皆さまご存じの通り、本日、東京電力の正式な見解として、原発事故の収束までの時間的な見通しが示されました。
これで私たちとしても、今後への対応を考える根拠が得られたことになります。
とは言えこれは、決して楽観出来る見通しでも何でもなく、大変厳しいと言わざるを得ません。
放射線量が着実に減少傾向となるまでに3ヶ月、放射性物質の放出が管理され、線量が大幅に抑えられるまでにさらに3~6カ月程度かかる見通しだそうです。
逆に言うと、まだこれから3か月間はある程度の放射性物質が漏れ続けること、さらにそれから半年間は不測の事態が起こる可能性を排除出来ないということです。
大きな余震あるいは誘発による巨大地震の発生があれば、再び大きな損傷によって手が付けられなくなるかも知れません。
また予想しない困難にぶつかって、スケジュールが大幅に遅れる可能性もあります。
それでもまあ順調に運んだとして、今後どの程度の放射性物質が放出され、どのくらいの範囲に汚染が広がるのか、ある程度正確な予測が出来ないものでしょうか。
多分ですが、ここ会津でも場所によっては危機的状況が生じる可能性があると、私は思っています。
やはり、個人的に測定器を入手して、ローカルな放射線の測定を実現したいものです。
またもっときめ細かに土壌や農作物の汚染度を検査する体制を整備するよう、行政に要求することもして行かなくてはならないと考えています。
放射能との付き合いは、まだまだこれから先が長いのです。
今は福島だけがまるで被爆地のような扱いですが、いずれそのうちに日本中が要警戒地域になると思います。
そうなった時に、食工房のパン造りにどんな意義が見出せるでしょうか。
そのことは今のうちから考えておかなくてはならないと思っています。
ご来店ありがとうございました。
本日も、多数の方にご来店いただきました。
パンも次々売れて、新発売のたまねぎパンは早々と売り切れてしまいました。
おかげさまで、毎日忙しく仕事させていただいております。