月別アーカイブ: 2011年10月

晩秋の本木上堰散策ツアーのお知らせ


秋深まる、本木上堰

2010年・浅見彰宏さん撮影


百姓市の出店者仲間であり、森の案内人の資格をお持ちの「ひぐらし農園」の浅見さんが、秋深まる本木上堰沿いの自然散策をガイドしてくださいます。
当日のお天気だけが心配ですが、この時期、素晴らしい紅葉を楽しめると思います。

以下、浅見さんからのメッセージです。

秋深まる本木上堰の散策ツアーを企画しました。
本木上堰周辺は豊かな雑木林に囲まれ、コナラやクリ、カエデ、タカノツメなど美しい紅葉や黄葉が楽しめます。
今の時期、水が流れていない堰は絶好の散策路。

散策後は食工房さんと茶房千さんのご協力で軽い食事をご用意します。
本木集落を見下ろせる峠でゆったりとした時間を楽しみましょう。
(新米)森の案内人がご案内いたします。






日時 11 月6 日(日)午前11 時~午後2 時(雨天中止)

集合場所  相川・百姓市

参加費  1000 円

装備  動きやすい服装・防水の靴・軍手

申し込み先  喜多方市山都町早稲谷 ひぐらし農園  浅見彰宏
TEL 0241-38-2985      higurasifarm@yahoo.co.jp






  食工房からお知らせ


今週のクッキーとマフィンのお知らせです。
今週は、どろんこクッキーとジンジャークッキーを焼きました。
マフィンは、4種類すべて焼きます。

今週は、他にケーキを3種類焼きました。 エルフの焼き菓子・アールグレーティーケーキ・アプリコットケーキ


★シュトレン・ご予約受付中です。

美味しそうな形


ライ麦入り角食パン
ちょうど良い角の出具合は、
発酵のタイミングが良かった
ことの証拠というわけです。
これがなかなか難しい・・・。



チーズパン
こんもりときれいに丸まっていて、
微妙に溢れそうなチーズが見える
ように切り目をいれるのが難しい。


外見はどうだっていいじゃないか!美味しければ・・・。
それはそうなのでしょうけど、でもちょっと違うんじゃないかと、最近の私は思っています。

やっぱり、本当に美味しくて質の高いものは、外観も伴っているのですね。
モノづくりをやっていて、それが出来ないうちは、例えば先に申し上げたような台詞が出るわけですね。
素直に振り返ると、この私がそうであったことを認めざるを得ませんから。

それでも少しは努力の甲斐があったのか、この頃外見はやっぱり大切と思うようになったことは、それなりの進歩だと自覚しています。

先日のこと、あるお客さまにかぼちゃあんぱんの試食を差し上げたところ、開口一番「うわーっ、あんこが真ん中に入ってる!」と言われ、ちょっと驚いたのと同時に、「それって、職人が造るんだから当然そうでなくちゃいけないんだよなぁ・・・。」と思ったのでした。
正直、すべてキッチリ真ん中に納まっていなくてはならないと、そこまでは考えていませんでしたから。

その時以来、あんぱんを丸める時の緊張感が違っています。
どうだっていいと言えばそうかも知れませんが、そうはいかないのが食工房病です。
やっぱり、おいしそうに見えてそして本当に美味しいものを造れるようになるまで、食工房の挑戦は続きます。

冷え込む

今週に入ってから、日ごとに冷え込むようになって来ました。
最低気温は、5℃以下です。

今日は、作業場の温度を上げるために朝一番からオーブンを予熱し、予備役のガスオーブンにも火を入れて暖房していました。
そうすると湿度がどんどん下がって来て、喉が渇いてヒリヒリするほどに。


先月はまだ暑さが大変だったと覚えているのですが、この一ヶ月の間にいかにも急な気候の変化です。


まあでもパン屋の仕事は、外で仕事している人には申し訳ありませんが、どちらかと言えば寒い季節の方が楽です。
製品の出来も良くなります。


今日のパンも、おかげさまで上々です。


★これから4、5日の間、パンだよりの編集のため、ブログの更新を休むことがあると思います。

個展終わる

今月は、連れ合いの作品展が二つあり、先日のFM喜多方の後、神奈川県の大磯町へ一週間出かけていました。
中四日間21~24日、Living Art Share に出展し、後片付けを終えて本日夕方帰って来ました。


私はその間ずっと忙しい毎日で、ブログの更新もままなりませんでした。


この後は予定もありませんので、落ち着いて食工房の仕事に向かい合うことが出来そうです。
明日は、またパン焼きの木曜日。
早速、かぼちゃあんぱんのご注文がラッシュで、一部お断りする状態になっています。


パンだよりの編集もしなくては・・・。
ではでは。



森のお母さん

思うことあっても・・・

この日本という国、この度の大震災以前からすでに課題が山積しその重さに堪えかねていたのに、地震と津波で広大な地域が壊滅状態、そして原発事故にあっては、壊れた原子炉の後始末と汚染された国土の回復に、数十年から数百年先を見通さなくてはならない途方のなさ、日本沈没の危機が語られています。
いやいや、まだ忘れてはいけません。
今回の原発事故では、多大な海洋汚染に対しても、近隣沿岸各国から損害賠償を要求される可能性があります。


皆それぞれに我々国民一人一人に密接な関わりのある事柄なのに、一つ一つについてじっくり考えている暇もありません。
何もかもが、熟考されないうちにとりあえず表面上の形だけが出来上がって、それで事が済んだ気になって行くのが、何か残念と言うか恐ろしいのですね。


原発対応のことでは、それが特に際立っているような気がします。


もう早や、緊急時避難準備区域は無くなりましたし、来年には、一部警戒区域も解かれるかも知れません。
まだまだそんな段階ではないだろうと、私などは思うのですが・・・。


それがまたここに来て、世の中は放射能よりTPPの話題ですからね。
否、これだって大変なことなのですよ!
こうして次々と降りかかる災難にどうやって立ち向かうと言うか、かわすと言うか凌いでゆく道筋は、もはや一人一人に個別だという気もします。


何処に居て、何をしているか、このことが成否を分ける時が来るかも知れません。
そしていろいろと思うことはあっても、語ってばかりいても仕方なし、思いを込めて私はパンを焼きます。



先日の大収穫祭

百姓市・無事終了御礼

3ヶ月間、皆さまには本当にお世話になりました。

原発事故継続中で放射能の懸念が消えない中、関係者一同悩みに悩んで開催を決意した百姓市でした。

本日は、これまでのご愛顧に感謝して、大収穫祭と銘打って一大お振る舞いの宴を催すことが出来ました。
手打ちそばも杵つき餅も芋煮汁もカレーそばつゆも、すべてきれいに皆さまのお腹の中に収まり、後片付けも楽々でした。


本当に大勢の方々にお越しいただきました。
そして皆さま、ずっと長い時間滞在されて、いろいろ楽しんでいただけたと思っています。


おかげさまで売り上げの方も、開催以来最高となったようです。


今一度改めて御礼申し上げます。


そしてまた今日は、来年へのつながりの確かさを感じた一日でもありました。


どちらかと言えば、休んでいる期間の方が長い百姓市ですが、どうぞお忘れなく、来年もよろしくお願い申し上げます。





  売り切れ御礼・開店休業ご容赦

おかげさまで、パン焼き菓子ともにほとんど売り切れ状態です。
明日は、ブラウニーを焼く予定ですので、明日のうちに増える在庫はありません。

百姓市・大収穫祭のご案内


 


すでに一度ご案内していますが、改めてもう一度・・・。

明後日10月23日(日)は、今年度最後の百姓市となります。

この機会に、ご利用くださった皆さまに、感謝の気持ちを込めて大収穫祭を開催します。
当日は、手打ちそば、餅、芋煮などのお振る舞いがあります。
ご家族の皆さま、またお友達の方などお誘い合わせてご来場ください。


野菜の販売も、いつも通り行います。
食工房は、天然酵母パンと焼き菓子の販売。
自家焙煎コーヒーも無料提供です。
そして手打ち蕎麦用に、特製・カレーそばのつゆを用意いたします。


あれもこれも、どうぞお楽しみに。


 

コーヒー焙煎・ボチボチ続けています

3月の震災の後、食工房のコーヒー豆を使ってくださっていた何軒かのお店が閉店しましたので、コーヒー焙煎も細々とした仕事になっています。
でも逆に、噂を聴き付けたお客さまが突然訪ねて来られたり、食工房のコーヒーはそれなりに認知されているみたいです。
看板の食工房テイストは、いつまでも変わらないようにと、生豆の選定には気を使っています。

今一番納得している銘柄は、セラードコーヒーから入荷する「樹上完熟・晩秋摘み」です。
ナチュラル(天日乾燥)で脱果精製されるこの豆は、樹上完熟の名に違わずほのかな甘みを感じ、やわらかくまた芳醇な風味が特徴です。
これに、ペルー産コチャパンパ豆をミディアムローストしたものをブレンドしたものをベースとし、さらにコチャパンパをフルシティーローストしたものを加えたものが、食工房オリジナルブレンド№1です。


私が自家用に使う時は、その場でブレンドして挽いて使います。
はじめにミディアムローストのものを少し細めに挽き、フルシティーローストのものを粗挽きして合わせています。
いわゆる挽き分けです。

こんな気遣いで、ずい分味が変わります。
お試しになりたい方は、ご注文の際その旨お伝えください。
対応いたします。




  今更分かっても・・・と仰いますな!

これが事実だったのですね。

<こちら>をご覧あれ。 リンク先の記事もジックリとお読みになってください。
  
  ※直接面識はありませんが、川内村に在住の方のブログです。

全部やらせだったらどうする・・・

3月の当初、福島に乗り込んで来たY下先生が、「ニコニコしてる人には、放射能は来ません!」なんてぶち上げて、福島県民を大いに安心させてくれました。
でも一部には、そんなのウソだと確信している人もいたので、たちまち反論が巻き起こりました。
そんな折、T田先生のブログは、大いに力になったのではないでしょうか。


にも関わらず今では、件のY下先生は福島医大の副学長に就任して、全県民対象の健康調査などに、支配的な力を行使し始めています。


いつの頃でしたでしょうか、政府が放射能に関する情報発信を監視する事業を開始しましたね。
どんなことをするのかなぁと、半ば怖々半ば楽しみにもしていたのですが、件のT田先生のブログも閉鎖されることもないみたいだし、一見して何も起こりませんね。
否それどころか、H川先生の汚染マップもK出先生のサイトも、ちゃんと健在です。

あと、文科省も経産省も福島県も、今ではほとんど完璧と言えるくらい詳細にモニタリング情報を公開しています。
彼のSPEEDIだって、毎日毎時のデータが即時公開になっています。


3月当初に、実はこんなにも詳しくデータが得られていたという、そのデータも公開されています。<参照>

何故、あの時に知らせなかったんだと憤りに堪えませんが、今となっては重要な意味がありつつまた同時に無意味なデータですけどね。


さて一方で、こんな話もあるんです。<参照> その後 <参照>


著名な評論家を抱き込んで、世論の誘導を図るというところでしょうか。

また頻繁に放射能の話題に触れていて、しかもアクセス数の多いブログなどに、コメントの形で情報工作を試みるなんてのもあるのだとか。


何だか矛盾するような状況が同時に進行しているように見えます。


でも、これが全部やらせだったらどうします?


7か月余り経って気が付いていることがあります。

市民は、いくつにも分断されて、もう決して一枚岩にはなれないだろうということです。
その実感をお持ちの方は、沢山沢山いらっしゃるはずです。


まあ成るべくして成ったと言えばそうですし、誰かが画策したんだと言えばそうかも知れない・・・。
いずれにしても、政府や東電さんには好都合ですね。


実はそれが狙いだったのかも・・・。


そしてこのブログも、とっくの昔にマークされているのかも・・・ですね。

本当にお菓子造りが出来なくなりそう・・・

最近の食工房は、クッキーの在庫が少ない状態が続いています。

それというのも、今までならお菓子造りをしていた時間を使って、ドライトマト加工やかぼちゃアンパンのあんを練ったりしているからです。
コーヒーの悪豆拾いもやっています。

パンのレパートリーが増えて、結果としてこの頃はパンが売れるようになりました。
パン屋としては、本来の目的が達成されているわけですから、それはそれで喜ばしいことです。

でも、お菓子の方も熱心なファンの方がいらっしゃるので、ご注文が入る度に「もう、クッキー造りは止めました。」とは、どうしても言えなくて、ついつい「ありがとうございます。」と承ってしまいます。
そして後になって、いろいろしわ寄せを喰うことになるのですね。

いよいよこの辺で、腹を決めなくてはなりません。
人員確保か、クッキーの休止か、どちらかです。




  今週のクッキーとマフィンのお知らせ


今週は、それでも手間のかかるジンジャークッキーを焼くことが出来ました。
この一品のみ。他、在庫は全くありません。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとそば粉マフィンの二種類です。