酵母が発酵する時、熱を出すことは前から知っていました。
しかしそれがどのくらいの熱量なのか、数値的な把握はしていませんでした。
そもそも小さい容器の中で発酵している酵母の出す熱など大したものではなく、自己発熱で酵母が死滅するなんてことにはならないと思っていました。
しかし昨日、温度計を使って外気温と容器内の酵母種の温度を、継続的に測ってみました。
すると意外なほど激しく発熱していることが分かり、ちょっと驚きました。
だいたい外気温より10℃くらい高い温度を維持していたのです。
これでは、真夏でなくても冷却が必要になる状況があるだろうことは、想像に難くありません。
昨年、酵母種の調子が悪くなった原因の一つは、自己発熱による過発酵だったかも知れないと考えています。
やはり経験と勘だけでは、片手落ちですね。
科学的、数値的把握は、是非とも必要です。
ま、ここで自慢しても始まりませんが、このところパンの風味が良くなったと自負しています。
つまり、酵母の状態が良いということですね。
なおますます努力は惜しみません。
研究、研究、勉強、勉強。
知るは楽しみ、向上は喜びですから。