明後日は、いよいよ衆議院議員の選挙投票日ですね。
マスコミの報道では、自民党が圧勝と言っていますが、国民は本当にそれがいいと思っているでしょうか?
実のところ、積極的に支持したい政党も候補者もいなくて困った・・・というのが、我々の実感でしょう。
今の日本の社会は、本当に混乱しています。
でもそれは、我々の社会が、即ち構成員である我々が、思考力と判断力に欠けているからであって、そんなところに強引な政治家が一人や二人登場して片付くような問題ではありません。
否、こんな時だからこそ何も決まらなくていい!我々一人一人が、混乱の中でとことん悩んで考えることをしなかったら、この国は本当に壊れてしまいます。
壊れるってどういうこと・・・?
お分かりにならないなら、それも併せてお考えになって・・・。
今の日本に必要なのは、いろいろな意見が均等に力を持つような配分が実現することです。
勢力の偏在、独裁は今は一番良くないことです。
この際、支持するかしないか、好きか嫌いかじゃなくて、この勢力の偏在と独裁を防ぐために自分の一票をどう使うか、私はそこを考えて投票したいと思います。
それから、この選挙に併せて行われる最高裁判所の裁判官の審査もありましたね。
これは、改めて考えると、大変重要な私たちの権利行使の機会なのですね。
しかし、私もそうでしたが、このことの大切さを理解していなかったし、正しく行使するということも考えていませんでした。
裁判官という権力の頂点に位置する職務は、本来国民の信頼、信任を得ずして成り立つものではありません。
今回審査を受ける方々がどういう資質をお持ちの方なのか、配布された広報を読んだだけでは、ほとんど何も分かりません。
むしろこの方々は、国民の信任を得るために、自分がどういう姿勢で職務に臨んでいるのかを、常日頃から心がけて明らかにしておくべきなのです。
そういう意味において、どういう方か分からない方はすべて不信任、つまり×を付けられても仕方ないのでは・・・、私はそのように思っています。
今ここで我々が、民主主義の真意を熟考しなかったら、このあとはもうその機会がないかも知れないと思う、今日の私です。