月別アーカイブ: 2012年2月

確定申告・書類作成終了

経理は苦手と前々から申し上げていましたが、ここ2年ほど前からPCを使って集計するようになって以来、ずい分ストレスが軽くなりました。

PCで集計と言っても、市販の会計ソフトを使っているわけではありません。
経理は苦手と言いましたが、集計表をプログラムするのは、正直申し上げてなかなか面白い作業でした。
否、向いているとさえ思います。
まあでも、深入りするつもりはありませんけどね。


そこへ加えて、スタッフの方がPCの使い手だったりしたものですから、今回はあっさりとあとをお願いして、本日、国税庁のホームページ上で決算書、申告書の作成を終えました。


今回は、このデータを商工会に持ち込んで、代理送信という形で申告するのですが、来年は自分で e-TAX を利用して申告まで完了したいと思っています。


さてその結果ですが、残念ながら実質的には赤字の経営内容でした。
大震災の影響が出たことは紛れもない事実ですが、今度こそはと納税出来る経営を目指していただけに、残念と言うか悔しいです。


今まで、非課税申告になると得したような気持ちになっていましたが、本当はそれではいけませんね。
還暦まで無事に過ごさせてもらったのだから、ちょっとくらいは社会貢献するようでなくては・・・。
おっと、その前に連れ合いや娘たちにちゃんと給料払ってやれ!いい恰好するんじゃないよ!との声が・・・。


ふり返るともう恥ずかしいくらい、好き勝手にドロップアウトして過ごして来た私ですから、いろいろな意味で罪滅ぼしをしなくてはならないのです。
決していい子ぶっているわけではありません。念のため。





食工房よりお知らせ ・ コーヒー豆の種類が増えました。


すでに一度お知らせしていますが、新しくメニューに加わった銘柄が数種類あります。
食工房では今まで無かった、アフリカ・中東産の豆もあります。

先日入荷取り消しをお知らせしたハイチ産の豆も、別バージョンのものが入荷します。
ハイチ産 CMIA マール・ブランシュ スクリーン 15/16
前回取り消したのがスクリーン 17up でしたから、若干小粒のものになります。


大粒の方が、より完熟と言うか甘みが豊かだろうという考えでしたが、サンプルを取り寄せてテスト焙煎・テイスティングして見ましたが、小さめの方も決して悪くなく遜色ありませんでした。

週明けに入荷の予定。
来週の焙煎スケジュールに入れています。

今週はモカ週間でしたが、来週はハイチ週間ということになりそうです。
店頭にて、試飲コーヒーをお振る舞いいたします。


とりあえず明日は、イエメン・モカの試飲お楽しみください。
なかなかどうして、個性ある味わいがクセになってしまいそうです。

公平の難しさ

昨日、補償のことを取り上げたついでにというわけではありませんが、日頃思っていることでもある、公平ということの難しさに触れてみたいと思います。


何か負担を求める時、あるいはまた何か恩恵を与える時、いつもこの「公平に・・・」ということが問題になります。
本当の意味での公平はあり得るのかと言うなら、それは多分ないだろうと私は思います。
それをまたお金の額で決めようとすると、余計に難しくなるような気がします。

例えば、税金の主旨は公平負担です。
しかし私たちは、自分の負担を公平だと納得しているかと問われれば、誰もが首を横に振るでしょう。
国民のだれもが免れ得ない税金の一つに国保税がありますが、これも払えないとなると、生活保護を受けるかと言うことになります。

生活保護を受けると、国保税は免除になって医療費も只になりますから、ギリギリのところで堪えて納税している人と、何らかの理由で生活保護を受ける人との公平がどこで担保されるのか、とてもとても難しい問題だと思います。
仮に批判や非難を受けるべきケースがあったとしても、判定は極めて難しいでしょう。

世の中には、信じられないようなこんな話もあるのですね。 <参照>


一方受け取るということに関しても、公平は難しいのです。
この度の原子力災害では、様々な形で補償がなされていますが、ここでもやはり公平の難しさを見せつけられます。

ちょっと長い記事ですが、大変よくまとめてくださっているこのブログをご覧いただきたい。 <参照>


尤もそんなことばかりではないのでしょうが、そもそも受け取る側に乞食根性が芽生えやすいような補償の出し方にも問題があるのだと思います。
ここにもやはり、先の参照記事の中に出て来る「日本病」と呼ぶべき病巣があるのかも知れません。

最後は、私たち一人一人の、人生に臨む態度にかかっているということでしょうか。

補償は求めないつもりです。

この度の東日本大震災と福島第一原発の放射能汚染災害に関して、私は補償を請求しないことにしました。
理由は、大まかに分けて二つあります。

まず一つ、地震では家の何処も破損しなかったこと、物一つも破損しなかったこと、怪我も無かったこと、原発の放射能のことでは確かに大きな影響がありましたが、避難行動は一切しなかったこと、商売への影響があるとすれば一番大きかったはずですが、3月から4月にかけて休業により減収だったものの、年間通してみるとほとんど売り上げの減少が無かったこと(皆さまのご愛顧の賜物と大いに感謝しております。)、これらにより補償を求めるほどの損失には値しないと考えたからです。
それに、私などよりもずっと切実に補償を必要としている方々が、沢山いらっしゃることは考えなくても分かっていますから。


あと一つ別の理由は、補償の請求先が東京電力でも、結局は全部税金につけ回されることが、ほぼ間違いない状況であることです。
つまり、先へ行って増税という結果となって帰って来ることになると思うからです。


私一人が補償請求を取り下げたからと言って、何ほどの足しになる筈もないのかも知れませんが、そこは私の自己満足と言われて結構です。
因みに、被災証明も申請していません。



それより、皆さまのご支援ご愛顧に支えられて、こうして仕事を続けて来られたことが、何よりありがたい補償です。
昨日も申し上げましたが、心ある個人や団体のお計らいにより、努力次第で報われるステージが与えられたのですから、ここは油断なくしっかりと稼がせていただきます。
まずはそのことに感謝を申し上げます。


そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

イエメン モカ 焙煎

今日は朝からコーヒー焙煎をやっていました。

お昼過ぎ、間に合わないと思っていた豆が届きました。
その中の一つ、イエメン モカ・マタリを急遽選別、焙煎しました。

先日のサンプルは、七輪に炭火を起こして手網焙煎でしたから、焙煎機での本番は今日が初めてです。
手網焙煎とは時間スケールが違うので、ちょっと緊張しましたがまずまずの仕上がりでした。

モカ豆は、選別が大雑把で粒も不揃い、ロスが多いと聞き及んでいましたが、確かに・・・・。
さあ、これがどんな味わいを出してくれるのか、明日からしばらくの間店頭にて、このイエメン モカを試飲していただきます。
どうぞお楽しみにご来店ください。




  餡の「おおすか」さん

会津若松市にある老舗の餡製造所「おおすか」さん <こちら> と、ひょんな行きがかりからご縁が出来ました。
3月初めに東京で開催予定されているイベントに、食工房とコラボレーションメニューということで、あんぱんの企画が持ち上がっています。
昨年のかぼちゃあんぱんで、餡子を包む作業にも少し慣れたところでしたので、挑戦してみようかということに・・・。


今年は早々から次々、ありがたいお話しが舞い込んで来ています。


その東京のイベントの後は、同じく「おおすか」さんがらみで横浜のイベントへ。
その後、会津若松で「あぐり・カフェ」。
それとは別にもう一つ、東京の取り引き先で食工房の製品を取り上げて全国向けの企画をしていただけるお話しも・・・。
あとまだ一つありました。
今、県内の有志で企画を進めている宿泊イベントの食事に、食工房のパンを使っていただけるお話しもいただいています。


いやいや何ともありがたいのですが、問題は食工房の手に負えるかどうかです。


開業10年にもう一息というところまで来て、やっと出た芽を大事に育てたいものです。
今が一番のがんばり時かも知れません。

スタッフ志願者、求めます!

形式に捕われ、自滅する日本

大げさなタイトルを付けてしまいましたが、今の福島第一原発の状況が一つの喩です。

政府が昨年末に宣言した「冷温停止」。

そもそもこの冷温停止という概念は、健全な原子炉の中で使われるものであり、事故後の中の状態も把握し切れていない中では、ほとんど意味のない概念であることは、多くの学者技術者はもちろん素人の私でさえ理解出来る程度の事柄です。


もう誰もがお察っしの通り、この「冷温停止」には政治的な意味しかないことは明確だったのです。
しかもここに来て、それさえ根底から意味を失ってしまいました。


ご存じの通り、2号機の水温が異常な値を示し、結果的に温度計が壊れていたことが原因だったと言うお粗末・・・。

そもそも溶け落ちた燃料がどこにあるのかさえ不確実なのに、測定している温度が何を示しているのか分かる訳がありません。
全ては推測でしかないのです。


そのような薄弱な根拠に基づいて、形式だけの「冷温停止」を宣言したばかりに、温度計の異常に対しても正しい原因を突き止める前に、とにかく温度を下げるためにただ注水量を増やすという盲目的な対応をせざるを得ませんでした。


その辺りのことについて、やはり現場の方はとっくに気が付いていて、原子炉の状態が安定とは程遠い状態だと、前々から指摘しています。 <参照1> <参照2> <参照3> <参照4> <参照5> <参照6> ・以上Happyさんのツィートより


冷温停止と事故の収束を宣言したことについて、世界は一様に首をかしげたものですが、この度の温度異常とそれへの対応と判明した結果を並べると、これはもう物笑いの種でしかありません。


日本の政治家の判断力、指導力、行動力は、世界からどのように見られているのか、背中が寒くなる思いです。
加えて、東京電力の不誠実さも・・・。


そして、民主主義国家なのに、それをどうすることも出来ない日本国民とその社会、自滅するしかないのでしょうか。


全く、ため息しか出て来ない私です。

お知らせあれこれ

食工房の営業上のお知らせ事項です。


  今週のクッキーとマフィン

今週は、わらいごまとジンジャークッキーを焼きました。
他に、バタービスケット、くるみびすけっと、森のパン屋のビスケット、パタポン、ナッツクッキーの在庫があります。


マフィンは、今週はシマリス君の朝ごはん、ココリス、そば粉マフィンの3種類を予定しています。





  コーヒー豆の入荷について・新たに2銘柄入荷します。

1. イエメン モカ・マタリⅠ バゼル

2. ペルー オロ・ヴェルデ(オーガニック認証品)


ハイチ CMIA マールブランシュ は、残念なことに卸し元で完売品切れとなり、入手出来ませんでした。
入荷の告知をしていましたが、取り消させていただきます。


  現在および今後の取り扱い品は

セラード 樹上完熟
ペルー ナランヒージョ(オーガニック認証品)
ケニヤ イーガーズ(オーガニック認証品)
それに
イエメン モカ・マタリⅠ バゼル
ペルー オロ・ヴェルデ(オーガニック認証品)
の5銘柄になります。


なお、今後も次々違う銘柄がスポット入荷します。
その都度お知らせいたしますので、どうぞご期待ください。





  イベントのご案内

今週末も、食工房に関わりのあるイベントがあります。

マルシェ・ジャポン @ 仙台  2月16・17・18・19日

イベントのHPは、<こちら>

この中の一角、「プロジェクト地域活性」さんのブースに、食工房の製品を並べていただけることになりました。
2月17・18日にそれぞれパンと焼き菓子が並びます。
お近くの方、当日この方面にお出での方、ぜひぜひお立ち寄りください。


この後3月にかけて次々、イベント出品・出店を予定しています。
追ってお知らせ申し上げます。





  ただ今、確定申告準備中です。

今年は、スタッフの宮下さんが経理を覚えたいと志願してくださいましたので、とても心強い中で着々と準備が進みました。
しかしながら決算の結果は、言うまでもないことですが、なかなか厳しいものに・・・。
今年は、何としても取り返したい・・・。

と言うわけで、ただ今積極的にスタッフ募集中です。よろしく!

まだまだ寒い日が続くとか・・・

今朝は久しぶりに大雪の朝でした。
それでまた降り方の激しさは、今までにもちょっと見たことが無いほどで、周りの景色が見えなくなるくらいでした。

それでも2月も半ばに近い時節柄、日中少しでも日が差すとたちまちその雪が消えて行きます。
除雪車が除雪した後の道路は、残っていた圧雪が融けて早くも路面が乾き始めるところも。

そうかと思うと、日陰の道はカチカチに凍りついていて、除雪車が通った後はまるでカンナでもかけたようにピカピカツルツルです。
車で走るのも大変ですが、スピードを控えめにしてさえいれば大丈夫。
雪道に慣れた人ほど、ちゃんとスピードを落として走っています。


さてさて朝一番から午後まで降った大雪は、すっかり皆さまの外出の意欲を奪ってしまったようです。
本日は、珍しくご来店のお客さまがありませんでした。
否、私だって今日は、買い物があって外出するのに一度止めようかと思ったくらいですから・・・。
結局出かけて来ましたが、幹線道路以外どこも通る車は少なく、案外走り易かったです。


明日は食工房の一週間の週末ということで、明後日は定休日となります。
寒い中大変ですが、皆さまのご来店をお待ちいたしております。

小休止

今日は、音楽でも聴いてください。


Voaria a Compostela / Milladoiro


同じグループの演奏ですが、別な歌手が歌っている動画もあります。


 


MilladoiroのCD、ほぼ全て持っています。
店でいつも流していますので、すでにお耳に入っている方もいるかも・・・。

納得、納得!

「福島の原発事故原因は津波?地震?ヒューマンエラー?いやいや、きっと一番の原因は原子力発電所がある事なんだよ。」
これは、昨日のHappyさんのツィートです。
Happyさんとは、今福島第一原子力発電所で事故の収束のために、現場で実際に作業に当たっている方です。

<参照>

原発が存在する以上、事故は必ず起こる。
極重大な事故も可能性として、0にはなり得ない。
そういうことですね。


否、実際に起こってしまいましたから・・・。


事故を想定してそれに対応出来ることを前提にしなければ、原発を造って動かしてはいけなかったということですね。


原子力は確かに凄いですよ!
でもそれ故に、人類の手に負えないものでもあるわけです。
一方、この宇宙に存在するエネルギーのほとんど大半は放射エネルギーだそうですから、人類はいずれそういうものを使いこなすようになるだろうとは思います。


しかし、この地上でそれを使うことが本当に可能なのか、それからもう一つ、すでに産み出してしまった使用済み燃料に代表される放射性廃棄物の後始末のためにも、T田先生が何時だか仰ったように、今後200年くらいは(それで十分かどうかは別にして・・・)原子力を実用にすることを止めて、しっかり研究だけをやったら良いのです。


そしてあと一つは、人類の精神性の成長も待たなくてはならないでしょう。
放射エネルギーに触れるには、人類はまだまだ、何百年?否何千年か早かったに違いありません。

イベントのご案内

これから3月にかけて、食工房に関わりのあるイベントがいくつかあります。
まずは詳細が確定している直近のイベントから・・・。


  「目黒の小さなあさ市」

フェアトレード・オーガニックコーヒーでお世話になっている、東京の「第三世界ショップ」。
こちらで毎月一、二回開催されています。

今回は、2月11日の土曜日に開催されるあさ市に、食工房のパンと焼き菓子も出品させていただけることになりました。

イベント詳細は、<こちら> をご覧ください。

東京都内あるいは近郊にお住まいの方、また当日この方面にお出での方、ぜひぜひお立ち寄りくださいませ。




  明日からまた雪の予報ですが・・・

今日あたりは、道路の雪はすっかり消えて路面が乾いているところもあるくらいでした。
でも明日からまた降り直しの雪のようです。

明日はいつもの木曜日、パンを沢山焼いて、ご来店をお待ちしております。


 







先日、見たことのない数字と申し上げましたが、ここ数日ひんぱんに出現します。
大体は、0.05μSv/hのことが多いですが。(事故前の屋外の平常値です。)

毎日観測していて、結構変動があることも分かっています。

一番は、降雨、降雪中に線量が上がることです。
このメカニズムは、良く知られているものらしいですね。 <参照>
雪が降っている時は、室内でも0.1μSv/hくらいまで上がることがあります。
雪が止むと間もなく、また元のレベルまで下がります。

と言うことは、人類は太古の昔から、雨や雪の度にこの程度の放射線を浴びていたということでしょうか・・・。