日別アーカイブ: 2008年12月29日

昔とった杵柄


 



 


今日は、餅をつきました。
昨日までパン屋でしたが、商売変えをして?今日は餅屋です。
子どもの頃から餅も餅つきも大好きで、中学生の頃には杵を持たせてもらって、10臼も搗いて気勢を上げていました。


20年余り前のことになりますが、商売の一環で餅つきもやったことがあり、これはさすがに餅つき機でしたが、のしたり丸めたりはもうお手のものです。
最近は一年に一回きりの餅つきですが、手はちゃんと覚えています。


つい3年前までは、杵臼でやっていたのですが、息子たちが独立していなくなり、この季節にも戻らなかったりするので、今は餅つき機でやっています。
今日は、もち米15㎏、一斗餅をつきました。


どなたも杵つきの方がいいと言うのですが、餅つき機にも裏技があって、なかなかどうして杵つきに負けない口当たりを出せるのです。
とは言え、餅つき機だと、あまりにもあっさりと片付いてしまうので、人手さえあればにぎやかに杵臼でやりたいものですね。
餅つきは、昔からイベントでしたからね。


と言うわけで、お供えと餡ころ餅とのし餅が出来ました。
今日の夕食は、搗きたての餅を入れた汁をおかずに、売れ残りのパンを食べるという、多国籍メニューです。


そうそう、それで今日は29日でしたね。
人によっては、9は=苦に通ずると言って、この日には餅を搗いたりしない慣わしのようですが、私は29はフク=福と解釈しています。
それより何より、あまり気にしていません。
吉凶は、己の内より生じるものと受けとめています。


明日は、のしもちを切って袋に詰め、これも冬の間の保存食です。
あと二日で今年もおしまいです。