月別アーカイブ: 2023年6月

さ、さ!気を取り直してまいります

昨日は、相当頑張って刈り払い作業を進めました。
きつい崖の斜面に、藪の不連続線を構築するために、かなり苦労して、2本の筋を付けました。

ま、これだけやった効果がどの程度の物か、しばらくすれば分かります。
クマの習性として、だいたい一週間から十日の間に同じ場所に回って来る傾向がありますから、そのあたりで現れるか現れないか、現れるとすればどこに現れるか、そしてどこを通過するかなどを注意していれば、その後の対応にも必要な情報を得られるかも知れません。

監視カメラの役割は、とても重要です。
しかし、あれ以後またぴったりノーヒットです。

さて、そちらにばかり気を取られているわけには行きません。
明日はまた営業にもどります。
パンを焼きます。
気を取り直して、気合を入れて、食工房の仕事に打ち込みます。
そして、皆さまのご来店をお待ちしております。

明日は、草刈り

昨日のクマ出没は、かなりショックでした。
まだまだ状況をコントロールし切れていないということですね。

と言うか、一般住民に出来ることは限られています。
それでも、出来ることの中で一番効果的と思える刈り払いを、また初心に帰ってやるしかありません。

明日と明後日は定休日です。
明日一日は時間も自由になりますし、お天気も良いようですから、クマが歩いた箇所を中心に刈り払い作業をするつもりです。

そんなところで作業して危なくないの?と言われるかも知れませんが、そうではないのですね。
出て来られたら、すぐにこちらも足跡を付けに行って縄張り宣言しなくては、じきにクマのテリトリーになってしまいます。

そうなったら、昼間でも遠慮せずに出て来るようになり、主導権はクマの方に移ってしまいます。
その場所には、危なくて入れないことになります。

夜の間にこっそり歩き回っている今のうちに、そこは人間の場所だということを悟らせなくてはなりません。
捕まえて撃ち殺す手段を封じられている以上、私たちに出来ることはこれくらいしかありません。

実は今日の夕方にも少し作業して、約50mくらいの範囲の藪を刈り払いました。

そうそう!一昨日の夜の出没の際、イノシシ用に設置してあったくくり罠の一つにクマが接触していた模様です。
結果的に逃げられていますが、どんな状況だったか、まだよく分かりません。
さらに調べてみる必要があります。

いろいろ大変ですが、それが生存の条件と言うなら、受けて立つしかありません。

クマ出没

獣害対策

高野の崖下山沿いに出没
電気柵の外側です。


昨夜遅く、中島圃場エリアにクマが出没しました。
監視カメラがその様子を捉えていましたが、十分過ぎるほど立派な体格のクマでした。

早速、近所の方々と情報共有しました。
獣害対策を請け負っている猟友会の方にも映像を見てもらいました。

ただし、クマの捕獲や駆除に関しては、監視カメラに映ったという報告だけでは許可が出ないことになっています。
直接目撃した、あるいは被害があったなどの報告がなければ、積極的に動くことはまずありません。
否、それでは、住民の生命の安全を守れないと思うのですが、私たちとは認識が違うようです。

今回のクマがどの方角からやって来たのか、今日、いろいろ情報が集まり始めてから分かったことですが、すでに近隣の藪を含む林地に出没していたらしいのですね。

目撃情報もあったらしいのですが、伝わって来ていませんでした。

まだまだ課題がありますね。
その藪を刈り払うには、とてもとても大変な労力が必要ですし、そもそも地主にその意向がなければ事は始まりません。

まずは、農作物や人に被害が出ないようにすることが何より優先です。
何とかして、クマが歩き回る範囲に制限をかける手だてを講じなくてはなりません。
中島地区の圃場エリアは一応防御出来ていますが、隣接する他のエリアは無防備ですから。さてこれからどうしたものか?頭を悩ませなくてはなりません。

実は、際どい所で回避して来た獣害

明日の日曜日、この中島地区の農家で共同設置している獣害対策用の電気柵の設置作業の最終工程を実施する予定です。

大半は、ほぼ私一人で設置済みで、残った後少しの部分を皆さんの協力を得て仕上げるという段取りです。

この電気柵で一番大きく恩恵を受けるのが私なので、誰に頼まれたわけではありませんが、私は率先して作業して来ました。

そして、この獣害対策も、実は獣害が顕著になった約10年前くらいからいろいろな策を講じて来ているわけですが、初めの頃はアナグマやハクビシンなどの小動物が対象でした。

腰の高さのネットを畑のまわりに張り巡らす程度の簡単なものでしたが、その後クマ、サル、イノシシと、次々対象が変わりその度に新たな対策に頭を煩わせなくてはなりませんでした。

大切な作物を全滅させられたことも一度や二度ではありません。

そして最終的に電気柵に行きついたわけですが、その過程で分かって来たことは、獣たちに立ち入って欲しくないエリアに、いつも人がいて何かしら活動することが、実は一番大きな抑止力になるということです。

電気柵は、もちろん電気ショックによる撃退効果を期待しているわけですが、それ以上に効果を上げているのは、その電気柵の設置作業や日々の点検管理のための見回りで毎日のように人が歩くこと、柵の下や周囲の除草作業で度々人が活動することです。
獣たちにとって、これは大変大きなストレスになるにちがいないのです。

そしてそれと重なることですが、最近になってより確信を強くしていること、それはまず周囲の藪の刈り払いをすることが何より一番の抑止力になるということです。
藪を刈り払い、立木を適度に伐採して見通しを良くする、これだけでもう半分以上獣たち相手に勝利したようなものです。

そしてその状態を維持し、さらに年々少しずつでも拡げて行くことが出来れば、もう言うことはありません。
ほぼすべての獣たちに対し、これは共通の対策として有効です。

実はそれが、獣害対策のみならず、小鳥や小動物の生態にも良い影響を及ぼすことになるかも知れないことを、今少しずつですが確認しつつあります。
とても面白く、ワクワクするような展開を見ています。

ま、しかし、ここまでくる間には、いつも際どい所で獣たちと危険な関係にならずにやり過ごした場面が連続してありました。

それらをお話する機会があればと思いますが、長くなりますのでまたいずれ。

もはや、無邪気に世界は一つだなんて言えません

以前の私は、この世に平和を望まない人はいないはずなので、いずれ必ず世界は一つになれると、まあある意味本気でそう思っていました。

しかし近年、そして昨年2/24のロシアのウクライナに対する行動を見て以来、その無邪気な空想はどこかに吹き飛んでしまいました。

と言うか、それこそが本当に覚醒した証だと思っています。
目が覚めました!

世界は、ほぼ永遠に一つになることなどあり得ません。
それがこの世界の実相だからです。
その上に立っての自分のあるいは自分たちの生き方が、あるとすればあると、そういうことだと思います。

ロシアのやっていることは、私には到底受け入れられません。
だから、ウクライナを支援します。

もし、その矛先が自分に向かって来たら、つまり日本に対して同様な事が起ったら、戦うしかないと思っています。

その前に、まだまだ打てる手はあるはずですが。
しかしそこも勘違いしてはいけないと思います。

自国の繁栄のために、他国の平和を壊す事も一つの手段だと確信しているような国家に対しては、やり方を考えないと・・・。

ある意味、ケンカ上手になる必要がありますね。
もちろん、それなりの準備もしておかなくては。
使わないことを前提にしつつ、いざという時には相手を倒せるだけの拳を鍛えておかなくては、そうした相手に太刀打ちは出来ません。

実は私、獣害対策をする中で、そうしたことを学びました。
言わんとすること、お分かりですね。