ある方からのご要望で、鯉のぼりの形のパンを試作しています。
食工房では、これまでにリス、ウサギ、魚、アンパンマンなどなど、いろいろ手がけて来ているので、こいのぼりと言われてすぐにも出来そうだと思いましたが、そうも行きませんでした。
魚のパンなら、何でもいいから魚に見えれば成功なのですが、こいのぼりと限定されるとまずそれらしく見えるポイントを押さえなくてはなりません。
丸く大きく開いた口、大きなびっくり目玉、そしてダイナミックなウロコでしょうか。
この三つはちゃんと表現しないと、どうしたってこいのぼりに見えてくれません。
それにパンというのは性質上焼いている間に膨らみますから、最初イメージしていたものと全く違うものになってしまうことも珍しくありません。
今日はこれで三回目の試作だったのですが、まあまあうまく行きました。
納品のお約束の期日までには、満足の行くものが出来そうです。
それで、これをつくつている時に思い出したのが、こいのぼりの歌です。
こいのぼりの歌と言っても、実は二つあって、皆さんはどちらをよくご存じでしょうか?
私が思い出したのは、「甍の波と雲の波~」で始まる方です。
「やねよりたかいこいのぼり~」の方ももちろん知っていますけれど、「甍の波と雲の波~」の方は、私の子どもの頃の記憶とも重なってとてもいい歌だと思っています。
もちろん、3番まで歌えますよ。
では、どんな歌だったか、良かったらご一緒に口ずさんでみませんか。