日別アーカイブ: 2009年5月20日

コーヒー業界、過熱気味の様相

コーヒー豆の輸入量が増えていると、前にも申し上げたと思います。
と言うことは、コーヒー業界にとっては需要があるということですから、喜ばしいことではあります。
しかし、どんな商売でもそうですが、儲かりそうだという気配が漂うだけで、新規参入が増えます。
加えてコーヒーのニーズは、この前も申し上げていますが、昔とは様相が変わって来ているのですね。
個人消費が、目立って大きく伸びて来ているのです。

一方売る側も、小規模に個人で起業して自家焙煎を売り物にする業者が、それこそ雨後の竹の子のように増え続けています。
カフェも然り。

また仕入れという面で見ても、それこそ世界中からありとあらゆる豆が、ジャパンマーケットを目指して売り込みをかけて来ていますから、入手の可能性がグンと広がってとても刺激的な状況です。
このところ、コーヒー商売はとても熱い状況なのです。

それだけに、競争も激しくなりつつあり、いろいろな意味で鍛えられることになります。
当然のことながら、常に勉強していないとあっという間に淘汰されてしまいそうです。
そしてまた勉強すると言っても、何を勉強すればいいのか?
その方面の商売も、あの手この手で袖を引っ張ります。
こんな時にフラフラしていたのでは、悪い業者のカモにされてしまいます。

独自性、独創性にすがるだけでは当然生き残れないと思いますが、裏でしっかり勉強しながら、そもそも自分自身がおいしいコーヒーを飲みたいがために始めた商売だという初心を忘れないで、これからも細く長く続けて行きたいと思っています。



今日入荷した豆、保管する前に天日に当てて乾燥しています。
先日のネパールの豆の一件が頭にありますので、こういう手当ても臨機応変にすることになります。
農産物との付き合いを仕事にして来たキャリアは、触るものが変わってもちゃんと役に立つからありがたい。


 


   本日のサプライズ!


裏の山から聴こえて来る、ツツドリの声です。


 


ツツドリ  カッコウの仲間で、初夏の頃鳴き声を聴くことが出来ます。