日別アーカイブ: 2011年11月16日

見るにつけ、聞くにつけ

「以前からそうだったんだよ!」と言われるかも知れませんが、3月の大震災と原発事故という一大事以後、誰の目にも明らかになったことは、この日本という国は、ひよっとすると国家としての機能を喪失しているのではないかということです。

国務国政の取締役、総括責任者と言えば、総理大臣と言うことになるのだと思いますが、菅さんもあれだけ散々に言われて退陣し、まあ評価出来るほどの仕事をしたかどうか分かりませんが、今度の野田さんはと言えば、もう早々から諦めに近い評価と言うか、期待に適うほどの方でもないと、専らの評判です。

インターネットで国会中継の録画をたまに見ることがありますが、質問者の中には信念を感じる誠実と思える方もいるのに対し、政権を担当している方々は酷いですね。
何と言ったら良いのでしょうか、人格が見えないと言うか、幾重にもカムフラージュしている姿しか見えて来ません。
全く海のものとも山のものとも分からない・・・。


国政を動かしている現場がどんなものか、私の知るところではありませんが、多分いくつもの相矛盾する利権の手垢にまみれて、がんじがらめでどうにもならないのでしょうね。
そして腐敗し切っているのかも・・・。


誠実で信念ある方が政権担当に着いたら、すぐに心労で気が狂ってしまうのじゃないかと・・・。
だから、あのような面の皮の厚いとお見受けする方々が大臣をやっているのでしょう。


否実は、これが日本という国の、日本国民のレベルなんですよ!と言う声が聞こえて来るような気がします。


一方国際社会に目を転じても、決して平穏無事というわけではないのですね。
件のTPPは、ある意味戦争です。
武器はお金です。

アメリカのやっていることは、外交ではありません。
最初から、略奪が目的ですから。
どちらかと言えば、恐喝と詐欺の両刀使いです。
それは、日本がキッパリした態度を取った途端に明らかになるでしょう。
まあ、やれるもんならやって見ろ!と言われているのです。


国際社会とは、つまりそういう場なのだよ、と仰る方がいるかも知れません。
それなら、真の国際平和など絵に描いた餅に過ぎないことになります。
つまり平和とは、武力を含めた力の均衡だというわけです。


地震と原子力災害のダブルパンチで疲弊の極みにあるこの日本で、これから何が起こるのかを見ていれば、それが分かるでしょう。
もちろん、私もあなたもその当事者として何を受け取ることになるのか、それは分かりませんが。