先日の大雪は、史上に残るほどの豪雪であったと、今頃になって知った私です。
何しろテレビは見ませんし、ラジオも聴きませんし、インターネットのニュースはチェックしていますが、今回の大雪に関しては、自分も当事者なので目の前の雪を見りゃ分かるよ!と思って、特に注意を払っていませんでした。
確かに凄かったけど、我が家の生活には特に支障は無かったし、仕事も通常通り出来たし、翌日は朝から晴れましたので、家のまわりの除雪に汗を流していい運動になったと喜んでいたくらいでした。
その日(26日)の午後から、駅カフェさんに作品展の引き上げに出かけたのですが、そこで初めて事の重大さに気が付いた次第。
道路の除雪が全く間に合っていない状況の中でまともに走れない上に、雪に備えの不十分な車、運転未熟の車などがあちらこちらで渋滞の原因を作っていて、普段小一時間あればたどり着ける距離を二時間半かかりました。
それでもまだ、49号線の300台立ち往生騒ぎのことは聞き及んでいませんでしたが、こんな状況の中で、物流を預かる仕事をしている人はどれほど大変なことだろうと、察するに十分でした。
それからまた一日過ぎて昨日になってやっと、知人のブログなどで会津豪雪が全国ニュースになっていたことを知りました。
それにしては、郷里からもその他の友人知人からも、電話一本かかって来なかったのは、ちょっと意外・・・と言うか、いつも雪を喜んでいるようなことをブログに書いたり、便りにしたためたりしているからでしょうか。
別に自慢したいわけではありませんが、山暮らしをしていた時、三日続きの豪雪でその後5日間孤立したことがあるのです。
丸4日間1000mの山道を雪掘りして車を外に出せるまで、4人の息子と一緒に朝から晩まで雪と格闘しました。
そんな時でも、恐怖心や焦る気持ちは全くありませんでした。
家に帰れば、薪ストーブが燃えて暖かいし、飲み水にも食うものにも困ることはないし、沢の水で風呂を沸かして一日の疲れを癒せるし、この時も5日目に開通して郵便を取りに最寄りの知人の家まで出かけながらホッとしたのも確かですが、何かが終わったような寂しさを感じたのでした。
それはそれとして、今回の豪雪で何かとても大切なことを思い出させてもらったと思っている私です。
もちろん、今の暮らしに不満はありませんが・・・。
「雪が降れば雪だるまを作ればいいだけのことさ。」
子ども達に教わった教訓です!?