたので、出来ましたら、ジャムの空き瓶など適当な容器を持参してお出でください。
よろしくお願いいたします。

モノとお金

このところ、日本も世界も経済不況と言われ、かつての世界恐慌の再来かと危惧されていることは、先刻皆さまもご存知の通りです。
そんな折に私がふと思ったのは、今、モノとお金はフェアに交換されているだろうか?ということです。
また、お金は本当に誠実に、本来の目的に適って機能しているだろうかとも思います。

その昔お金は、物々交換では不可能なモノのやり取りを可能にするための、画期的な発明だったに違いありませんが、そのシステムは今や一人歩きして、お金そのものを売ったり買ったりして利益や損失を生じる、ある意味でとても不誠実な力を発揮するようになってしまったと、私はそう思います。

例えば、証券取引で相場の上下にうまく乗って得た100万円と、数ha(1ha=3000坪)の田畑で一年間汗水流して得た100万円は、果たして等価でしょうか?
絶対に違うと、私は声を大きくして申し上げたいです。

本来、人類全体のためにいくらでも善い働きをさせることの可能な経済のしくみも、悪用すればいくらでも利益を一人占めして、多くの人を不幸に落としてしまう困った道具にもなるのです。
しかし問題は、それがどちらに傾くかは、私たち一人一人の態度にかかっている部分がどうしてもあるということは、否定することの出来ない事実です。

今回の不況の果てはどうなるのでしょうか。
波の上下のように、時が過ぎれはまた好況になるのでしょうか?
そんな単純に行くかな?またそんなことで過ぎて行ってしまっていいのかな?と私はちょっと素直じゃないかも知れませんけど、あまり肯定的な近未来観を持ってはいません。

そんな時代に、この先どのようにして生きていようか?このパン屋という仕事を通してそれは実現出来るだろうか?このところいつもそんなことを考えている私です。

マイブログ中間報告 vol.12

ブログを始めてから、今月の27日で丸2年になります。
それでついさっき確認したら、いつの間にやらカウンターが10万に近づいていました。
おかげさまで、ほぼ毎日100人を超える訪問者があり、食工房の営業上にも大いにプラスになっています。
当初の目的は、今や十分に果たされたと自己評価しているところです。
これからは、お得意さま方とのコミュニケーションツールとして、もっともっと上手に使いこなせるようになりたいというのが、一つの課題だと思っています。
何と言ったら良いのでしょうか、現実世界で人付き合いの苦手な私は、どうやらネット上でも同じようなスタンスになっているようですね。
まあそれはそれで無理せずに、どこまでも自分流で行こうと思っていますので、今までどおりにお付き合いいただければありがたいと存じます。



さて、もうじき10万ヒットのキリ番になりますので、また記念のプレゼントでも差し上げようかと思っています。
大したものは用意出来ませんが、ささやかに且つオリジナリティーあふれる記念品にしたいと、頭をひねっています。

ところでそのキリ番ですが、ほぼ間違いなく私が高知に出かけている間に達成されそうです。
ご自分がアクセスした時にカウンターが100,000を表示していた方、このささやかな楽しみにお付き合いいただけるのでしたら、コメント入れてそれから食工房宛にメールしてください。
後日、対応いたします。
なお、前後賞も付けますので、こちらも該当する方は同様にお申し出ください。