日別アーカイブ: 2012年1月24日

腐った果実

「腐った果実」・・・、今のこの日本の状況だと、私は思います。

つい先日のニュースで騒ぎになっているのが、昨年のあの3月当初原子力災害対策本部が立ち上げられ、次々と国民の生命の安全にかかわる重要事項が決定された、その会議の議事録が作成されていなかったという話しです。

本当なんでしょうか・・・・?

国政を与る重要なポストにいる方々は、重要な会議での言動は一々記録に残す義務があるのではありませんでしたか。
もし本当に議事録を作成していなかったとしたら、職務放棄で法律違反の疑いがありますね。

否、記録はありますよ、きっと・・・。
無いわけがありません。
たとえ非公式なものであったとしても・・・。
でも多分、滅多な事では出て来ませんね。


とにかくまあ、何と言う不誠実な話なのでしょう!


こうして次から次へと、枚挙に暇の無い憤りに堪えない話の数々・・・。


そんな社会の片隅には、小さな美談がいくらでもあるのですが、だからと言ってこうした不誠実が我慢出来るというものではありません。
否、だからこそ、ますます以て許し難いと、私は思うのです。


腐ってますね。完全に。この国は。
熟して腐って落ちた林檎・・・!?


まあそれでも、この国を腐った果実に例えるなら、未来への種も宿しているのですから、望みは無いことは無いのかも知れません。
しかし、小さな種が大きな木にまで育つためには、時と場所を得て芽吹き、光と水が注がれる必要があります。


そして腐った果実は、肥しになることだけが役目なのですから。