一昨日から昨日、そして昨日から今日にかけて、連続で畑を荒らされました。
昨日、かぼちゃを収穫してしまったので、今度はとうもろこしがやられました。
家の畑もお隣の畑も、もう見るも無残にめちゃくちゃです。
で、やっぱり熊でした。
昨夜雨が降って土が軟らかくなっていたおかげで、今朝ははっきりと足跡を確認出来ました。
間違いなく熊です。
早速、区長経由で市役所に連絡してもらい、手を打ってもらうことになりました。
ひょっとすると小熊も連れているかも知れません。
やや小さめの足跡もありましたので。
来週明けにも、罠をかけると言っていますが、もし小熊が先にかかったりすると、とてもまずいことになります。
どうしたものでしょう・・・。
とりあえず追い払い用にと、5連発で大きな音のする打ち上げ花火を支給されました。
これを朝夕、何発かずつ鳴らしてくれとのことです。
私的に言えば、最悪の結末です。
そもそも、熊が近づかないような手立てを、もっと早い時期から地域ぐるみで確実に実行しておくべきでした。
その方法が無いとは思いませんし・・・。
こうして一旦人間の作物に手を出すことを覚えた熊は、山の物を喰うより作物を喰う方がた易いし、人間も案外為すすべがないことを見抜いてしまいますから、最後は捕まえて殺すより他無くなります。
人間の側の油断と無配慮で、悪い熊を生み出してしまう・・・、そういう理屈です。
何はともあれ、今日はとうもろこしを、ちょっと早いものも含めて強制収穫しました。
次は、熊はどこに手を出すでしょう・・・。
お隣には、まだ無防備のとうもろこしが残っています。
あちこちかぼちゃもあるし・・・。
当分、通って来るでしょうね。
もっと若い頃に、狩猟の心得を習得しておけば良かった・・・。
高知の山奥の村にいたと言う、夜中に犬を連れて槍一本で猪を捕って来る爺さんの話しを思い出しました。
相手が熊だと、やっぱり鉄砲が必要でしょうか・・・。
でも、鉄砲などない太古の昔から、人間は熊はもちろんその他の野生の生き物たちと対峙して来たのですから。
いろいろな方法があったのでしょうね。
皆、とっくに失われたか、今や失われようとしているか、いずれにせよ危ういですね。
野生とは、対立するばかりではない生き方があるはずと思っている私です。
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