月別アーカイブ: 2011年12月

今、何となく思っていること。

とりあえず今と申し上げましたが、もうずっと前からと言った方が当たっているかも知れません。
その思っていることと言うのは、まああまり喜ばしいことではありません。
暗い予想と言った方が当たっています。


前置きばかり書いていますが、もう少し付き合ってください。


暗い予想に真剣に想いを向けていたら、本当にそれが実現してしまうかも知れないよ!止めた方がいいよ!と言われるかも知れません。
しかし、空元気こそ何の足しにもならないよ!と私は思うのですね。


さてここらで本題に入りましょう。


その思っていることとは、これから先我が福島県がますます窮地に立たされるだろうということです。


今までも、沢山沢山憤りに堪えないことがあり、失望の向ける先の無い日々を過ごして来た私たちです。


今、年末に差しかかり、今年いっぱいと言う時間の区切りに、何となく形だけの区切りを付けて、原子力災害はもはや一段階終わった事にしようとする意図が、そこここに働いています。


しかし実際には、安全宣言を出した後に発覚した基準値超えの汚染米の問題。
今また、粉ミルクからセシウム検出で、回収騒ぎになっていること。
まだまだこれから、いろいろな事実が発覚して来るでしょう。


米の問題に関して言えば、予備検査ではかなり意図的に、汚染の出そうにないところからサンプルを採ったのだろうと思っています。
それを前提にして、全量検査をすることなく安全宣言と言う筋書きが、先にあったのでしょうね。
でもそんなことをして、あとでバレないわけがないと思うのですが、一体何故にそのような愚かとも思えることをするのでしょうか。


失礼な言い方かも知れませんが、本当にその程度の対応能力と言うか、思考判断能力しかないのか、と言いたくなります。


さて本当の本題はこれからです。


放射能汚染に関して、今まであまり口にされることのなかった項目があります。
それは、プルトニウムの放出の有無とアルファ線の危険に関することです。
※プルトニウムは、アルファ線だけを放射する。


原発の中で事故対応のために働いている方のツィッターを毎日拝見していますが、その方はもうずっと以前すでにプルトニウムのことに触れていて、それによると、プルトニウムが検出されたにも関わらず、現場ではアルファ線の管理は全くしていないということを報告しています。


ところでアルファ線は、放射線の中では最も遮蔽が容易で、薄い紙一枚程度で遮蔽出来ること。
空気中では2cm程度しか飛ばないで減衰してしまうことなどが知られています。
逆に、持っているエネルギーは、ガンマ線やベータ線の20倍とも言われます。
ですから、微量でも体の中に入ったら、大変な量の被曝をすることになります。


問題は、アルファ線は、ガンマ線のように空間線量という形で検出することが出来ないということです。
そのもの(線源)に2cm以内に接近して検出器を置かなければ、検出することが出来ないわけです。
逆に、空間でアルファ線が検出された時は、考えたくないことですが大変恐ろしい事態だと言わねばなりません。

フォールアウトが落ち着いている現在、主なアルファ線源であり重い元素でもあるプルトニウムは、あるとすれば地面あるいは地上にあるものの表面ということになります。
そこで土壌分析によって検出するわけですが、土壌分析は空間線量を測定するように簡単には行きません。
セシウムのように、航空モニタリングで大まかな分布を調べることも、プルトニウムでは不可能です。
結果、広い面積を隈なく調べ尽くすには、膨大な時間がかかってしまいます。


それでも私は思うのですね。
危険なプルトニウムが、どのくらい放出されたか、どの地域に多く降下したか、およその見当は、東電または保安院あたりがつかんでいるのだろうと。


もちろん、本当に微量だったのならいいのですけど、もし尋常でない量だったとしたら、この福島県の中の汚染マップが完全に描き替えられることになるでしょうね。


やがて時間が経てば、そんなことも明らかになるのではないか。


年が明けて一区切りなんて、とんでもない!


半減期2万4千年のプルさんと付き合うには、私たちの寿命はあまりにも短い。

今日は、そんなことを思ってちょっと憂鬱になった私です。

寒い中、ご来店感謝

12月に入って、さすがに穏やかな晴天という日はやって来ませんね。
毎日寒くて、今にも雪が降り出しそうな空模様です。

一年の中では、ちょっとだけ憂鬱になる季節(お天気)ですが、それもほんの一時です。
この後、お決まりのように雪が降ってあたりが明るくなると、かえって気分が晴れるのです。


さて、その寒い中を本日も、ポツポツとご来店のお客さまがいらっしゃいました。

久しぶりに訪ねて来てくれた友人と3時のお茶の時間をご一緒したり、忙しい中にもくつろぎの一時があり、一週間の疲れも消えてしまいました。


今日は、食工房の週末でした。


明日明後日は、定休日。


ああ、一週間の何と速いこと!


そう言えば、シュトレンのご注文、じわじわと増えていて、今日までに160個になりました。
皆さまのご愛顧に、心から感謝を申し上げます。

内職の気分


赤い袋の表面の天使の絵のシールは、
白地に絵柄を印刷したものを、まず緑色の
台紙に貼り付け、ピンキング鋏でカットして
波形の縁取りを付けます。
それを袋に糊付けして完成です。


シュトレンのギフトパッケージの包材を手づくりしています。
毎年毎年続けて来たことなのですが、今年は特別な感慨があります。

原発事故によるその後の影響により、食工房の製品もギフト用としてどこまで受け入れられるか、不安と言うより半ばあきらめと言うか、覚悟はしていたのです。
でもご注文の受け付け開始と共に、少なからぬ方からギフトパッケージのオーダーをいただきました。
おかげさまで、こうして包装用の材料を手づくりする楽しみを味わっています。
本当に「楽しみ」と言うにふさわしい、正に楽しい仕事です。



ヒイラギの絵は連れ合いの作
背景はweb上から仕入れたもの。
イラストやテキストのアレンジは、
スタッフの宮下さんの手によるもの。


今年はまた、念願の裏留め用のシールを自前でデザインし、カラーレーザープリンターで印刷しましたので大満足です。


それからギフトパッケージには、特に告知しませんでしたが、クリスマスカードを一枚差し上げています。
これもオリジナルです。


ただただ、みなさまに喜んでいただきたい、その気持ちを最優先に働かせてシュトレンづくりに励んでいます。


皆さまのご支援とご愛顧のおかげで、どうやら無事にこの一年を終えることが出来そうです。
ありがとうございます。

パンだより出来ました・公開

印刷バージョンの「食工房のパンだより」が出来ましたので、web上に公開しました。

<こちら>のリンクからご覧いただけます。


ほとんどインターネットで用が足りるようになったとは言え、印刷物もまだまだ重宝です。
印刷物には、webページでは実現出来ない何かがあるという気がするのですが、皆さまはいかがでしょうか。


このところ本当に忙しくて、何だか目が回りそうです。


そんな合間を縫って、ようやくパンだよりが出来上がりました。
さらにその合間を縫うように、スタッフの宮下さんに骨折っていただき、念願のシュトレン包装用の裏留めシールも出来ました。
この次、写真もご覧に入れたいと思います。


本日はこれにて。
明日は、パンを焼きます。

サーバーがダウンしていたようです

昨日の夜から本日午後まで、当ブログへのアクセスが出来ない状態でした。
サーバーの故障が原因とのことです。
昨日の記事は、少しでも早く多くの方にご覧いただきたかったのですが、ちよっと残念・・・。


相変わらず世の中、いろいろな出来事と言うか事件が絶えませんが、せめて自分の身の回りに災いを引き起こさないように精進していたいと思います。


本日これまで。