今日は、沼ノ平の農家さんへ小麦原穀を受け取りに行きました。
そうしたら、待っていてくださった I さんが曇り顔で説明してくださるには、小麦粒の中に黒ずんだ粒が混ざっているのを発見し、これでは売り物にならないとおっしゃるのです。
突然のご報告に、私の頭の中はパニックになりかけました。
この小麦が使えないとなれば、飯豊山食パンも麦畑通信・136もみのりのパンもトマト丸も、皆造れなくなってしまいます。
とにかく、先ずは現物を見せていただきました。
・・・確かに、胚芽の部分が黒く変質してしまった粒が混ざっています。
一番気になるのはにおいなので、両手で掬った小麦の中に鼻先を押し当ててにおいをかいでみました。
・・・そんなに悪くはありません。否、全然大丈夫じゃないでしょうか・・・。
全粒粉はともかく、小麦麺に加工する分には全く支障はないと思えましたので、30kg1袋引き取って来ました。
さて、今回のトラブルの原因を農家さんとあれこれ詮索してみましたが、この夏の暑さがやはり一番効いているのじゃないか、という結論に達しました。
何にしても農業は、自然相手の仕事です。
年々気候の変動が大きくなる状況に、農家も頭を抱えています。
来年の収穫に向けて、ちょうど種蒔きを終えたところだということでしたが、増産をお願いした関係で、今年の収穫のかなりの割合が種用に回ってしまい、パンづくりに使用出来る分がずい分少なくなっていました。
加えて黒変のトラブルで、小麦は早々に無くなってしまいそうです。
先日の「農産物を相手にしている実感」<参照>の中でも申し上げましたが、電話一本で注文出来るものとは違う緊張感を、早速思いっ切り味わうことになりました。
これからどう対応して行くか、思案しなくてはなりません。
一部のメニューは、この後来年の収穫までお休みするしかないかも・・・。
本日も、ご来場ありがとうございました。
連れ合いの個展二日目の今日は、オープニングのお茶会をやりました。
午後3時前から次々とお客さまがお見えになり、たのしいおしゃべりに花が咲きました。
私も2時間余りその場にいましたが、連れ合いの絵を見に、また本人に会いに、こんなに沢山の方がいらしてくださることに、我が事のような喜びを味わいました。
置いてあるノートに書かれたご感想やメッセージ、テーブルに並べられているお花、晴れがましい気持ちにさせていただいて連れ合いもつくづく幸せ者だと、私からもお礼を申し上げたくなりました。
皆さま、ありがとうございます。
まだ二日目。
先は長い・・・。
出来る限り毎日、会場に居たいと申しております。