日別アーカイブ: 2009年6月23日

観察、観察、また観察


 風で倒れたじゃがいも。折れたわけではないので大丈夫そうです。



風に吹き流されるトウモロコシの葉。
かえって良い風かも?
 



 これがテントウムシダマシの卵。
一か所としては
少ない方ですが20粒。


 


昨夜は大風が吹いたようで、朝畑に行って見ると、じゃがいもが風で倒されて滅茶苦茶になっていました。(少なくとも最初、そのように見えた。)
いやいや、これは大変だ!土寄せして起こさなくてはならないかと思いました。
それで実際にちょっとやって見ましたが、そんな簡単には行きませんでした。
あんまりいじらない方がいいか?というより放っておいても大丈夫じゃないかなと思い直しました。
今までの経験からしても、風が止めば、しばらくするうちに自然に起き上がって来るのじゃないかと。
こういう大風も害になるばかりではないはず、きっと何か知らないところで役に立っていることがあると、ここは自分の都合のいいように考えましたが、観察だけは忘れてはいけないと、ちょうどまだ風が吹いていましたので、作業しながら様子を見ていました。

強い風に弄ばれるように、あるいはいたぶられるように、茎がグラグラ揺れ葉が裏返るのを見ていると、植物たちにとってはすごいストレスだろうなと思えました。
トウモロコシを見ると、まだ高さがそれほどではないので、倒されるところまでは行かずに耐えていました。
それを見て、これできっとトウモロコシたちは、いっそうしっかりと根を張って茎を太く強くして、この次また風が吹いた時に備えるだろうと思いました。
そしてその結果、しっかりと養分を吸い上げて良く育つのではないか?そんな仮説を思い付きました。

何事にもきっとわけがあるもの、どこでどのように手を出せば良いか分かるのが人間の知恵なんでしょうね。
裏返ったじゃがいもの葉に、テントウムシダマシの卵が付いているのが、良く見えて発見し易かったのもご利益でした。

このところ、雨と風と日の光が交互にやって来るので、作物たちはこの一週間で見違えるように育っています。
もちろん雑草たちは、その何倍かすごい勢いです。
人間の私は、それに負けないように草取りしています。

もうあと一週間かそこらすれば、きぬさやあたりから収穫が始まるでしょう。
採れ出すと、今度は収穫に追われるようになります。
楽しみです。