いやー、うれしいですね。
ご注文でお届けした「みのりのパン」、召し上がる前にさっと絵に描いて、ご感想を添えてご返信くださったこの方は、萩原卓・久子さんご夫妻です。
かれこれもう25年以上、ずっとお付き合いいただいています。
これまでにも何度か、食工房のパンやお菓子を描いてくださっているのです。
せっかくの機会ですからご紹介申し上げますが、ご夫妻は毎年「絵手紙カレンダー」なるものを製作し、販売されています。
夫の卓さんが絵を、奥様の久子さんが書を、それぞれ味わい深い個性ながらうまくバランスして、一年間楽しく眺めていられます。
食工房でも、毎年暮れになる頃届けていただいて、皆さまにお目にかけて来ました。
今年は、原点回帰で取り組まれたそうで、いっそうお気持ちのこもったものが出来上がるのではないかと、楽しみにしているところです。
ついでですから、久子さんのプロフィールをご紹介しましょう。
前衛書道家で刺し子作家。
自由奔放で伸び伸びとした作風は、目にした瞬間から顔がほころびます。
以前、NHKの「おしゃれ工房」という番組に、何度か出られたこともありました。
一方、夫の卓さんは、サラリーマン時代からコツコツと絵を描き続けて、和みと癒しを感じる作風を培って来られました。
写真は、私と連れ合いにそれぞれ一着ずついただいた、久子さんお手製のブルゾンとチュニック。
藍染めの地に淡い同系色の太い糸で刺してあります。
後前どちらにも着られる、直線裁ちのシンプルなデザイン。
かすり地に太い糸で大胆に縫い目境を刺してあります。
後ろ側にも同じようにポケットがあり、前後どちらにも着られます。