先日、「造って何ぼ」と言う記事を書きました。 <参照>
モノづくりは、確かにつくって何ぼ、自分の手がする仕事以上の売り上げはありません。
そして実は、それだけではないのですね。
食工房のような製造販売業は、製品を造っただけでは仕事は終わりません。
それをお客さまに手渡して、代金をいただいて初めて売り上げになるわけです。
売れ残った分は、単に売り上げにならないだけでなく、材料代と手間代の分だけマイナスになります。
良いモノを造るための技能や創意工夫、向上心などは、もちろんいつでも求められるわけですが、それを買っていただくためには、リーズナブルな価格と売れ残りのロスを秤にかけて、綿密な計算もしなくてはなりません。
そして如何にしてお客さまの心をとらえて買っていただくか、その部分でも創意工夫とお客さまに接する心構えが大切になります。
商売は、バランス感覚が何より求められる職種だと思います。
ものごとに対し、総合的で偏りがないスタンスが重要。
若い頃は、飽きっぽいと言われながらザーッと浅く広く、興味の趣くままに何でも手を出して来て、還暦目前の今頃になって今度は「継続は力なり!」と力説している私の半生は、意外にも商売向きの性格を養うことであったような気がしています。
自分で造って自分で売って、これが一番性に合っています。
実際、いつも楽しんでやっている自分を、そこここに発見しています。
ジャーン!
で、「パンだより」がカラーになります!?
本当です。
片面だけですが、連れ合いのイラストに色鉛筆で塗り絵風に色刺ししてもらいました。
近日中に発表です。
どうぞお楽しみに。
今回は、Word バージョンと Illustrator バージョンが出来る予定。
もっとも、どちらも外観上ほとんど差はありませんが、細かいところが違っているはず・・・。
両方公開しようかと思っています。