ちょっと見ただけでは、何をしているのか分かりませんね。
大ちゃんも真剣に鋸を引いています。
すぐに高い所に上りたがる棟梁
まるで緊張感が伝わって来ません。
先週から建築作業を再開しています。
何しろここしばらくの間あまりに暑くて、外で建築作業なんかする気になりませんでしたし、いろいろイベントのことでも忙しかったですし。
それで、今回はすでに完成している本体に、下屋(差し掛け屋根とも言います)を出す工程です。
今度は、何もないところからやらなくてはなりませんので、先ずは柱と桁に使う材料の刻みです。
この柱と桁の材料は、町内の知り合いからいただいた古民家の解体材です。
丁寧に釘が抜いてありましたので、プレーナーにかけて寸法を均一にすると同時に表面も新材のように綺麗にしました。
昔の材木は、樹齢が十分に達したものを使いましたから、古材と言っても少し削ると木の香りも芳しく素晴らしい木肌が現われます。
その後は、寸法取りをして墨を引いて、切ったり穴を開けたり、欠き込みを付けたり・・・。
大工の経験がある方ならお分かりですが、刻みは細々とした根気の要る作業です。
いわゆる見えない作業ですから、写真映りの良い場面は一つもありません。
画像見ても、何をしているところか、お分かりにならないでしょうね。
来週は、ドーンと立ち上がるはずです。
楽しみです。