食品添加物の話、もう少しお付き合いください。
実は、昨日はちょっと熱くなり過ぎて、いろいろ見落としてしまったことがあります。
昨日は、食品添加物は一様に有害と受け取れる言い方に終始しましたが、少し訂正させていただきます。
例えば、豆腐を造る時に使う凝固剤(例えばニガリ)のように、必要不可欠で昔から使われていて、安全性にも全く問題の無いものがあります。
菓子造りにも、重曹が使われます。
そうでした。食工房でも、重曹だけは使っています。
やはり、個々の添加物について丁寧な解説を付けないまま、食品添加物全体を有害なものとするのは、いささか安易だったと反省いたします。
その上で申し上げますが、私は私なりの基準を明確に持っていて、危険あるいは安全性が疑問視されているものはもちろんですが、安全と分っているものでも、食工房の製品に不要と考えるものは使用しません。
今は、唯一重曹(炭酸水素ナトリウム)のみ使用しています。
さてここで、参考までに掲げておきますが、私が食品添加物のことを勉強する際に役立った一冊の本があります。
「加工食品の実際知識」という本です。
古い本で、とっくに絶版になっていますが、古本市場ではまだ入手可能です。
個々のデータは、古くなってしまったものがあると思いますが、基本的な情報は十分役に立ちます。
興味のある方は、ぜひ入手されて読まれたらいいと思います。