大麦ビスケット、減糖バージョン

大麦ビスケット

糖分が少ないので、焼き色は地味です。


大麦ビスケット

天板から、わざと乱暴にガラガラとあけましたが、割れませんでした。


大麦ビスケット

指先で割ってみました。
ほとんど力を入れなくても、簡単に割れます。

このところ雨続きです。
今日も雨模様の一日でした。
日が当たらない分気温は低めで、ずい分楽になりました。

洗濯物が乾かないのが悩みですが、ファンヒーターを焚いて解決。
ほとんど暑くもなかったのは、やはり季節が進んで秋になったということでしょうか。

さて食工房は、今日もいろいろやりました。
その中の1つ、大麦ビスケットの減糖バージョンを試作しました。

いただいたご感想やご意見の中に、もう少し甘さを控えてもいいのでは・・・とのご意見が、思いの外多かったからです。
大麦の性質を確かめる目的もありましたので、今回、砂糖の量をいきなり半分にしてみました。

砂糖の結着力のおかげで、適度の硬さが保たれていると考えていましたが、半分に減らしてもそこそこ形を保っているのは意外でした。
でもやはり、崩れやすい感じはありますね。
クッキーやビスケットの食感としては、むしろ好ましいと言えなくもありません。

問題は風味です。
甘さは、確かにグンと控えめになりましたが、それでもまだ甘さが足りないというほどではありません。
しかし、香りはすっかり別物になっていました。
大麦の穀物の香り(好みは分かれると思います。)が、はっきりと前面に出て来ました。
はっきりと、バターの香りもします。
そしてもっと塩気を効かせた方がいいとも感じました。
悪くはないけど、ちょっと中途半端・・・。

スパイシングも、今回は逆効果な感じがします。
例えばバニラオイルも、甘さと組み合わさることで好感の持てる風味を醸し出します。
甘さがないと、薬臭い印象が強くなるだけなのですね。
何となく分かってはいましたが、やっぱりなー・・・という感じです。

この次、無糖バージョンも試作してみようと思っています。
スパイシングも全く発想を変えて、コショウやガーリック、オニオンパウダーなどをアレンジして、粉チーズなんか入れるのもあり・・・ですね。
砂糖入りバージョンは、前のレシピでもいいかなと思っているところです。

いずれにしても、減糖バージョンの試食をしていただけます。
ご来店の方にはその場で、遠方の方には、割れるかも知れないリスクはありますが、ゆうメールにてお送りしますので、ご希望の方はご連絡ください。

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