日別アーカイブ: 2008年4月26日

黒光り・Ⅱ


黒光りが似合うものと似合わないもの、それぞれあるのだなと、気づきました。
包丁、フライパン、鉄釜、鍬・・・、どれも皆黒光りが似合います。
黒光りするまで使い込むほどに、使い勝手が良くなり価値が上がります。
一方、黒光りが似合わないもの・・・、沢山あります。
携帯電話やパソコン・・・、どうでしょう?
手垢で黒光りする携帯電話には、誰も触りたくないでしょう。
それよりも、それほど長持ちするのでしょうか。
否、それより早く陳腐化して、使う気もしないようなものになっていることでしょう。
炊飯器は?電子レンジは?全自動洗濯機は?液晶テレビは?・・・。
どれもこれも、耐久性以前に別な理由で使えなくなったり、使う気がしなくなったりするのじゃないでしょうか。
そんな消費の構造を作り出すために、技術革新が一役買っているのです。
世の中に、黒光りが似合わないものが増えることは、少しずつですが、世界が変わって行くことでもあるのです。
ではどんな世界に・・・?
それはまたいつか。




こういうのも黒光りと言うのでしょうか?
ちょっと違うような気がします。