ご存じのとおり、今、高知に来ています。
昨日は母がめでたく退院となり、忙しく過ごしていました。
さてこの数日間、こちらの人たちと接しながら、福島は遠い・・・と感じることしきりです。
今朝のテレビでは、食品の新たな残留放射能基準について放送していましたが、こちらでは地産地消で解決する話で、何も問題はありません。
福島では、個人で線量計を持っている人は珍しくありませんし、今やホームセンターで1万円以下で常備販売しています。
食品類の検査は、県はもちろんのこと各自治体の各地区に検査機器を設置してあり、持ち込めば無料で検査してもらえます。
その他NPOを含む複数の民間の団体も、独自に検査機器を導入し無料あるいは有料で検査を引き受けています。
いずれも、新基準の100Bq/kg以下のレベルまで検出可能な態勢です。
それだけ危機意識があるし、またそういう環境なのですね。
さて今回私は線量計を携えて来ましたが、福島、栃木、群馬、埼玉、東京そして四国内を通過して高知の我が家まで辿り着く間、やはり・・・の予想通りに線量が変化して行きました。
どこがどのくらいだったか、詳しいことはここでは申し上げませんが、四国内では、福島では見たことのない数値が出ました。
0.03μSv/h・・・悔しいことですが、これが現実です。
屋外でも、0.05~0.06μSv/h以上にはなりません。
これは、全くの自然放射線レベルですね。
先日、生まれ故郷で昔の同級生たちと歓談の折、私の造ったシュトレンやパンなどをたくさん注文してくれたその友人たちは、私の造ったものはともかく、わざわざ福島の米や野菜、果物などを買うことはないと言っていました。
地産地消・・・、最も推奨されるべきこのことが、福島ではしてはいけないことのように言われるのは、正直ものすごく悔しいです。
彼の藤島晃一が言いました。
「福島の人間は、何故もっと怒らないんだ!」
「あんな、やられっ放しでええがかえ!」
「東電とか政府の役人とか、奴らと刺し違える覚悟するくらいの奴はおらんがか!」
・・・と。
対する私は、「いや・・・、そんなに簡単じゃないんだ。」と答えるのが精一杯でした。
実家に戻ってから、昔、どんとがボ・ガンボスというバンドで歌っていたあの歌を聴いたら、思わず込み上げて来てました。 ちくしょォーー!!
よかったらアイコンをクリックして、聴いてみてください。
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ダイナマイトに火をつけろ ・ボ・ガンボス
暗い話しですみません。今日はこのくらいで。