月別アーカイブ: 2013年1月

穏やかな晴天の下


遠くに白く見えるのが、飯豊連峰
道路に雪がないのも、お分かりになると思います。
 


今日の会津地方は、穏やかな晴天に恵まれました。
風も無く、一点の曇りも無く、快晴の一日。

早朝からパンを仕込んで、午後にはすべて焼き上げて、その後まだ明るいうちに配達に回りました。
外は、本当に気持ちが良く、清々した気分になれました。

往路、後ろを振り返ると、飯豊の山々がクッキリと稜線を見せてくれていました。

3月頃にはよく見られる風景なのですが、1月の今頃にはちよっと珍しいかも知れません。
カーラジオをつけると、今日は3月下旬の気候だと告げていました。

道路も、昨日の好天の下、徹底的に除雪したらしく、全く雪がない状態。
おかげで、ほとんど夏と同じスピードで走れました。

それでまた自慢ではないのですが、山都町内の道路は中でも特に除雪が完璧です。
若松市辺りからいらした方は、たいてい先ずその状況に驚かれます。
警戒して来たのに、こちらの方がかえって走りやすかったと。

そんなわけですから、お天気さえ良ければ、どうぞご心配なくご来店ください。

さて、うれしいことが一つ。

件のプリンター・・・、インクを純正品に換えて試したら、どうやら回復したようです。
侮れませんね、純正品。
これからもしっかりメンテして、使い倒したいと思っています。

そんなこんなで、1月も今日で終わりです。
明日から2月。

パンだよりが出来てません。{/悲しい/}

プリンターが・・・

導入して間もなく4年のプリンターが、調子が悪くなって困っています。
インクジェット式のもので、主に宅急便の送り状の印刷に使用中。

以前は、何から何までこれでやっていましたが、カラーレーザー導入後は出番も少なくなり、それなりに寿命は延びると思っていました。

それが先日のこと、うっかりと言うかどうしてなのか記憶が無いのですが、インクを切らしたまま印刷を続けていたらしく、否、その前に警告が出るはずなのですが、どうも純正インクじゃなかったのが仇になったか、いきなり印刷がかすれだしました。

で、新しいインクを入れて復旧するかと思ったら、これがどうも上手くありません。
ヘッドクリーニングをしても、完全復旧は成らないようで、いやはや参りました。

ひょっとすると部屋の寒さとインク(社外品の最廉価品)の性能のせいもあるかも知れないと考え、明日、純正インクを買って来て再度挑戦です。
それでダメだったら、プリンターヘッドをやってしまったかも知れず、下手をすると買い替えです。

うーむ・・・、こんなドジな機械の壊し方をするのは、悔しいことこの上ありません。
インク代をケチって、プリンター壊したんではねェ・・・。
こんなつまらないことに時間を費やして、そのせいでいろいろと意欲を削がれて、以後肝に銘じて同じ轍を踏まないよう誓います。

やれやれ・・・。

食工房、明日はパン焼きです。
皆さまのご来店、お待ちしております。

除雪に明け暮れた一日

昨日は、営業日でしたから仕事の合間を縫って、それから仕事が終わってから、何だかんだと除雪に追われました。
そして今日という今日は、朝から一日中夜までかかって、つい先ほど一応の作業を終えました。

次第に溜まった軒の下の雪の山が、少しの落雪で直ぐに軒に届くようになっていましたので。
時間が十分あれば、しばらく手を出さずに済むくらい思い切って下げることが出来るのですが、いつもそこまでやり切れないで終わってしまいます。

それでまたこの冬の雪がやっぱり多いものですから、今日は北側の屋根の雪が落ち切れずに残ったまま軒を塞ぐ格好になってしまいました。
台所の換気扇も出口を塞がれて、排気が出来ない状態に。

とにかく家の周囲の軒下が皆こんな状態なのですから・・・。

今日は先ず、落雪で塞がっていた母屋の玄関を掘り出して階段を付け直しました。
それから、裏手の換気扇がある側の落雪を片付けて・・・。

「春が来れば、必ず融けて無くなる。」のではあるのですが、それでもただ放っておくわけに行かない場面も多々あるわけで、融ければただの水なのに・・・と思いながら、黙々とその雪を片付けていると、何だか禅の修行の趣きです。

こう言っては何ですが、この非生産的である意味全く無駄な労働が、私は本業のパン焼きより好きかも知れません。

それにしても疲れました。
体中筋肉痛です。

でも、自慢じゃありませんが、腰を傷めたりはしませんよ。
その辺は、加減しています。
何しろ華奢な体つきですから、細く長くなら何とか勤まるのです。

さてさて、あとはもう何もする気になれません。
風呂に入って、寝るだけ!

束の間の晴れ、除雪に追われ・・・

朝、今日も雪かと覚悟していましたが、予想に反して青空が見えました。
日中、明るい日差しが雪を融かし、屋根の上からは70~80cmの厚みの雪が、次々となだれ落ちました。
店の前の道路も、大量の落雪で二度通行不能になり、除雪に追われました。

昨年、2月にも同じように道路を塞ぐ落雪がありましたが、<こちら> 
今回は二回に分けて落ちたので、下の娘と二人だけで片付けることが出来ました。

それで予定していた「カフェクラブの集い」は、私が除雪にかかり切りになりましたので、ワークショップは全てキャンセルして、単なるお茶会にしていただきました。

それにしても、完全に豪雪の様相です。
いつも屋根に上る時に梯子をかける場所にしている雪山は、今はもう軒に届きそうなほど高くなり、その上に立つと一またぎで屋根に足をかけられる状態です。

もうこれ以上落ちる場所がなくなると、いろいろと困ったことになりますので、雪を移動して雪山を低くする作業もやりましたが途中で暗くなり始め、その後はしばらくヘッドライトの明かりを頼りに作業しなくてはなりませんでした。

夜になってやはりの予想通り、家の玄関の側の屋根の雪が落ちて、戸が開けられなくなっています。
さすがにこれは、明日ですね。

お疲れ様でした!

ではでは。

またしても大雪の中

今日も一日雪。
しかも朝すでに50cmを超える積雪。
風もありました。
平地は猛吹雪。

それでも停電などのトラブルはなく、いつも通りにパンを焼きました。
酵母は、何事もないようにいい調子で発酵してくれましたし、次々と香ばしいパンが焼けました。

何件か発送のご依頼もいただいていて、荷造りをしていたところに宅急便のドライバーさんから電話が入りました。
この雪の影響で、翌日配達は請け負えないとのこと。

やっぱりなー・・・と思いましたが、こればかりは仕方ありません。
結局は出荷しましたが、着くのは明後日になりそうです。

そして私も、吹雪の中を納品・配達に出かけました。
昨日も雪の中を走りましたが、今日のはちょっとレベルが違いましたね。

時々真っ白になって全く何も見えず、立ち往生するしかないくらい、凄まじい瞬間が何度もありました。
除雪も間に合ってなくて、ラッセルしながら行くのですが、車重が軽くエンジンも非力な軽自動車なので、進みきれなくなったらどうしようかと、少々不安になる一コマも・・・。

でも街に着くと、店は皆開いているし人も歩いているし、人間活動ってスゴいなー・・・と、妙に感心してしまいました。

帰り道は、すっかり暗くなってしまいましたが、無事帰宅。

明日もまだ雪が続くようです。

この分では、記録に残る豪雪の冬になりそうな気がします。

しかし、食工房は明日も平常通り営業しております。
ご来店、ポイント3倍に・・・。

明日は、「カフェクラブの集い」ですが、果たしてどうなりますことか・・・。

一転して吹雪

一昨日そして昨日は、春が来たのかと思うような穏やかな晴天で、雪もグングン融けていました。
1月の下旬という、一番寒くて雪も降り続く頃に、長続きするわけはないと分かっていても、これほど暖かいというのはちょっと異常な感じです。
それに昨日の夜は、雨が降っていました。

そして予報で分かっていたとは言え、今日は朝から雪になり、日中かえって気温が下がり続け風も出て来て、そのうち猛烈な吹雪になりました。
減り始めていた雪のカサも、あっという間に増え始め、たちまち除雪車出動となりました。

今日は午後からこの吹雪の中を、納品のため会津若松方面に出かけました。
全く凄かったですね。
でも、白一色何も見えない風景の中を走るのは、悪い気分ではありませんでした。

それにしても、こんな状況でも安全に走れる道路施設とその維持管理、そしてまたその上を走る自動車の性能とタイヤの能力、運転技術も少しは貢献しますが、すべては多くの人の働きによって成立しているのですね。
途中、何台もの除雪車と行き合いました。

おかげさまで全く無事に、所要時間も夏場より少し長いくらいで往って帰って来られました。
感謝感謝!

食工房、明日はパン焼きの土曜日です。
お天気は良くなさそうですが、ご来店お待ちしております。
もし吹雪の中を・・・ということになりましたら、ポイント3倍にいたします。






  GIMYさん、イベント出店のお知らせ

先日からお取り引きが始まったばかりの、会津坂下町の万事屋GIMYさんです。
今日、納品にうかがった時に教えていただきました。

明日(1月26日)、新潟県三条市で開催される、「三条マルシェ」に出店されるそうです。
食工房のパンと焼き菓子も数種類販売してくださるそうなので、この場にもご案内申し上げます。

詳細は<こちら>をご覧ください。

お近くの方、この方面にお出かけの方、お立ち寄りいただければ幸いです。

只今、送料割引期間中です

1月と2月の2ヶ月間、通販ご利用の方の送料を割引きサービスしております。

通常、ご注文金額3000円以上から半額のところ、3000円までの範囲はご注文金額に関わらず送料が半額になります。
さらに、通常5000円以上で送料無料のところ、3000円以上で送料無料となります。


遠方からのご注文で送料のご負担が大きい方、ちょっとお試しに少量のご注文をなさりたい方、どうぞこの機会をご利用ください。

なお、当面3月からを目標にネットショップの開店を準備しております。
後々、代金のクレジットカード決済などもご利用いただけるようになる予定です。

通販のご利用、今後ともよろしくお願いいたします。





「カフェクラブの集い」・・・詳しくは <こちら>

毎週水曜日、コーヒー焙煎

定休日二日目の水曜日は、いつもコーヒー焙煎をしています。
そのために、先んじて営業日に合間を見つけて、例の悪豆拾い(選別作業・ハンドピック)をしておきます。
今日は、5つの銘柄のミディアムローストと1銘柄のフルシティーロースト、フレンチローストをやりました。

焙煎仕事も、もうかれこれ24年近く続いています。
尤も、本式のコーヒー屋と比較すれば、仕事量は微々たるものですが、持ち前の研究心で経験値は高いと自負しています。

自惚れになっては見っともないので、いつも成果は割り引いて受け留めるようにしていますが、概してお客さまの評価は悪くありません。
もう少し積極的にプロモーションすれば、売り上げも伸ばせると思うのですが、二足のわらじを履くにはいかにせん時間が足りません。

パン屋もいい仕事ですし、コーヒー屋もまたいい仕事です。
いや、他のどんな仕事だって、それぞれいいとろこがあり、やりがいを感じられるはずだと思っています。

話が逸れましたが、焙煎しながらいつも思うことは、このコーヒー豆を如何にして炒り立てのうちに手渡して、そしておいしく抽出していただくかなのですね。

おいしいコーヒーの条件として、豆が大事、水が大事、挽き方が大事、いやいや抽出だよ、ペーパーだネルだ否サイフォンだ、まあそれもこれも皆大事には違いありませんが、私の見解は、まずは良い生豆に出合うことが一番と申し上げます。

焙煎も大事ですが、農産物として一植物の種子として、良好な品質を備えている生豆は、然るべく焙煎され抽出されてカップに注がれた時、文句なく最高のパフォーマンスを見せてくれますから。
そこを見抜く力が大事ということになります。

でも、この部分は皆さまは関われない部分なので、ひとえに私に負わされた責任ということになります。
悪豆拾いから焙煎まで、これが私の守備範囲です。

誇りと自覚を持って、続けたいと思っています。
どうぞよろしく。


おいしいコーヒーのいれ方 <参照>





「カフェクラブの集い」 のご案内

1月27日(日) 午後1時頃より終了随時

参加費 お一人1000円

おいしいコーヒーのいれ方をマスターしていただきます。(実習あり)
いろいろな銘柄のコーヒーの試飲と焼き菓子の試食(アニスシードケーキ)


お問い合わせ、お申込み、お待ちしております。
ただし、予約なしで来ていただいてもかまいません。

八重の桜

地デジ難民の我が家では、テレビ放送は受信出来ません。
テレビは見ないで過ごしています。

でも、今年話題の大河ドラマ「八重の桜」がどうしても気になって、NHKオンデマンドを契約して見始めたところです。
会津がどのように捉えられ語られているか、全国の多くの方々の目にどのように映るのか、それが少なからず気になりますから。

で、冒頭から出て来ましたね。
「ならぬことはならぬ。」と。

この言葉に、会津の人々は、少なからず誇りを持っているような気がします。
会津若松駅前や街角のあちこちに、この言葉を記した塔や看板が立っていますから。
まあしかし、ドラマを見ていても分かることですが、そんなことで黙って引き下がらないのもまた会津人なのかなと、思う土佐生まれの私です。

会津で一番の美徳とされるのは、多分「忍耐」だろうと思います。
前にも申し上げたかも知れませんが、雪に閉じ込められる冬の季節の厳しさが、この価値観を生んだのだと思います。
どんなに厳しくても、春になれば必ず融けて消える雪。
耐えて待っていれば、春はやって来ると、その約束が果たされなかったことは無いのですから。

余談になりますが、土佐の高知ではどうか・・・。
当事者の私なのですが、今一つピンと来るものがありません。
他所の方がご覧になれば、かえってよく見えることなのかも知れません。
まあ敢て言うなら、「臨機応変」というところでしょうか。
会津とは、全く対照的です。
そしてこれもまた、土佐の気候風土が生んだ気質だと思います。

さて、「八重の桜」を見ていて今一つ気になったのは、戦争を美化する空気が流れてはいないかということです。
もちろん、まだまだこの先のドラマの展開を待たなくては結論出来ないことではありますが・・・。
筋書き上「八重」をヒロインとして扱う以上、戦争の悲惨さや武器の非情さにスポットが当たることは、ほとんど少ないだろうと思います。

ドラマの中でも出て来ましたが、軍艦や大砲や銃などの圧倒的な力に、あこがれや興奮を感じ、好奇心を抑えられないのは、子どもや若者の特質と言うより人間本来の特質かも知れません。
一方、その趣くままに突き進んで来た結果が、原発の爆発だと思うのは私だけでしょうか。

それからもう一つ余談になりますが、アメリカはすでにこの時代から、海外に向かって覇権の手を伸ばしていたのですね。
ペリーのやったことは、どう見たって脅しですから。
それが外交というものだよ!と言われるかも知れませんが、ちょっと違うのじゃないでしょうか。
今や、世界に向かって欲望を膨らませるだけ膨らませたアメリカは、世界中を食いつぶして、自ら諸共この世界を滅ぼしてしまうのではないかと思えますから。

話しが逸れましたが、この一年間「八重の桜」は、会津の絶大なる広告塔の役割を果たすのでしょうね。
そのこと自体は、会津にとってはありがたいことですが、もしかしてその代償が戦争美化のダシというのではたまりません。
再び自民党の政権になって、国防軍や徴兵制の話も具体性を帯びて来そうな気配ですから。
もし、「八重の桜」がそのための伏線の役割を果たすことになるしたら、とてもとても嫌なことです。

尤も、私などが戊辰戦争の真実を知る由もないのですが、会津には地域の歴史を丹念に堀り起している方が少なからずいらっしゃいます。
最後に、ある方のブログをご紹介して、終わりたいと思います。

菅家博昭さんの「記憶の森を歩く・2013」より、<野尻組の会津戊辰戦争>

アニスシードケーキ試作中


カテゴリーとしては、シュトレンと同じパンに類するものになります。



今日、お見せ出来るのは、ここまで。仕上がりはお楽しみに、ということで。


今までに、幾つかのバージョンで製品化して発売もしているのですが、今一つインパクトに欠けるところがあるのか、多くの方のハートをつかむことが出来ません。

何と言ったら良いのか、風味だけではダメなんですね。
見た目も含めた全体的な雰囲気を大切にしなくては、ケーキのパフォーマンスとしては合格点をいただけないと言うことでしょうか。

先日から、試作を続けています。
今日は、酵母発行生地バージョンを試作しました。

シュトレンのイメージで、ドライフルーツとナッツを入れますが、文旦ピールは使いません。
私が、アニスの香りの一番の特長だと思っている、気品と重厚さを生かしたいからです。

そして、アニスシードそのものの他に、アニスシードを漬け込んで自家製したリキュールも使って、香りには特別こだわっています。

形は、パウンド型に詰めて、他の何種類かのケーキと同じにして見ました。
でも、最後の見た目の仕上げをどうするか、ここが目下一番の悩みなのです。

いくら見た目が良くても、風味の完成度を壊すような仕上がりになっては困りますから。
まだまだ試行錯誤が続きそうです。

とりあえず、今度のカフェクラブで、試作品何種類かを試食していただこうかと思っています。

どうぞお楽しみに、ご期待ください。