投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

楽しいことしてますか?

先日、「知るは楽しみ、学びは究極の遊び」だって言いましたけど、本当に楽しいことというのは、芽生えてそして育って行くこと、続いて行くことそしてつながって行くこと、そんな実感を味わえることに尽きると思うのですね。
そういう実感を一度でも味わうと、もう世の中に氾濫している娯楽なんて、ちっとも楽しみなんかじゃないって分かってしまうのです。


そして一昨日カフェのことを書きましたけど、実は神奈川に知人がやっている素敵なカフェがあって(すでに、一度ならずご紹介しています。)、そこで開催されるイベントの楽しさと言ったら、そういった意味で、多分世界をリードしているという言い方が当たっているのじゃないかな・・・。
実際にはまだ参加したことはありませんけど、私はこの方たちのお人柄をよく知っているので、想像に難くはありません。


世の中にはいろいろな楽しみごとがあって、その中でも「ああ、いいな!」とうらやましくなるような人生の楽しみ方を次々と追いかけて来た人たちですが、最近になってやっていることは、ひょっとすると誰にでもすぐに出来て、そしてこの世で一番楽しいことかも知れないと気がついた私です。


疲弊した人の心、活気をなくしてしまった地域社会、未来を失ってしまったかのような国家、それでも夢を持てるとしたら、つまりここからですよ!と。
ここに来て、また何かやりたい意欲を、大いに刺激されている私です。


さてここでご覧に入れるのは、先日件のそのカフェで開催されたイベント・1day cruise の様子です。
(主催者のエピナールさんが、You Tube 上に公開しているものです。)



 


イベントのご案内などのページは、<こちら> からご覧いただけます。

お暑うございます


おかげさまで最近は、大分品揃えが良くなって来ました。
皆さまのご来店、お待ちしております。


いやー、暑い一日でしたね。
また一段と日ざしが強くなって、今日は30℃超えだったと思います。
もちろん食工房の作業場は、軽く30℃を超えていましたから。


暑いのは苦手と言う方は多いと思いますが、夏の暑さは健康維持上とても貴重な資源なのですね。
とりあえずでも動ける体なら、運動に努めて汗をかき、適度に水分を補給し、そして体に良い食生活を心がける、これが一番の健康法です。


ところで、暑さを払うには冷たい飲み物や食べ物よりも、案外熱いものが良かったりするのですね。
冷たい水をがぶ飲みするよりも、熱いハーブティーなどを少し飲む方が、ずっと効果的で胃腸を弱らせる心配もありません。
食べ物も同様です。
そして、しっかり顎を使って唾液を出して味わって食べるのが、どんな時でも基本ですね。
口当たりやのど越しの心地良さもたまにはいいのですが、それを目的に食べ物を選んでいると、まず健康に良いということはありません。


今日も3食パン食でしたけど、今日一番おいしいと感じたのは夕食の時、プンパニッケルの端切れにカマンベールチーズを添えて、シコシコと噛みしめた時でした。
他のパンも並んでいましたがそちらには手を出さず、わざわざもう2切れも所望したほど。
取り合わせに、熱々のワンタン入り中華スープでした。


そうそうそれでこの季節に、忘れてはならないのがカレーですね。
熱々のカリーソースに、火傷しそうなほどの焼き立てナンに溶かしバター、脳天まで突き抜けそうな、HOT&HOT。
そしてスパイスを効かせた、思いっきり甘いマサラチャイ(スパイス入りミルクティー)。
これが一番の暑気払いになるのですから、料理って全く素晴らしい・・・。
暑い時に熱い食事、食べている最中はフウフウ汗をかきかき、でも後の心地良さは、冷食では絶対に味わえません。


食工房のパン、暑い夏のお食事にもお役に立ちますよ!

カフェ新時代の予感

最近のカフェ流行りについてはすでに申し上げていますが、それにしても新規開業への意欲はなかなかのものです。
もはや一つの社会現象と見ることも出来るのではないかと思っています。
そしてそのカフェが、これから先何か社会的な役割を帯びるようになるのではないかと、そんな予感があります。

多くの方がご存じの通り、最近のカフェは、単なる飲食店のカテゴリーに収まらない多様な個性を持つに至っています。
ライブハウス、ギャラリー併設スタイルなどは昔もありましたが、今はもつともっと多様化していて、様々なワークショップイベントを展開するお店も登場しています。
名付けて「お勉強カフェ」なるカテゴリーも生まれつつあると、聞き及んでいます。


それはそれとしてその昔、やはりカフェは社会的に重要な役割を果たしていたと思うのですね。
その辺のこと、以前にも一度触れています。<参照>


この時代、電話がありインターネットがあり、ありとあらゆるコミュニケーションの手段情報伝達の手段があっても、やはり一杯のお茶を共にしながら直接顔を見ながらおしゃべりする楽しさは、他の物では代替出来ないのだと思います。
さらに、共にするのは単に一杯のお茶に止まらず、色々なものを共有出来る仕掛けも用意されているのですから、多くの人々が自分の好みに合ったコミュニケーションと共有の場を見つけられる可能性があるわけです。


今、学校でも会社でも、何と言うかコミュニケーション不全や共有拒否の雰囲気が少なからずあると思います。
その点カフェは、一杯のお茶代あるいは食事代、または参加費を払えば、あとは自分次第でどのようにでも関わりの距離感を決められる自由さがあります。


そんな間口の広さと、関わりの緩やかさは、かえって人が本来持っているコミュニケーションへの意欲や共有する喜びを喚起してくれるのではないかと思うのです。
これから先まだまだ、カフェ流行りは続くでしょうし、案外それぞれに成り立っていくのではないか、カフェ新時代の予感がふと頭の中をかすめた今日の私です。

たまには、ゆったりしたいもの

このところずっと忙しくて、たまにはゆっくりしたいと、今日久しぶりにそんな感覚に捕われました。
それも、体よりも頭の方が、です。
私、頭も体も多動症的性格なので、気を付けていないと電池が切れるまで走り続けるのです。
若い時は、いろいろ取り込み過ぎて荷が重くなって、遂に潰れるまで突っ走ったものですが、さすがに近頃は年の功と言うべきかあるいは無理が利かなくなったからか、体の使い方の加減は心得てきたように思います。
しかし頭の方は、体が動かない分逆にますます働くようになったかも知れないと思っています。
一人親方で自営業をやっていると、本当に何から何まで自分でやらなくてはなりませんから、それはもうある程度仕方がないことなのですけどね。


でも本当にたまにゆったりしないと、頭の中もPCがフリーズしたように固まってしまうのですね。
ディスクのデフラグ・・・、断片化した情報の欠片を整理して統合する、例えて言うならそんなことのためにも時間は割かなくてはならないのだと思います。


というわけで、あとは素敵な音楽を聴いて、絵や写真を眺めて、お茶を飲みながらホッと一息つきたいと思います。


それでは・・・。

人が居るということ

つまり人手があるということを言っています。

そうです、先日から家族以外の方に初めて食工房の仕事を手伝ってもらっています。
今のところパートタイムでお願いしていますが、限られた時間でも人手があるということは、思っていた以上に大きな効力が発揮されるものだと、何か新しい認識が開けて行くような感覚を味わっています。
作業場の中を良い意味の緊張感が漂って、予想以上に仕事がスムースです。

私にとって一番うれしいのは、製造に直接貢献することよりもむしろ片づけや掃除が行き届くことで、こういうことがきっと後々製品のグレードに良い影響を与えることになると確信しています。
食工房のパンやお菓子に、更に一層力強いエネルギーが込められるよう、スタッフの方と共に頑張って行きたいと思いますので、どうぞ皆さまのご支援ご愛顧よろしくお願いいたします。


 


  今週のクッキーとマフィンのお知らせ

今週は、わらいごまとどろんこクッキーを焼きました。
それ以外に、ジンジャークッキー、ナッツクッキー、コーヒークッキー、パタポン、くるみびすけっとの在庫があります。


マフィンは、シマリス君の朝ごはん、スィートハート、ココリスの三種類を予定しています。

今日も暑い一日でした。

 


麦畑通信・136 小麦全粒粉とオートミール入り


この二三日いかにも急に暑くなって、水分が欲しくなって仕方がありません。
それで一昨日、意識的に水分補給を心がけていたら、ちょっと水の飲み過ぎで胃が疲れた様子、昨日はうがいだけにして出来るだけ飲まないように気を付けました。
ただ水を飲んだだけでも消化器はちゃんと働くそうで、暑いからと言って水をがぶ飲みしていると、たちまち胃腸がくたびれてしまうのですね。


ところで我が家では、この暑さの下でもずっと三食パン食です。
この暑さで、さすがに水分が不足しますので、飲み物は十分に用意します。
朝は、カフェ・オ・レ、昼はハーブティー、夜はスープ、もちろんみそ汁もありです。
食後のフルーツとヨーグルトも欠かしません。
そのために、べこの乳でヨーグルトを手づくりしています。


そして、食べる量は本当に少ない。


以前の感覚だと、こんな量で間に合うわけがないという量ですが、毎朝の体操とランニングに続いて一日中立ち仕事をしていても、スタミナが切れるという感じはありませんから、案外足りているのだと思います。
第一、調子がいいのです。


それで以前連載した、「パンごはん」の特集記事をご覧いただこうと思いましたが、どれも寒い季節のものばかりで、この季節には今一つピッタリしません。


そこで思い立って、近々また「パンごはん」の特集をやろうと思います。
どうぞお楽しみに。

暑いです。雨、降りません。


ヤドリ木 2008年美坂高原にて


いやー全くどうかしてますね、この季節の移り変わり。
歳時記に出てくるような季節感は、もう無くなってしまったような感じがします。

梅雨時と思って来た6月の今頃、もう一週間余りも一滴の雨も降らず、毎日晴れ、また晴れ。
それでも気温は、今まではそんなに高くなかったのですが、昨日今日あたりでグーンと上昇し、今日は真夏の暑さを思わせました。

こうなるとパンやお菓子を焼く仕事は、ひたすら暑さに耐える我慢大会になります。
それでもそのおかげでパン生地の発酵はスムース、パンの出来は悪くないのでまだいいのです。

それより、畑の方が困ったことになっています。
これでは何も育ちません。


で、こんな日が続いていたかと思うと、案外この後に雨が続いたりするんですよね。
麦を刈る頃のお天気はどんなでしょうか・・・。


まあ、お天気を相手に気を揉んでどうなるものでもありませんけど、この頃の地球環境の様子と人間たちの暮らしのわがまま加減は、何かしらリンクしているような気がして仕方ありません。
人間が自分たちの都合で考え出したエコロジーなんてとんでもない嘘っぱちだと、とっくに見破られているような気がする私です。


ネイティブアメリカンの唄にあったように、「雨雲が、幼いとうもろこしの世話をしている。」と、私たちは本当は母なる地球とそんな交感が出来ていたはずなのに、いつの頃からか・・・、一体どうしちゃったんでしょうね。


明日は仕事は半日にして、少し畑の世話をしようかなと思っています。

能力より意欲

ここに来る前もそうだったし、ここでもそうですが、地方の過疎地ではどこに行っても、いわゆる活性化がテーマになっているのですね。

最近の私、ある取り組みに関わり始めていて、それもやはり地域の活性化がテーマです。

活力を失ってしまった地域だから活力を取り戻したい、その願望が活性化と言う言葉で語られます。
そんな時、どこかから優秀な企業がやって来て事業展開してくれたら、税収も上がるし雇用も生まれて活性化するとか、だれか有能な人が強い力で引っ張って行けば皆付いて行くのだけど・・・とか、あるいは手厚い支援があれば何とかなりそうとか、とにかくそういったある意味受け身な態度が往々にして見られるわけです。
はっきり言って、それは単に活力がないことを証明しているだけで、その後に何事も起こることはありません。

自分たちにその能力があれば・・・と言う人もいるでしょう。

でも、能力よりも大切なのは意欲です。
そしてそれは何に対する意欲かと言うなら、学び直すことへの意欲だと申し上げたい・・・。

これから先そうした地域で、50年あるいは100年先までも安穏な暮らしが続くためには、全く新しいビジョンが必要だと思います。
古い社会モデルの下で、もう一度自分たちの幸せが見つかるとは思えませんから。

そのために、古くからあることからそして新奇なことから、何もかもを学び直す覚悟と意欲が求められると、私は思っているのです。


能力は、その結果として身に着くもの。
成果は、さらにその後に一つの結果として生み出されるもの。


一つの地域が、最盛期を過ぎてから過疎に悩むようになるまでに一体どのくらいの時間を経て来たのか、その間に巡り合った出来事の数々を思い起こすなら、活性化の本当の意味は、その地域に合った小さな暮らし方を再構築することにあると、遠い南国の故郷のことも重ね合わせながら、ここでのこの先の暮らし方とこの地域の行く末に想いを巡らせている私です。

知るは楽しみ、学びは喜び、そして究極の遊び。

今日やったミス・・・

今日一日のうちに、何度くらいどんなミスを犯したか、思い出してみました。
まず朝一、パン生地の水量を計っていて、一つだけですが計量ミスしてしまいました。
致命的ではなかったので、少し生地が柔らかくなった程度。
逆に気持ちよく伸びて、最後は上々。


その次は、ぶどうパンを窯に入れたまま昼食、別な用で娘が作業場に戻って気がついて、事無きを得ました。
私のミスです。


そして配達に出かけた時、決定的なミスが・・・。
最初の行き先で、そのお宅にお届けするはずの品物を、積み忘れていました。
仕方がないので、お詫びを申し上げてそのまま一回り用を済ませてから、もう一度出直したというお粗末。
上の娘に、疲れてますねぇ・・・!と、言われてしまいました。


ちょっと寝不足だったんです。


また明日のココロだー!

お知らせ、あれこれ


千の響き・vol.3
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  新スタッフ、登場

実は下の娘が、自動車教習所へ通い始めました。
3年前は上の娘でしたが、今度は下の娘です。
もう二人とも食工房にとって欠かせない人材なので、これからしばらくの間仕事にも支障が出ることになりそうです。

短期集中コースを組んでもらいましたので、三週間以内には終わるはずですが、前の時と違って食工房の仕事も格段に密度が濃くなっていますから、さすがに私も限界を感じ、やっとスタッフを雇う決心をしました。
そんな時全く上手くしたもので、ちょうど渡りに舟のように手伝ってくださる方が一人現れました。

これから時々お店に顔を見せているはずです。
皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。


  「千の響き・vol.3」

3月に第一回目を開催しました「千の響き」、4月に続けて第二回目が開催され、今月第三回目の開催です。
今回また企画のお手伝いをすることになり、皆さまにご案内申し上げる次第です。


当日は、アコースティックギター演奏家二人による、ナイロン弦とスチール弦の競演をお楽しみいただきます。


ナイロン弦担当(クラシックギター)の齋藤さんは会津坂下町在住の方で、本業は農業ですが、10代のころからクラシックギター一筋。
美しい音楽をこよなく愛する、農民ギタリストです。


スチール弦担当(フォークギター)の小松さんは、会津若松市在住。
ケルト音楽に影響を受け、以来アコースティックギターの音色を限りなく追及する余り、ギターの調整と修理を本業にしてしまったという方。
敢えて言うなら癒し系とも呼べる、心地よいサウンドが身上。


「千の響き・vol.3」  6月26日(土) 19時開演
会場は山都町の新名所、「茶房・千」 にて
料金は、ワンドリンク+スィーツ一品付きで、1500円
お問い合わせ、参加お申し込みは  0241-38-2272 茶房・千 へ


 



  Shokuko review

食工房にご来店の様子をレビューしてくださっている、ブログのご紹介です。

会津の著名ブロガーのお一人、オリオリさんのご登場です。

と言われて、もうご存知の方が沢山いらっしゃるはず・・・。
このブログにも、何度もコメントを頂戴しています。
どうぞ、<こちら>からご覧ください。