月別アーカイブ: 2009年12月

一年間、ありがとうございました。


2009.12.28  6:00 pm


本日午後6時、本年の営業を無事終了いたしました。
皆さまの、この一年間のご愛顧に、改めてこの場を借りて感謝申し上げます。


ありがとうございました。


今日は、冷たい雨が雪に変わるというあいにくのお天気でしたが、数人のお客さまにご来店いただきました。
ちょうどお餅がつき上がったところでしたので、少しずつですが差し上げることが出来ました。
よかった、よかった!
おかげさまで、パンもお菓子も大方売り切れました。


さて明日から1月6日まで、休業いたします。
その間に、新しい年を迎えることになります。
どうぞどちらさまも、良いお年をお迎えくださいますように・・・。


なお明日からしばらくの間、ネット休暇をいただきます。
ブログの更新もお休みいたします。
ただし、元旦に年賀状代わりのご挨拶だけは、アップいたします。
メールのチェックはその間もしておりますので、ご連絡の必要のある方は、ご利用ください。


それでは今一度。


良いお年を!


ありがとうございました。

製造仕事終了

本日、どろんこクッキーを焼いて、本年の製造仕事を終了しました。
こうして終わってみると、瞬く間の一年だったような気がしますが、やはり疲れは溜まっていたようで、今すぐには何もする気がしません。
明日もまた仕事だと言われたら、逃げ出すかも・・・。


明日からは、しばらく違ったことをして、休養と気晴らしに時間を費やしたいと思います。


先ず明日は、餅つきです。
今年は、近所の人に頼まれた分も一緒につきます。
何だ!ちっとも休みじゃないじゃないかですって?
まあまあ・・・!
私にとっては、餅つきはとっても気が晴れるイベントなのです。
ついた餅は、去年から新しく親戚になったお家を始め、都会にいる子どもたちや実家などに届けて喜んでもらうのが、一年の締めくくりとして最高の喜びになるのです。


そこから先は気の向くままに。
やらなくてはならないことも、気分が変わると新たな楽しみになったりしますから。
考えてみると、私は、時間に急かれさえしなければ、何だって楽しみにこなして行ける性格だということが、今分かりました。


さて食工房も明日で、本年の営業を終了いたします。

最後のご挨拶は改めて明日に。

プライドと責任

今日のパン焼きが無事終わり、パンの出来も上々でした。
この雨の中、お客さまも三々五々お出でになりました。


ところで食工房のこの一年を振り返ると、やはり長引く不況の影響が出たのか、売り上げは昨年には若干及ばないかも知れません。
しかし今月12月だけは、ギフトのご依頼を例年より多くいただき、売り上げも何とかラインに達しそうです。
これも一重に皆さまのご愛顧の賜物と、感謝申し上げます。

おかげさまで今月は毎日のように全国のあちらこちらに向けて、食工房のシュトレンやパン、その他焼き菓子などを、気持ちを込めて送り出しました。

と言うことは、私たちの与り知らぬどこかで、お名前もお顔も存じ上げない方が、食工房のパンやお菓子を召し上がっていらっしゃるかも知れないということになりますね。

気に入っていただけたかな?喜んでいただけたかな?思いがけず見知らぬ方から、「ギフトにいただいておいしかった。」とわざわざご連絡をいただくこともありますが、翌年また同じ方から同じようにご依頼をいただいた時になって初めて、「ああ、良かった。」と実感出来るのですね。

何をやってもそうかも知れませんが、この仕事も息の長い仕事だと思っています。
同じものを同じように造り続けること、一方で少しずつでも向上して行くこと、この二つにプライドと責任を自覚して臨まなければならないと、まあやっと気が付いた私です。


直接間接に、食工房のシュトレンがおいしかったと、伝わって来ます。
全くありがたいことです。
来年も、益々精進いたします。
あと二日、28日まで営業です。
コーヒー一杯無料サービス中!
皆さまのご来店をお待ちしております。



また仲間が増えました。 フィンランドの妖精「トントゥ」です。


 

本年最後のパンの仕込みです

明日のパン焼きで、製造現場は一応仕事納めです。
一応と言うのは、明後日クッキー焼きをやるかも知れませんので・・・。

新年は、1月7日が初窯と予定しています。

正月のお休みの間も、自分たちがパンを食べたいので、明日は少し多めに一通りの種類を焼きます。
パン好きの方、どうぞパンを買いにおいでください。


さて話は変わりますが、実はシュトレンを作り始めて今年で四回目のクリスマスシーズンでした。
その間何度か、他所のパン菓子屋さんの作になるシュトレンを食べる機会に恵まれました。
有名処のものあり、由緒ある洋菓子屋さんのものありと、いろいろ勉強になりました。
どれも皆それぞれに、工夫を凝らした自信作として、お店の誇りを賭けて販売に臨んでいるものばかりです。
大変良い刺激をいただくとともに、我が食工房のシュトレンの特長は何かということを、客観的に評価する物差しにもなりました。

そこで、我が食工房のシュトレンの特長の一番は何かと言うと、「香り」だと自信を持って申し上げることが出来ます。
手前味噌で恐縮ですが、その香りを楽しんでいただくために、幾つもの工夫(仕掛け)を凝らしています。
その辺の詳細を申し上げることは出来ませんが、決して何か一つ特徴的なものを使っているわけではない、ということだけを明かしておきます。
いろいろ合わさって一つの香りと味わいのハーモニーが出来上がります。
これだから、菓子造り(料理全般ももちろん)はアートと言われ、面白く興味が尽きないのですね。


さてそのシュトレンですが、越年長期熟成したものを来年になってから販売いたします。
数は、僅かしかありませんが、全く別なパッケージ仕様で新年のご贈答用にもお使いいただけます。


どうぞお楽しみに。

食工房、本年の営業は、28日までです。
明日から最後の3日間、店頭にてコーヒー無料サービスいたします。

これで十分

昨晩ナナオサカキの命日のことに触れましたが、その後寝床の中で、20年前山暮らしを始めた頃のことが、次々ととりとめもなく思い出されました。
思えば、文明社会の便利さからはほど遠い彼の地での暮らしの中で、とりわけ心に響いたナナオの詩がこれでした。
「これで十分」・・・

これで十分

足に 土

手に 斧

目に 花

耳に 鳥

鼻に 茸

口に ほほえみ

胸に 歌

肌に 汗

心に 風

これで 十分

<こちら> をクリックしてみてください。

ナナオの朗読で、チェコ語による「これで十分」のイントロの後、チェコ語、日本語、英語の順に同じ歌詞が歌われる。
最後は、3ヶ国語で同時に。

コーヒー屋もボチボチと

ここしばらく、「習刊コーヒー通信」をお休みしています。
「二兎を追う者、一兎をも得ず。」の例えに倣ってしまわぬよう、おかげさまでパン屋が忙しいので、コーヒー屋はボチボチとシークレットビジネス的スタンスになりつつあります。

とは言え、この二十年近くの間に私のコーヒーのファンになってくださった方からの、根強いご注文がポツリポツリと入りますので、まるきり休みには出来ません。
考えてみると、ありがたいことです。
今週も、自家用を含めて7kgほど焙煎しましたが、ほぼ大半は注文分です。

コーヒー通信も、アイディアはいっぱいあるのですが、ゆっくり記事の内容を練っている時間がなくなってしまいました。
これからは毎週の習いにせず、時々触れるカテゴリーにしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


話は変わって、昨晩は、件のクリスマスコンサートに行って来ました。<参照>
教会の礼拝堂は、まさにコンサートのためにあるようなものですから、とても上等の音を楽しむことが出来ました。
シンセサイザー以外は、全てノーPA・音響なしです。
小じんまりした規模のホールで、数十名の聴衆を前に演奏するのは、コンサートの収益を別にすれば、聴く方にとっても演奏する方にとっても、本当に理想的だと思います。


そんな規模で日常的に、お気に入りのアーティストのライヴを聴く贅沢が許されないものかと、いつも思います。
そして年に一回くらいは、海外からアーティストを呼んで、ちょっとした規模のコンサートが出来る・・・。
(二年前、三年前の二回、友人知人たちと共に、アイリッシュコンサートを主催した。)
そのくらいの時間的あるいは経済的なゆとりが持てないものかと、ため息をついています。


最後に一つ、思い出してください。
12月23日、今日はナナオ・サカキの命日でもありました。
<参照>   そして <参照2>

この一年

この一年、日本でそして世界で、いろいろなことがありましたね。
日本では、60年ぶりに政権が交替しましたし、アメリカでは初めて黒人の大統領が誕生。
大きな期待もあったことは確かですが、世の中は日本も世界もますます難しくなって行くように見えます。

私には、この日本のこともそして世界のことも、全く先が見えません。
一つ言えることは、単純に明るい未来を信じることなど、到底出来ないということです。


良くも悪くも、人間次第、私次第そして貴方次第。


子や孫たちの未来に負の遺産ばかり残さないために、今自分たちに何が出来るか、それだけですね。


明日は定休日で、久しぶりに完全休日をいただけそうです。
この機会に、この一年をじっくりとふり返ってみようと思います。
そして、来る年のことを占ってみようと・・・。


 


ところで、全く何の脈絡もありませんが、先日いわきで素晴らしい演奏を聴かせてくれた、Catriona McKay が作った名曲「Swan LK243」。 
コンサートでは演奏されませんでしたが、サイン会をしている横で私の友人夫妻「フェアリーランド」が演奏して、作曲者本人をいたく感激させたのでした。

そしてこれは、Catriona 自身の演奏が聴かれる、素晴らしいセッションのビデオです。



 


追加更新


ライヴ情報です。
件の友人夫妻、フェアリーランドが出演するコンサートがあります。
お近くの方、ご都合のつく方、ぜひご来場を!



画像クリックで拡大します。


   食工房からお知らせ

今週のクッキーは、ジンジャークッキーです。
今週のマフィンは、ココリスとそば粉マフィンです。

 

忙中緩

さすがにくたびれて、今日は造り仕事を休みました。
昨日焼いたシュトレンを粉糖で化粧したり、ハーフカットを造って出荷の用意をしたり、明日のクッキー焼きの準備をしたりしていました。
これだけでも細々と体を動かしてはいるのですが、緊張感はオーブンが稼働している時とは全く違って、至って緩やかに感じます。



大人も入れる大きさのかまくらの前には、
雪だるまちゃんと雪だるま子ちゃん。



一仕事終えた頃、四男一家が訪ねて来て(実は昨日も来ていた。)、庭にかまくらを作るというので、一緒に雪遊びをしました。
いくつになっても、雪遊びは楽しいものですね。
6歳になった孫(男子)の元気に圧倒されながら、童心に帰ってはしゃいでいる私でした。


 



先日作りかけの雪囲いが完成したところです。



屋根から落ちた雪が、早くも1mを越すほどに
カサが上がっています。



表の門まで、コの字型の通路を確保しています。



中から見たところ。


ついでに、家の周りの雪囲いを点検。
「抱き」と呼ばれる二棟続きの屋根の谷間から、巨大な雪の山がせり出していて、早く落ちてくれればいいのですが、このまま降雪が続くと雪下ろしをしに屋根に登らなければなりません。


そのことを想定して、早くも積み上がった圧雪をさらに平らに固めて、梯子をかけるための土台を作りました。


まあ言ってみれば、雪はイベントですね。
対応せざるを得ない非日常に、気をもむのを通り越して何だかワクワク楽しい自分がおかしくて、思わず笑ってしまいます。


 


ここ数日食工房では、雪の日2倍ポイントプレゼントが適用になり、時節柄高額なお買い物をされた方は、あっという間に満点に近づいてうれしそうでした。


さてさてあと一週間と一日で、今年の営業も終わりです。
シュトレン好評のおかげで、どうやら売り上げもラインに届きそうです。

こうして今年また無事に年が越せそうなのも、一重に皆さまのご愛顧のおかげと感謝申し上げます。
あと一息、どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

やっと一息


この他、見えていないところにもパン、パン、パンの山。


どうやら峠を越えました。
一昨日のパン焼きは、昨年同期に仕込み量の最大を更新した時と同じ量。
一時、作業場はパンの山に埋もれそうになりました。
これだけ数量が多いと、焼くことよりもあとの切り分けや袋詰などの方が、気分的には疲れを感じます。
まあでも、今回のようにいきなり大量だったり、かと思うとパンこね機械に掛けられる最低量ギリギリの少量だったり、どんな時にも柔軟に対応出来るようにはなりました。



すでに何度か除雪車が通りました。
積算降雪量は、約1m程でしょうか。
一日毎に締って沈んで行きますが、
それでも新雪の中に踏み込むと、
大方腰まで雪に埋まります。


さて、ちょうど忙しくしている間に、当地ではこれまたいきなり連日のドカ雪大雪で、あっという間に辺りの風景が一変してしまいました。
もう畑に行っても、ネギ一本抜いて来ることは出来なくなりました。
沢山の大根と白菜が雪の下・・・。
第一、畑に辿りつけません!って。


そして朝は先ず、家の周りの除雪が仕事になりました。
これまた、いきなり一気に運動不足どころではなくなりました。
ただし、あまり急に酷使すると、何とか腰になったりして後々不自由になったら困りますから、少しずつペースを上げるように気を付けていました。
それでも、効きますね・・・。
年齢を考えて、無理せずかと言って緩めず、ちょうど良いくらいの負荷というのが、これが難しい・・・。


今家にいる長男が、仕事が休みだというので、昨日今日は除雪に一役買ってもらいました。
おかげで私は、少なくとも無理をしないで済みました。


まあ何と言うか、辺りが白くなって、やっと落ち着きました。
冬ですからね・・・。
どかしてもどかしても、降ればまたキリのない除雪作業ですが、これがまた無心になれるのですね。
妙な快感さえ感じます。
そして何より、雪はきれいです。
この世の不浄を全て覆い隠して、皆真っ白にしてしまう・・・。


雪が落ちて来る様子を眺めていると、これまた時間の流れが止まってしまうような気がするのですよ。


さてあと一日か二日で、そこから先は少しペースダウン出来そうです。
おかげさまで風邪も引かずに済みそう・・・です。
(「まだまだ分からん!」と陰の声。)


シュトレンが大好評で、来週もまた番外追加製造予定してます。

明日から超多忙

やはり、今週にご注文が固まってしまいました。
明日のパンの仕込みは、昨年新記録をマークした時と同じ量に。
実はそれ以上だったのですが、オーブンが回らないことが予想されたため、土曜日に振り分けました。
その土曜日は、今年最後のシュトレン仕込みも予定しています。
もしそれで足りない時は、来週もう一回。
クリスマスを過ぎてしまいますけど、越年長期熟成仕様で、年が明けてから販売することも考えています。


さてさてそんなわけで、多分明日と明後日のブログ更新をお休みいたします。


それから、先日のいわき市でのAltanのコンサートのレポートを、主催者のホームページ上でご覧になれますので、ご紹介しておきましょう。
 <こちら> いわきでのコンサートのレポートは12/6
そして <こちら> は、佐藤英輔さんという方の、詳細なレポート。

当日、何度もアンコールがあり、その最後に演奏してくれたのはこの曲でした。


それでは、どうぞお楽しみください。