日別アーカイブ: 2016年1月26日

エゴマ、販売します。

エゴマ

エージレスパック(脱酸素包装)していますので、未開封で2年間保存可能です。


エゴマ

生の状態ですので、軽く炒ってお使いください。

エゴマをご存知の方、沢山いらっしゃると思います。
別名「じゅうねん」とも呼ばれ、福島県ではよく知られた作物です。

良質の油が絞れるので、搾油用と認識されている一面もありますが、ゴマの代用としてほとんど何にでも使えます。
昔は、エゴマの油を灯明用として使っていたと言います。
すすが出ず、明るい光を放つなど、優れた性質があったのでしょう。

時代が変わって近頃は、健康食として注目されるようになりました。
食工房では、「じゅうねんロール」に使っているのは、先刻ご承知の通り。
食工房で使っているエゴマは、地元山都町の一ノ木地区の農家さんが作ってくださったものです。

皆さまも知っておかれたら良いと思いますのでちょっと触れておきますが、エゴマはしそ科の植物です。
見た目は青ジソにそっくりで、実も大きさが少し大きい以外は全く似かよっています。

栽培自体はそれほど難しくないようですが、収穫とその後の調製に手間がかかることは、特筆に価します。
何しろ粒が小さいし、軽いし、注意していないと散らばってしまうし、ゴミも混ざりやすいのです。

エゴマの実の表面には細かい毛が生えていて、先ずこれを取り除かなくてはなりません。
水で洗うのだそうですが、洗って乾かしてを3回繰り返すとか。
乾かす時は何の上に広げるのかと思ったら、ゴザを使うそうです。
それらの手間を想像しただけで、頭が下がります。

そして、エゴマは一年過ぎると発芽率が極端に悪くなるので、毎年必ず蒔いて種だけでも更新しておかなければならないそうです。
エゴマは、大変ローカルな作物で、農家さんそれぞれに自分の種を持っていて、それを代々継いで来たりしているのですね。
ですから品質もまちまちです。
また、しそ科の植物は交雑しやすいので、畑も紫蘇を植える場所から離れた別な場所にするなど、気を使っているそうです。
その一の木地区の農家さんでは、奥様が嫁入りの時に実家から持って来たエゴマの種を、以来ずっと作り続けているのですが、そのエゴマがとても素晴らしいのです。

たいていの場合、エゴマは炒ってから食用にしますが、こちらのエゴマは加熱し始めると先ずスィートバシルに似た香りが上がって来ます。
さすがしそ科の植物と感心しますが、炒り初めにバジルの香りを出すエゴマは、私は他には知りません。

そして炒り上がって来ると、今度はゴマとはまた違う、とても香ばしい香りが上がって来ます。
食べると、何とも絶妙な旨味があってクセになります。

じゅうねんロールをつくる時、作業台のすみなどにこぼれているじゅうねんを見つけると、一粒残らず拾って口に入れてしまう私です。
そのくらいうまい!です。
プチプチと口の中で軽く砕けて行く食感も、これが心地良くてたまりません。

さて、そのエゴマですが、食工房で使い切れないほど沢山収穫していただきましたので、小袋に詰めて販売してみようということになりました。
エージレスパック(脱酸素包装)してありますので、未開封なら2年くらいは十分保存可能です。

お使いになる時は、油を切ったフライパンなどで軽く乾煎りします。
ご飯のふりかけに、荒く砕いて各種タレの類に混ぜる、クッキーやかりんとうなどお菓子づくりに、まあ使い道はいくらでもあります。
そして皆さますでにご存知の通り、栄養価の高い健康食品です。

長々ご紹介しましたが、早速売り出しますので、ぜひご利用ください。

エゴマ(じゅうねん)70g1袋 300円(税込み)

オンラインストアでもご購入いただけます。