日別アーカイブ: 2008年4月6日

撮ることは、再び愛すること



2002年春、「獏の空の下から・・・」


春は花の季節、多くの人が花を写真に撮ります。
花は美しいから、花は生命力にあふれているから、心惹かれるものがあるから、私もまた花の写真を撮ります。
そして、撮った写真を人に見て欲しいと願うのは、感動を共有してもらえるかも知れないと思うから。


写真は面白いジャンルだと思っています。
道具と技術と被写体、この三つのどれ一つ欠けても写真は撮れませんね。
先ずカメラは、どうしたって一台必要です。
それを使いこなす技術も、高いに越したことはありません。
そして、人物であれ何であれ、被写体がなければ写真は成立しません。
どんなカメラを手にするのか、どんな技術を磨くのか、そして何にカメラを向けるのか、写し撮った一枚の写真にそのすべてが現れます。
もう一つ決定的なことは、そこにないものは撮れないということです。
絵画は、頭の中で想像したことを描くことが出来ますが、写真はそこにあるものや情景を写すことしか出来ません。(心霊写真は別ですが・・・!?)
ある意味、写真は真実です。
そのようにとてもリアルであるが故、逆にものすごく感性を働かせ、注ぎ込むことも出来るのだと、私は思っています。
アメリカの作家で画家でもあったヘンリー・ミラーは、「描くことは、再び愛すること。」という有名な台詞を残しました。
これはもちろん、絵画のことを言っているわけですが、いい台詞ですねェ。
私も、「撮ることは、再び愛すること。」、そんなスタンスで写真を撮りたいものだと思いますね。
それが叶うかどうかは別にして・・・。

  更新情報 08.04.06 22:45
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