気がついたのはここ数年前のことですが、いつの頃からなんでしょうか、輪ゴムがやたらに切れやすくなったと感じます。
商売柄、輪ゴムは頻繁に使用します。
袋に入った使いかけの材料の口を閉じておく時など、たいてい輪ゴムで留めます。
それが、新品の輪ゴムなのに、一回使ってもう一度という時に、いかにもあっさりと切れてしまうことがあるのです。
それも一度や二度ではありません。
割としばしばなのです。
昔私が子どもの頃、ゴム鉄砲を作って遊んだ時など、これ以上引っ張れないところまで、何回引っ張ってもそんなに簡単に切れたりしませんでした。
何回かやっているうちに、一ヶ所か二ヶ所切れかけて来て、それでもしばらくしてからやっと切れたものです。
ですから輪ゴムは、再利用出来る貴重な資材として、入れ物を用意して大事に取って置きました。
それがどうでしょう。
近頃の輪ゴムは、大して強い力で引っ張ったわけでもないのに、いきなりプツンとカッターナイフで切断したような切れ口で切れてしまいます。
それから切れないまでも、すぐに伸びて弾力が無くなりますね。
昔からよく聞く、ちゃんとしたメーカー品ですよ・・・。
あまり気になるので、インターネットで何か情報がないかと探して見ましたが、昔よりずっと切れやすくなったという話しは、一つも出て来ませんでした。
昔も今も、輪ゴムは天然ゴムを原料に作られているらしいのですが、ゴムの質が変わったのでしょうか。
あるいは、何か添加剤のようなものが使われていたのを止めたか、別なものに替えたか、きっと理由があるに違いありません。
たかが輪ゴム一本、幾らするというほどのものではありませんが、あんまり切れやすいとごみが増えて・・・、それより縛ってあったはずのものが輪ゴムが切れてバラけてしまって、散乱したりすると困るのです。
逆にいつまでも切れない輪ゴムだと、作っている会社はつぶれてしまいますね。
バランスはあると思いますけど、それにしても・・・と思うのは私だけでしょうか。