3月の事故後から4ヶ月間に、福島に降った放射能、セシウム683万ベクレル。
先日は、こんな伝え方に一言申し上げました。
文部科学省は、事故以前から全国各県にモニタリングポストを設置して、毎日大気中から地表に降り落ちて来る放射性物質の量を観測していました。
今回の大事故が起こるまで、私などはそんな情報の存在すら知りませんでしたが、3月以来ほぼ毎日のように気にして閲覧しています。
しかしいざ事故が起こって見ると、各県一ヶ所というのはいかにも大まか過ぎることが分かります。
福島県のデータは、通常福島市で測定されたデータを発表していて、定時降下物のページでは3月の事故直後一時計測不能のためとしてデータがありませんが、3月27日以降はヨウ素とセシウムについてデータが発表されています。
ところで、683万ベクレル毎平方メートル(Bq/㎡)という数字がどうやって出て来たのか、これが今一つよく分かりません。
また私が疑問に思うのは、福島県を代表するデータとして、何故直近の大熊町の突出した数字を出して来るのかということです。
では福島市ではどうだったのか、それも知りたいですね。
この9ヶ月間、情報は隠されるかあるいは何らかの意図を以て発表されるかのどちらかでしたから、そもそも私たちは、もう何も信じられないという状態にあるのですね。
私たちは、出て来る数字にもう一つ推測を働かせて、それがどういう意味があるのか自分で考える、そんな次元でしか状況を知り得ないところに置かれているのです。
この科学の時代に、情けないですね。
欠けているのは情報ではなく、良心じゃないかと思います。
今朝の食工房前の風景です。
雪です。
今朝は初めて除雪車が出動しました。
家のまわりの人力除雪も出動です。
朝の一時、一運動して調子が出ました。
そして今日の仕事は、今シーズン最後のシュトレンでした。
それも一挙に54個を仕込んで焼き上げました。
これが、最後にして最高の出来となり、良い締めくくりとなりました。
あとはまた来年です。