日別アーカイブ: 2009年6月22日

ランプの灯り

昨日は、夏至でしたね。
昨日の夜は、ブログをアップした後間もなく、PCを止めて蛍光灯の明かりも消して、灯油ランプとローソクで過ごしました。

もちろん明るさという点では、電気の明かりとは比べ物にならないほど暗いはずなのですが、それだけになったらなったで全く暗いという感じがしないのは不思議です。
目が慣れるのさと言われればそれまでですが、それだけではないような気もします。
さらにうまく言えませんけど、何か安心感があります。
本当は、炎が燃えているので危険と言えば危険なのです。
火事になることだってあり得ますからね。
それでも、ランプやローソクには、何か得難い魅力があります。
それを毎日の生活で使っていると、物事に対する感覚までもが変わって来るような気がします。

静かで暗い夜が当たり前の暮らしをして来た私たちが、電気の点くここに来て先ず驚いたのは、蛍光灯の明るさが暴力的にさえ思われたことです。
おまけに蛍光灯は何やら音も出しているのですね。
外に出れば、街灯が明る過ぎて星空も見え難くく、何もかもに違和感がありました。
さすがに6年近くも経って、慣れてしまったと言うか、慣れざるを得なかったと言うか、平気になってしまった自分に逆な意味で違和感を感じるこの頃です。


灯油ランプとローソクの明かり


器具のディテールをお見せしたかったので、昼間撮影したものです



部屋の真ん中あたり、テーブルの上などに吊るして使います。
真下でやっと本が読めるくらいの明るさ。
絵や写真は、色が変わってしまいます。



卓上用あるいは壁際の棚やボックス類の上に置いて使います。
残念ながら、ホヤの上部が破損しています。



コスト的には、一番贅沢な明かりです。でも、雰囲気は最高!
山暮らしをしている時は、月に一本くらい消費していました。



昨夜は、ランプの灯りに替えたら、以前の感覚がすぐに戻って来ました。
いやー、うれしかったですね。
もう一度人生を変えてもいいと思えるくらい、感激していました。

さて、暗くなれば眠くなるのが生理のようで、眠たくなったので寝る前に小便をしようと、また思い立って外に出ました。
そうしたら、晴れて澄んだ夜空に星が瞬いていました。
とたんに目が覚めてしまった私は、それからしばらく星空を眺めていました。

とても大切なものごとを幾つか思い出せて、確認出来て、昨日はうれしい気持ちで眠りに就くことが出来ました。