気ままなそよ風 吹いてくる
ぼくのことなど 気にとめず
稲穂の海を 吹き抜けて
農夫と しばらく立ち話
風は 幸せと雨の 匂い乗せて
明日を 少しだけ のぞかせて過ぎてゆく
これは70年代、「夕焼け楽団」を率いてメジャーデビューした、久保田麻琴のファーストアルバム「まちぼうけ」の中の2曲目にリリースされている曲「休みの風」の一節です。
今朝、コーヒータイムの後、外に出るなりこの歌を思い出しました。
そして久しぶりに、時間を取り戻したという感じがしました。
いつものように川の方へ散歩に行ったのですが、川に下りて行く途中の田んぼは、もう稔りの季節を迎えていました。
今月半ば過ぎからは、あちこちの田んぼで稲刈りが始まることでしょう。
まわりの草地では、ススキも穂を出しました。
吹いてくる風の匂いも、真夏の頃とはもう違っています。
と、稲穂の海の只中に、緑のトロルの一団が・・・!
でも、ちっとも怖そうじゃないし害もなさそうなので、遠巻きに写真を撮らせてもらいました。
河原では、もう行く度にお目にかかることにしている「顔」たちに面会して、お目々がなくなったりお口がズレたりしているのを、直しながら一巡りして来ました。
よほどの洪水にならない限り、ほとんどはつくった時のままの形で、壊されもしないでそこに居てくれるのが、何ともありがたく思えて、手を合せています。
さて今日の夕食は、久しぶりにラーメンです。
トリガラでダシを取ってあります。
煮干と昆布のダシを合せて、塩、しょうゆ、ナンプラーで味をつけます。
きざみネギとおろしニンニクも、忘れずに加えます。
野菜炒めをたっぷり作って、汁気を先にスープに混ぜます。
湯で立ての麺の湯気を切って汁の中に入れ、野菜炒めを乗せれば出来上がりです。
ちなみに麺だけは、喜多方ならどこにでも売っている、生めんを買って使っています。