今のところ、目の前に現れてはいません。
先日の熊の気配も、遠のいたままです。
しかし、隣接する集落では熊、猿、猪、鹿、カモシカなどが目撃されており、農作物の被害も出ています。
ライ麦の作付をお願いしている沼ノ平地区の方が、猿がライ麦畑を荒らしに来たと報告してくれました。
ライ麦はノゲが長くてチクチク刺さるので、今までなら猿は手を出さなかったのです。
いよいよライ麦にまで手を出すのは、頭数が増えて食う物が足りなくなって来た証拠じゃないかという話です。
50頭からの猿どもが、一斉に畑に入って行くのだそうで、食べられずに残った作物もめちゃくちゃに踏み荒らされて、見るも無残な光景になってしまうそうです。
そして花火を鳴らしても、ほとんど動じることもなく逃げなくなったとか・・・。
厄介なことになって来ました。
わが藤沢集落は、際どいところでせめぎ合っている状況なのではないかと想像しています。
侵入されたらおしまいだと思っていますから、近隣の状況を聞いてからというもの、にわかに緊張感が高まっています。
何しろこっちは、言ってみれば丸腰ですから、何とか頭と手を使うしかないのですね。
この後十年も過ぎて、人口減少と高齢化がさらに進めば、このあたりは人の住めない場所になってしまうかも知れません。
その時は、もっと街に近いところが最前線になるだけですが・・・。
いずれにしても、呑気に構えているわけには行かなくなりました。