ここしばらく、皆さまにはミディアムローストあるいはやや浅い煎り加減のコーヒーをお勧めして来ました。
世の中では、コーヒーのサードウエイブ到来!と、それまでの深煎り志向から浅煎りへと志向が変わりつつあります。
そんな流行り廃りに流されたわけではありません。
前にも申し上げたと思いますが、浅煎りの方が生豆の素性がより顕著に反映されるので、それだけ生豆の選定がシビアになります。
どちらかと言うと深煎りはごまかしが効く、とも申し上げました。
しかし、やはり素性の良い豆は、浅煎りでも深煎りでもいい味を出すことに違いはありません。
食工房は、焙煎を始めた当初は、深煎り志向でした。
私も、そして多くのお客さまも、酸味がない方が好みに合っていました。
七輪に炭火を起こして、金ザルで焙煎していた時も、二はぜが終了するまでしっかりと焼き込んでいたものです。
今思い出しても、あの頃のコーヒーもおいしかった・・・。
ここに来て、またいろいろと勉強していますが、生豆の特質に合った焙煎という考え方もあるのですね。
浅煎りコーヒーのフルーティーな酸味も、もちろんいいのですが、強烈なロースト香の深煎りコーヒーもまたいいものです。
これからは両方揃えて、皆さまのお好みに合わせてお勧めして行こうと思っています。
今週は、深煎りコーヒーの試飲もあり、かも知れませんよ。
さて、明日からしばらく寒い日が続くようです。
雪も降るようです。
雪の中、押してご来店ください。
ポイント2倍です。