月別アーカイブ: 2012年11月

明日から12月

ジャーン!てなもんですな。
速過ぎますって。時間の経つのが・・・。

近代文明社会なんだから、そりぁもう仕方がないでしょ!でしょうか。
何と言ったら良いのか、早回しの動画みたいですね。

当然のことながら、大事な見どころをいっぱいすっ飛ばしているわけです。
今、何が起こっている?起ころうとしている?

震災からの一年八ヶ月も速かった・・・。
多くの出来事がありましたが、いっぱいいっぱい見落としたに違いありません。
これからの日本の行く末に、重大な影響を与えるかも知れないことも。

そして衆議院選挙を迎えます。
政権がまた変るかも知れません。

誰が総理大臣になっても、原発は動かすなよ!と思います。
1F(福島第一原子力発電所の略号)を忘れないように。

事故の収束・廃炉に関しては、まだまだ何も、一歩どころか、戸口にさえ立てない状況だということを。

トランプカードに例えるなら、1Fはジョーカーみたいなものですよ。
皆が油断している頃に、ジャーン!と大見得切って出て来るでしょう。
そうなったら、全員が万歳するしかありません。

原発を造って動かして来た結果が、実はこういうことなんだということが、福島の被災地に来て見れば分かります。

原子力発電はクリーンエネルギー、コストが安い、原発止めたら電気が足りなくなる・・・、全部ウソ!か巧妙にウソです。
石炭石油よりずっと早く、ウランの方が枯渇します。これは本当です。
かと言って、核燃サイクルは、現状では到底実用化は不可能。
そもそも、原子力発電の実用化は時期尚早、1000年早過ぎたと言っても過言ではありません。

そして、ただの湯沸かしポットに過ぎない原子炉のために、これほどの目に合わなくてはならないのです。
我々は、もういい加減に自覚しなくてはなりません。
騙されて来た!ってことを。

騙されたのが悔しいからと言って、分かったような気になるのはさらに愚かだということも、思い知るべきです。

そして今度の選挙、政治家たちを思い知らせてやらなくてはなりません。

ぜひとも、投票率を100%に!

ちょっと風邪っぽいながらも

風邪が流行っているのですね。
少し前から、何処からともなく回って来た風邪が、なかなか出て行きません。
ちょっとすっきりしない感じではあるものの、まあまあ普通に動けるので、用心しながら仕事をしています。

突然お腹の具合に来たりします。
喉に来たり、今日は鼻にも来てましたね。
マスクをして仕事してましたが・・・。

食工房はパン生地のために暖かくしていますので、薄いシャツ一枚でも平気ですが、他の部屋ではそうは行きません。
ものすごい温度差になるわけですが、それでもあまり部屋を暖房しない方がいいみたいです。
その代わり、外に出る時のようにガッチリ着込んで防寒します。
でも、出入りの度に着たり脱いだりでは大変なので、ちょっとトイレに行くくらいなら、そのまま飛び出して急いで帰って来ます。

仕事が終わって、今PCに向かっている部屋は、暖房なしの北側の部屋です。
外よりは少し暖かく、現在8℃。
PCのCPUの冷却のためにはいい条件ですね。

こんなに寒くて何がいいかと言うと、空気が乾いてないのがいいのですね。
冷たいけどしっとりと重たい感じの空気で、鼻水も出たりしますが、あのヒリヒリと痛む感じが全くなくて楽です。

このあとは、ゆっくりとお湯に浸かって体を温めたら、さっさと布団に入って寝てしまいます。
食べ物のことなども、いろいろノウハウがあるのですが、個人差もあるし手前味噌になるので、またいつか別な機会に申しあげます。

明日は、わざわざ作業場を寒くしてスコーン焼きです。

こんなストレスがかえって体にいいのかな?なんて思ってます。

シュトレン・レビュー


1/2カットしたものを数個、お送りしたのでした。
召し上がる前に、スケッチされたのでしょうか。


いやー、うれしいですね。
彼の萩原ご夫妻から、直筆の絵葉書が届きました。
それも早速、先日お届けしたシュトレンを描いてくださいました。

実は毎年この時期、件の絵手紙カレンダー<参照>のお披露目会を催しておられます。
その催しのお振る舞い用にと、食工房のパンや焼き菓子をご注文いただいているのです。
ありがたいことに、食工房のシュトレンも皆さまにご好評いただいているようです。


さて食工房でも、明日から試食をしていただけます。
ご予約も、まだ予定数まで余裕がありますので、今からでも間に合います。
どうぞよろしくお願いいたします。

ちなみに今年は、12月2日(日)からアドベント(待降節)に入ります。
食工房では、これに合わせてクリスマスの飾りつけをいたします。
この一年の皆さまからのご支援ご愛顧に感謝申し上げつつ。
ご来店の折、ご覧いただければ幸いです。

それから、雪の日ポイント2倍プレゼントも、間もなく適用となります。

大根掘りと雪囲い


たくあん用に洗って干しているところ
生食用は、泥つきのまま保存します。



全部手前部分のように斜めに立てかける式に出来れば
一番良いのですが、台所の出窓とプロパンガスのボンベ
のために、こんな手の込んだ作りになってしまいます。


今日は定休日、ゆっくりと朝寝のあと一日が始まりました。

しかし、お天気の方は昨夜から大荒れで、朝外に出てみると、強い風があり雪が舞っていました。

おお、とうとう来たか!と、緊張感の混ざった感慨に襲われました。

先に起き出した上の娘は、早や畑に行く支度をしています。

大根掘りもやってしまわなくては・・・。
畑で凍らせてしまったら台無しですから。

おっと、車のタイヤも冬用スタッドレスタイヤに交換しなくては・・・。
それから雪囲いも・・・。

いやはや、にわかに落ち着かなくなりました。
幸い、雪も大したことはなくすぐに日が差してきましたので、今日を逃してはあとが無いとばかり、作業を開始しました。

娘が畑に行ってくれている間に、まず私はタイヤ交換の準備だけして、大根掘りに駆けつけました。
植え遅れていましたから、太さにはちょっと不満がありましたが、たくあん用の方はかえってこれくらいがいいだろうと思えるサイズで納得。
生食用の青首大根も沢山採れましたので、上手に保存すれば、冬の間中大根を食べていられます。

大根掘りのあと、運んだり洗ったりは娘に任せて、タイヤ交換に戻りました。
一応道具は揃っているし、手慣れた作業でもあるし、短時間のうちに終わらせることが出来て、こちらは問題なし。

さて、雪囲いの方は、これが一筋縄では行きませんでした。
何しろ、昨シーズンの大雪で、一部が強度不足で壊れてしまいましたので、その部分の強度を上げるようにしなくてはなりません。

今回、補強用に鉄パイプ2本を新たに加えました。
今までよりは数段強度が上がったことは間違いありません。

全部出来上がるまでには、まだ時間がかかりそうですが、本格的な降雪までには間に合うだろうと思っています。

まあこんな具合に、田舎暮らしそれも雪国での生活は、なかなか骨が折れるものです。

願わくは、それらを最後まで現役で熟せる足腰を持ち続けたいと思いますね。

ちなみに今日は、下の娘と連れ合いには、配達と仕入れと包装材料の買い出し、あとは家の食料の買い出しに、会津若松市内まで出かけてもらいました。

今日の会津、夜になって一段と冷え込みが強くなって来たようです。

シュトレン・出荷開始


 本日は54本包装まで完了。だいたい一週間くらい経ってから食べられます。


先週末からですが、シュトレンの出荷を開始しています。
まだ数個のみですが、これから12月に入ると一斉にご注文先ご依頼先に向けて発送が始まります。
店頭でのお渡しも、すでに開始しており、受け取りに見える方もボチボチと。

実はまだご注文数が予定数に達しておりませんので、今のところ、店頭その場でご注文即お渡しも可能です。
(ただし、いつ制限がかかるか分かりませんので、どの道お早めに。)
併せて今週から、店頭での試食もしていただけますので、どうぞお楽しみにおいでください。

食工房、本日が営業週末で、明日明後日は定休日です。
29日(木)より、皆さまのご来店を楽しみにパンを焼いてお待ちしております。





  Acetre  いかがでしたか?

昨日ご紹介したスペインのトラッドフォークグループ Acetre 、アセトレと発音するのですねぇ。
日本語で検索すると、もうとんでもないものばっかり出て来ます。
まあそれはおいて。

このグループの本拠地は、エストレマドーラと呼ばれ、ポルトガル国境に接するスペイン西部です。
彼らの音楽を聴いていても、またこの地域や地中海沿岸の他の音楽を聴いていても、時々気が付くのですが、日本人の心象に妙にぴったり来るものがあるのですね。

それだからかどうか分かりませんが、往年の日本の歌謡界の作曲家は好んでこのあたりの楽曲をネタにしていますね。
言い方は悪いかも知れませんがパクってるんじゃない?としか思えないような楽曲も、中にはあるのをいくつか知っています。
まあそれも、この際どうでもいいことですが。

それにしても、シンセサイザーやクラリネット、ドラムスやエレキベースなど新しい楽器とバイオリンやアコーディオン、さらにはマンドーラ、ブズーキ、リコーダ、ハーディガーディ、パディエイロなど、伝統的なあるいは古典的ともいえる楽器が、違和感なく一つの楽曲の中で役割を果たしているのは、とてもとても魅力的です。

言葉はほとんど分からないけれど、それでも十分伝わって来るものがありますね。
昨日と今日、もうすっかりはまっています。


今日も一つご紹介します。


 



OLIVENZA(オリベンサ)~スペイン西部・Extre Madula(エストレマドーラ)の一角に実在する小さな町をたたえる歌

何とか無事に

今日はシュトレンを54本。

終わってみると、何と言うこともないのですが、金額にすれば大変なものですから、先ずは失敗が怖い!のですね。
絶対しくじることは無いと思っていても、少しは緊張しますし、またそうでなくてはいい仕事は出来ません。

おかげさまで、夕方までに全行程を終え、後片付けも終わらせることが出来ました。

それで余談ですが、今日みたいな大仕事をやっていて何が楽しいかと言うと、普通じゃ考えられないような量のバターやレーズンを、次々と封を開けて計量することなんですね。
これはもう実際にやった者にしか分からない感覚かも知れません。

何はともあれ、無事に終わって一息入れています。

さて今日は、一つおまけがありました。

合間に音楽でもと思って、YouTubeを検索していたら、偶然の行きがかりでいいサイトを見つけました。
スペインのグループの演奏です。
日本では、まだほとんど知られていないようです。
ご一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。


 


スペインのトラディショナル・フォークグループ Acetre


 


 Fado Corridino


 


 Alborada


 


As Pontes


このグループのWebサイトは<こちら>

忙しいけれど淡々と


ミックスナッツロールです。朝食用におすすめ。


毎日忙しいのも常態化して、これが熟せないようでは即ち飯が食えない、生きて行けないということなのですね。
だからこんなものさと、淡々とやっています。
まあそんなに悪くも無い、いやいや上々の人生じゃないかと。

明日は早朝から、シュトレン54個に取り組みます。
私と娘とスタッフさんの3人で、これが限界というくらいの作業です。

でも、それだけの仕事をさせてもらえるということ、ありがたいですねぇ。
心から、幸せだと思います。

今日も早朝からパンを仕込んでいました。
昼前には焼き上がって、そこへちょうど良いタイミングでお客さまも見え、焼き立て熱々のかぼちゃあんぱん他をお買い上げいただきました。

こういう受け渡しが出来ると、お客さまも嬉しいでしょうけれど、造り手の私の方は多分もっとずっと嬉しいのですよ。
いや、よかった、よかった!
一日のうちに一回でもこんなタイミングがあると、もう最高ですね。

明日はシュトレンだけなので、焼き立てパンはないのですが、堅焼き黒パンもプンパニッケルもスコーンもございますよ。
皆さまのご来店、お待ちしております。





  選挙が、刻々と近づいていますね。

それにしても全く、政界の有象無象どもは、信用出来ません。
積極的に支持したい人なんて、「いるわけねぇだろー!」ってなもんです。

とは言え、誰が大臣になったとしても、その人たちが、我々の暮らしに直接かかわりのある物事を決める権限を持つことになるのですから、誰に一票入れるか、よくよく考えておかなければ・・・ですよ。


私の思っていることと皆さまの思っていることが、同じかどうか自信はありませんけれど・・・、いよいよ日本も瀬戸際ですね。

おいしそうに見える?


おいしそうに見えていますでしょうか。食工房のスコーンです。


今日はマフィンとスコーンを焼きました。
マフィンが4種類各1回、スコーンが2種類で1回と3回、合計すると個数にして約500個。

オーブンの余熱でせっかく暖まって来るのを、わざわざ外気を入れて冷やしながらの作業です。
生地も氷で冷やしながらなので、手が冷たくて真っ赤になっていました。
でもおかげさまで、文句なく良い出来でした。

スコーンはこのところ売れ筋で、駅カフェさんでも会津中央乳業さんでも、毎週10袋以上納品しています。

まあ自分で言うのも何ですが、たしかにおいしいと思います。
昨日の黒パンのおいしさとはまた違う、軽やかなお菓子のおいしさです。

そして、今日もやっぱりあんまりおいしそうだったので、写真を撮りました。
さて実物は間違いなくおいしそうに見えていたのですが、写真に写ったスコーンは、その印象をどの程度伝えているでしょう。

食べ物の写真は、実は大変難しい分野だそうですね。
その道専門のカメラマンが、する仕事なんだそうですよ。

でもねぇ・・・、写真写りばっかりやたら良くて、実物を前にしたらがっかりするようじゃ、これも仕方ないですもんね。
まあ食工房では、そんなカメラマンを頼むほどのものでもありませんし、自分で撮った写真が一番お似合いということで・・・。

このスコーンには、ジャムやフルーツソースが合いますよ。
ものの本には、クロテッドクリームとジャムを添えてなんて書いてありますが、クロテッドクリームはどこででも手に入るものではありませんし、それに生地をバターと牛乳でこねていますから、ジャムだけでも十分おいしく召し上がれます。
熱い紅茶でもコーヒーでも、どちらでもOK。

さて昨日の黒パンは体に良いと申し上げましたが、今日のスコーンは心に良いと申し上げますよ。

食工房のスコーンで、お茶の時間を楽しんでください。

※スコーンの上手な焼き戻し方の記事があります。<参照>

沼ノ平産にて


堅焼き黒パン・特大サイズ 1本940円



このスタイルで、かれこれ9年造り続けています。



こちらはプンパニッケル ザワータイクが風味の決め手
この頃、そのザワータイクがとてもういい具合に発酵しています。



袋に入れられて、店に並んだところ
どうぞ、お買い上げくだいさいませ。


食工房の一番のおすすめ、と言うより、私のお気に入り。
堅焼き黒パンとプンパニッケルです。
只今、貴重な沼ノ平産のライ麦を使用中です。

どうして貴重か、それはすでに申し上げています。

原子力災害の後、種取り用のみの目的で少量作付けしてもらったものが、検査でNDだったので、今年の種蒔きで残った分をいただいたというわけです。
本当に少ししかありません。

先週から使い始めて、今週は沼ノ平産100%です。
あと二回くらいで無くなると思います。

堅焼き黒パンもプンパニッケルも、そしてライ麦入り角食パンも、焼き色が素晴らしくとてもおいしそうに焼き上がります。
実際、風味も上々です。

今日は、あんまりおいしそうなので、つい誘われて写真を撮ってみました。

ライ麦は体に良いといろいろに言われますが、もし召し上がるのでしたら、ぜひとも全粒粉の割合の多いものを・・・!

そこでやっぱり、堅焼き黒パンとプンパニッケルということになるのですね。
実際いいですよ!

私は、それを自分の体で証明したいと思って、食べ続けています。

皆さまも、いかがですか?

ぜひぜひ。

ていねいに暮らしたい

暮らしの中の小さな事どもに、ていねいにに関わりたい。
そしてその中に、ささやかな楽しみや喜びを見つけて満足する、そんな暮らしがしたいといつも思っています。

今日は、休日を昨日と入れ替えたので、食工房の仕込みは娘とスタッフさんに任せて、家の雑用に時間を費やしました。

雪囲いの設置が何と言っても最優先なので、先ずは北側になる家の裏手に行ってみました。

雪囲いをすると言っても、その前にいろいろ配慮しておかなくてはならないことがあります。
例えば、プロパンガスのボンベが置いてあるのですが、雪囲いをすると交換が出来なくなりますので、一冬持つだけのボンベを置いてもらいます。
だからそれが終わるまでは、囲いを閉じられないのです。

あまり早い時期にやってしまうと、春までガスが持たないかも知れませんし、遅いと雪が降り出してしまうし、タイミングは難しいのです。

しかし案ずることはありませんでした。
何と今日、ガス屋さんがやって来て、ボンベを交換して行きました。

グッドタイミング!

でもこれは、今日のタイトルとは関係ないお話しです。

もう一つ配慮しておかなくてはならない重要なこと、それは下水のメンテナンスです。
やはり雪囲いをした後は、下水溝の溜桝が開けられなくなり、万一詰まったときは台所も風呂も使えなくなってしまいます。
実は二年前の冬に、このことで痛い思いをしていますので、懲りているのです。

そこで今日はまず、下水溝のメンテナンス、つまりドブさらいをやりました。
でも始めて見ると、これが簡単ではありませんでした。

夏、草刈りした時の草が枯れてそこらじゅうに散乱していて、邪魔なことこの上ありません。それを片付けながら、一輪車に泥を救い上げては運び、繰り返すこと十回近く。

さらに、崩れた石垣の石が溝を塞いでいましたので、それも退かして・・・。
いやはや前段の作業で、すっかりくたびれてしまいました。

その後一休みして気を取り直し、やっと雪囲いを設置。
まだ一部ではありますが、取っ掛かりが付いたのでやや安堵というところです。

それで今日、何が一番うれしかったかと言うと、掃除の終わった排水溝を水が流れていくのを見た時です。

もう掛け値なしに・・・。

こんな、何と言うか、一銭にもならないことに、時間を費やしてていねいに作業する、その喜び・・・分かりますか?

実はこれ、食工房病の原点です。

あと余談ですが、白菜の収穫もしました。

嗚呼、豊か豊か!