Windows10移行、その後

思いがけないトラブルで、いささか気落ちした数日間でしたが、本日、ほぼすべて解決し復旧しました。

トラブルの最中は全くひどいものでしたが、少しずつ原因を特定しながら対策していくうちに、コンピューターという高度な機器のとんでもない弱点が露呈しました。
あまりにも初歩的かつ原始的というか物理的なことなのですが、それは電気的な接点です。
例えば、ケーブルのコネクター(差込口)とか、メモリーや各種ボードのコネクターなどです。

今回全く油断していたと言うか、気にも留めていなかったハードディスクの通信ケーブルのコネクターの一つが、非常に微妙な接触不良の状態だったことが分かりました。
そのおかげで、いろいろなプロセスが遅かったり、順調に進まなかったり、支障が出たりしていたようです。
差込みを数回やり直してしっかり接続したところ、今までどうしても直らなかったエクスプローラーの不調が直りました。

そしてあと一つ重要だったのは、ミラーリングを設定していたデータディスクの再同期が完了出来ないまま、何度も強制終了を繰り返しその度にまた再同期をやり直すというプロセスがバックグラウンドで進行していため、他の作業が割り込むとすぐにフリーズするという悪循環になっていたようです。

もちろんこのことにも、ケーブルの接触不良が、大きく一役買っていたことは間違いありません。
セキュリティーのためのファイルスキャンなども出来ませんでしたので、一時はウィルスに感染したのではないかと、不安にもなりました。
結局OSの再インストールしかないか・・・と、相当がっかりしていたのです。

それでも昨日の夜までには、何とか基本的な作業は出来る状態になり、正常にシャットダウンと起動が出来るようにもなりました。
ただ、動画再生が不調で音声だけ・・・とか、ファイルそのものを読み込まないとか、いくつか不調は残っていました。

そこで今日は、PCを起動した後何も作業せずに数時間放っておきました。
そうしたところ、データディスクの再同期が完了し正常な状態になりましたので、いろいろ確認してみたところ、ずい分動きがスムーズになっていました。

そこで今度は、もう一度グラフィックボードを装着して、デュアルディスプレー環境の復旧を試みることに。

まず作業の前に、トラブルに備えてデータディスクのミラーリングを解除しました。
そうしないと、うまく行かなくて強制終了もやむを得ずとなった時、また再同期が走り出して厄介なことになると思ったからです。

結果から言えば、画面は安定しており、動画も再生出来るようになりました。
多分、あとはもう問題ないと思います。

この後は、もう一度データディスクのミラーリングを設定します。
これで不調が出たら・・・、まあ無いとは思いますが、また悩まなくてはなりません。

しかしそれにしても、ケーブルコネクターの接触不良が一因だったとは・・・。
でも、そういうトラブルは、結構沢山あるもののようです。
いろいろ他を疑う前に、まず接触不良を疑ってみることは、意外に重要かも知れません。

あぁ、これでWindows10への移行もすべて終わりました。

以上、ご参考までに。