月別アーカイブ: 2014年8月

百姓市、ご来店御礼

百姓市

今日は特別かも知れませんが、テントの数がずい分増えたんですね。

本日は、臨時に百姓市に出店いたしました。
間際のお知らせにもかかわらず、幾人かの顔見知りの方々がご来店くださいました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

品揃えは十分とは言えませんでしたが、食工房にもお廻りくださった方が沢山いらしたようなので、お目当ての品は手にしていただけたのではないかと思っております。
カレーのお振る舞いの方もご好評いただき、並べて置いたカリーマサラもいくつか売れました。

今シーズンは、多分今日のみであとは出店出来ないと思いますが、百姓市にご来店の折は、ぜひ食工房へもお廻りいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。


いよいよ猿も・・・

我が藤沢集落にも、とうとう猿の侵入が試みられました。
川一つ隔てた対岸エリアの辰ヶ原地区に、3~4頭の猿がいるのを住人が見つけ、打ち上げ花火を鳴らして追い払いましたが、結局遠くまで逃げずにまた戻って来たようです。

聞いたところによると、柿の木に登ってまだ青い柿を食べようと枝を折っていたそうです。
よほど腹を減らしているようだとの話で、それが本当ならこちらに渡って来るのも時間の問題です。

とにかく最初が肝心なので、猿どもにこの場所はよしておいた方がいいと思わせる手を、何としても打っておかなくてはなりません。

また熊に関する情報もあり、母子連れの熊が川ぞいの田んぼを横切って川に下り、対岸(つまりこちら)に渡ったらしいとのこと。

そんなこともあって、夕方から火を焚いています。
また家の裏にセンサーライトを取り付けました。

今、家の周りは、急速に野生の王国になりつつあるようです。
油断することなく、立ち向かって行かなければなりません。
ではでは。

百姓市、臨時出店します。

急なお知らせになりますが、明日8月31日の「相川の百姓市」に臨時出店いたします。

今年は、人手不足のため出店出来ないことに変わりはないのですが、明日は百姓市のお振る舞いイベントでカレーを担当することになりましたので、併せてパンの販売もすることにいたしました。

明日の百姓市は、日頃のご愛顧に感謝の気持ちを込めて、ミニカレーパーティーという趣向です。
限定50食用意して皆さまのご来場をお待ちしております。
詳細は、「相川の百姓市ブログ」をご覧ください。

明日はお天気にも恵まれそうです。
どうぞ皆さまお誘いあわせの上、多数ご来場くださいますようよろしくお願いいたします。

麦の香り、漂っています。

パン

飯豊山食パン 1斤500円


パン

みのりのパン 1本970円 ・ 1/2カット520円


パン

プンパニッケル 1個490円


パン

小麦全粒粉100%の新製品 1個550円

今年産の小麦とライ麦を使うようになって、パン焼きの日は食工房の作業場に以前にも増して麦の香りが漂っています。
パンは麦でつくるんだね・・・ということが、とても素直に納得出来ます。
小麦にライ麦、いい材料に恵まれそこに酵母の働きが加わって、まさに食の幸ですね。

私たちは、それを活かす手になり切ってパンを焼きます。
自分で言うのも何ですが、美味しいパンが焼けています。

明日もまたパンを焼きます。
どうぞ、麦の香りを嗅ぎに来てください。
試食もございます。

熊、捕獲

多分今朝早く未明の頃でしょうか、仕掛けてあった罠に熊が一頭かかりました。
早朝、近所の人が畑の方からやって来て、「熊が入ってるよ。大きいよ。」と報告してくれました。

設置してから丸二週間、設置許可の期限が過ぎて、今日あたり撤去されるはず・・・と思っていたところでしから、よりによって今朝かかるとは何と気の毒な熊だろうと微妙な気分でした。

間もなく猟友会の方々がやって来ましたので、娘たち二人と共に同行して立ち会わせてもらいました。

オリの中に捕獲されていたのは、一目見て成獣と分かる大きな熊でした。
こんなのに至近距離をうろうろされていたのでは、危なくて仕方がないと思った次第。

いくら気の毒でも、ここは死んでもらう以外仕方がありません。
銃声一発、頭を撃ち抜かれて昇天。

そして死んだ熊の体を調べていると、いろいろなことが分かるのですね。
雄雌の判断は、外見ですぐに雄と分かりました。
すり減った牙の様子から、相当年齢を重ねた雄であることも分かりました。
また腹のあたりの肉付き具合から、たっぷり餌を喰っていることも。
(そりゃあそうでしょう。家のかぼちゃを一度に10個も、次の日にはとうもろこしを40本も喰っているのですから。)
身長は、立ち上がると優に大人の背丈に届くくらい。
体重も130kgくらいあるのじゃないかということでした。

それで意外だったのは、子連れの雌熊がいるとの推測があったのに、かかったのは雄熊だったこと。
侵入ルートも、推測していたのとは反対の方角からだったことです。

ちなみに雄熊は、子連れの雌熊を見つけると、雌を発情させるために子熊を殺すのですね。
それで雌は、神経質なまでに雄を避けるように行動します。
この周辺で大小二つの熊の足跡が見つかっていますから、子連れがいることはほぼ間違いありません。
それを追いかけて、今朝かかった雄がうろついていた可能性があります。

我が集落では、今年になって急に熊の被害が広がりました。
今までにも熊の出没は確認されていて、農作物の被害もあったのですが、散発的で捕獲駆除をするまでには至りませんでした。
しかし、手をこまねいている間に、このあたりはすっかり熊の領域になってしまっていたようです。
知らぬが仏、ひょっとすると我が家の庭先が通り道になっていた可能性もあったわけです。

この後も、まだ別の熊がいる可能性が大なので十分気をつけるようにと、今朝熊の始末に当たった猟友会の方から言われています。

一度人里を自分のエリアと認識して、畑の作物に手を出すことを覚え、人が積極的に抵抗するわけでもないことを学習してしまった熊は、何のためらいもなく際限なく作物に手を出して来ます。
実際、今年の状況がそうでした。

農家の方と話していていると、「山間なのだから、熊がいるのは仕方がない。かぼちゃやとうもろこしを少しくらい喰われたってそれはかまわない。人に危害がなければ・・・。」と、よく耳にします。
しかしそれは違います。

易々と作物に手を出させてはいけません。
餌付けしているようなものですから。
必ず次から、農作物を当てにするようになります。

そのうち畑が彼らの縄張りになり、いつか不幸な出会いで人的被害が発生します。
熊の領域と人の領域を分けておくには、人が努力しなくてはどうにもならないのです。

この前も申し上げたように、今回は最悪の事態と言えます。
私は、今日死んだ熊の命を弔うためにも、人のなすべきこと、役割と使命に想いを至らせて、これからの人生を過ごしたいと思っています。

もう寒いくらい・・・

秋雨前線が南下して、冷たい風が入って来たのですね。
雨模様の今日は肌寒いくらい、痩身の私は長袖シャツを着て過ごしました。
家の中も湿気っぽくて洗濯物が乾かないので、除湿機を回していました。

一方酵母菌は、適温範囲になっていい具合です。
これからの季節、パンの風味も良くなります。

明日はまたパン焼きの日、もうすでに、仕込み完了しています。
地元山都町千咲原圃場産のライ麦で、プンパニッケルを焼きます。
どんな風味になるのか、楽しみです。

お天気が今一かも知れませんが、皆さまのご来店をお待ちしております。

そうそう、体調の方は、おかげさまで今日一日でずい分良くなりました。

本日雨にて、休養日に

晴れれば畑で・・・と思っていましたが、朝から本降りの雨模様でした。
それに、どこからか回って来たらしい風邪に感染したらしく、微妙に体調が落ちていましたので、一日ゆっくりと休養しました。

それでも朝一番は、小一時間かけて体操もしたのですよ。
そうすると、体のどのあたりがどうだということが、良く分かるのですね。
もちろん辛くてたまらないのを、我慢してやるわけではありません。
軽やかに動くか、ちょっと重いか・・・、そのあたりを注意しているわけです。

で、朝食の後お腹が膨らんだとたん、眠くてしょうがないので寝床に戻って横になりました。
そしてそのまま大したことをするでもなく、寝たり起きたりして一日過ごしました。

運動量が少ないので、昼食は少な目に。
暑くもなかったので、水を飲むこともありませんでした。

夕食は、普通にちゃんと食べましたが、胃袋を休ませたおかげで、今頃になってずい分楽になって来ました。
今夜は、この後は何もしないで早く寝ることにします。
今日が定休日で良かったです。
忙しい木曜金曜だったら、ちょっと苦しかったところです。

それにしても、微妙な変化を見落とさないためにも、毎日の体操やランニングは欠かせませんね。
一生現役、死ぬまで健康、それを心がけています。

明日、明後日は、定休日

毎度恐れ入ります。
明日と明後日は、定休日にて閉店しております。

明日の休日は、熊に荒らされたとうもろこしとかぼちゃの片づけの続きをやります。
まだまだこんなことぐらいでは耕作放棄しません。

もうすでに、白菜の苗を仕立てています。
大根は、とうもろこしのあとに直播きします。
でっかい風車が回っているので、カラスや鳩に突かれないで済むと思います。

来年はいよいよ電柵(高電圧の電線を張り巡らせる)か・・・と思っていますが、それで作物は守れてもクマの出没を遠ざけることは出来ません。
もしもの場合、自分たちの命も守れません。

電柵で防ぐなんていうのは、何か根本的に違うと思っています。
それでも、やらざるを得ないことになるのでしょうが、その間にもっと根本的な対策を実行して行かなかったら、結局山間には人は住めなくなってしまうでしょう。

いろいろ手は考えているのですよ。
先ずは個人ですぐに実行出来ることから始めますが、出来れば地域ぐるみでやらなくてはならないことがあって、本当はそちらの方が主です。
追々触れたいと思っています。

ま、とりあえず明日は、食工房の作業の緊張感から外れて骨休めです。

スコーン、売れてます!

スコーン

プレーンスコーン・5個入り 620円

先月下旬から、喜多方市内の「コープあいづ・東店」で、プレーンスコーン・5個入りとバタービスケットの2品目を販売していただいています。
今日でちょうど一ヶ月が経ちましたが、4回納品に行っています。
順調に売れているようです。

お買い求めくださったお客さま、ありがとうございます。

食工房の製品の中で、このスコーンだけは、本当にどこへ出しても良く売れるようです。
会津管内だと、駅カフェさんを筆頭に自然食品・玄さん、会津中央乳業さん、GIMYさん、そしてコープあいづ・東店さん、これだけあちこちで売ってくださっていても、それぞれのお店での販売数は少しずつでも増えています。
うれしいことです。

つい先日も申し上げましたが、ここでさらに油断することなく、品質の安定を心がけなくてはなりません。

そもそもこのスコーンは、会津中央乳業さんの低温殺菌牛乳「会津のべこの乳」があったからこそ出来たもの。
そして、駅カフェさんがカフェメニューにずっと入れてくださったこと(今も継続中)、販売も積極的にしてくださったことが、今これだけの拡がりの基なのですね。

私たちは、間で一生けんめいスコーンを焼いていただけ・・・。
本当にありがたいことだと思っています。

新しいフードプロセサーも、これなら導入した甲斐があったというものです。
私たちも、運動を心がけて体力をつけて頑張らなくては・・・。

食工房のスコーンを、どうぞよろしく!

新製品に・・・

pan

山都町産の小麦全粒粉100%のパンです。
※千咲原地区・大江ファームで作付されたもの


pan

1/2カットサイズも販売しようか・・・と考えているところです。


pan

小麦胚芽の栄養たっぷり。
繊維質も、他の食品とは比較にならない大量摂取が可能です。
低カロリーです!

地元の農家の小麦だけで焼いたパンを商品化したいと、以前からずっと思い続けて来ました。
ライ麦の方は、すでにプンパニッケルで地元化が実現しています。

今年、千咲原地区の大江さんが南部小麦を作付けしてくださり、食工房に120kgほど分けていただきましたので、この小麦を全粒粉に挽いて、100%この小麦だけのパンを焼いて見ました。
全粒粉100%とは言え、南部小麦はグルテン含有率が比較的高い方ですから、思っていたよりはずっと伸びが良く、焼き立ては中は軟らかくもっちりとしていて、食べやすい食感でした。
そして、小麦胚芽とフスマの香りつまり小麦の風味が強く感じられて、こういうのがお好きな方にはきっとたまらないだろうなと思った次第。

よし、それではこのまま商品化しよう!というわけで、早速値段を付けて棚に並べて置きました。
そこへまた、ちょうどぴったりと狙いにはまるお客さまがご来店。
早速一口試食していただいたところ、即決で一個お買い上げくださいました。

一日経つと、大分硬くなるのだと思われますが、ちょっと温めていただければ、食感と風味が戻ると思います。
本当にパン好きの方、小麦の風味が何よりという方、かたいパンがお好きな方、ご期待を裏切ることはありません。
ぜひ一度お試しください。

とは言え、量目・価格はほぼ決定ですが、商品名は未だ決まっておりません。
ご注文いただくのに困りますので、早く決めて公表したいと思います。
とりあえず、「小麦全粒粉100%のパン」で承ります。

一個 550円 ・ 1/2カットサイズ 300円

なお、試食されたい方は、ここ当分の間店頭に試食品を用意いたしますので、どうぞご遠慮なくご所望ください。

やっぱり、熊は来ていた・・・

13日の午後に熊捕獲用の罠を設置したことは、このブログでもご報告しました。
あれから一週間余り、罠には未だ何も入りません。

この罠はハコ罠と言って、四角いオリの一ヵ所に扉が付いていて、中に熊の大好きなハチミツが仕込んであります。
ハチミツにつられて中に入り手を出そうとすると、扉が閉まって出られなくなるようになっています。

今日、担当の方が見回りに来て帰り際、オリの様子が何か変だと思って裏側に回って見ると、オリの下側に向かって熊が土を掘った跡があったと報告してくれました。

どうやら熊は、この箱が危険だということを知っているのですね。
下から侵入出来ると考えたのでしょうか、それともオリを傾けて横倒しにすれば扉は開きっ放しで閉まらないことまで知っていて、オリを倒そうとしたのでしょうか。
しかし、下側は鉄板ですし立木に縛り付けて固定してあるのです。

それにしても、厄介なことになりました。
頭がいいのですね。
罠には、多分入らないでしょう。

そして、野放しの熊を追い詰めて撃ち取れる猟師は、もう喜多方管内にはいないのだそうです。
否、会津全体を見渡しても、果たしているのでしょうか。
そうこうしている間に、熊は人間が自分たちをどうすることも出来ないのだということを知ってしまうでしょう。

この後に及んでも未だ、熊がわざわざ人を襲うことはない、熊の方が先に気づいて逃げて行くように、例えば音の出るものを鳴らしながら行けば大丈夫だと、無条件に信じている人が多いことに、全くガッカリしてしまいます。

野生動物と人の間のいい意味での緊張関係は、我々人類の太古の昔からの不断の努力によって勝ち取って来たものだということを、もっともっと深く認識すべきです。
野生の鳥や獣たちが人を恐れることを、天与の特権だと思ったら、それはとんでもない勘違いです。

今、人間たちは、野生に対して全く不用意に大きなスキを見せてしまっているのです。
一旦バランスが崩れたら、私たちはこれから先大変な苦労をすることになるはずです。

あぁ・・・、どうしたものでしょう。
今日は、日暮れ時から裏の杉林で火を焚きました。
もうこの時間、立ち消えてしまいましたが・・・。

話しは全く飛びますが、以前、畑に椅子を持ち出して娘と二人で星空を眺めたこと、そしてその時に思ったことをお話ししたと思います。<参照>

あの記事に、「もしかしたら、畑の畔で星を見ているのを山の中の動物たちが見ていたかもしれませんよ。」とコメントがついたのですが、今改めて思います、本当に近くに熊がいてそれも母子で星空を見ていたんじゃないか、畑の畔にいる恐れを知らぬ風変わりな人間たちのことも・・・。
そう遠くない将来、本当に熊とご対面する時があるのじゃないか・・・と思っている私です。