日別アーカイブ: 2008年9月16日

お空眺めのススメ


イラスト・Machiko


日が短くなり、空気も澄んで、空には星の数が増える秋の夜。
たまにはお空眺めなどいかがですか。
つい先日は中秋の名月でしたから、夜空を見上げた方も多かったと思いますが、これから一晩毎に月が欠けて夜空が暗さを増すに連れ、星の数が増えて行きます。
街明かりで星も見えない大都会の方にはお気の毒ですが、それでもちょっと街の外に出れば、意外なくらい星が見えることでしょう。

以前山暮らしをしていた場所では、秋の夜の星空のドラマチックなことは、例えようもないほどでした。
懐中電灯の明かりを空に向けると、一本の光の筋になって空の向うの星まで届きます。
そうやってあっちの星、こっちの星を指して、子ども達に星座の見方を教えたものです。

今頃は早い時間には、ヴェガ、アルタイル、デネブが形作る夏の大三角形が中天にかかり、夏の星座が空を支配しています。
よく見ると西の空には、とっくに過ぎてしまった春の空に輝いていた星々が、山の端に沈もうとしています。
振り返ると東の空には、これから主役になる秋の星座達が控えています。
北の空にはカシオペヤが高度を増し、東中央にはペガスス・アンドロメダが連なって大四角形を形作っています。
その下には、プレアデス星団(すばる)の星の固まりも・・・。
山暮らしの頃は、もう当たり前のようにアンドロメダ星雲も肉眼で見えていましたが、ここではちょっと微妙です。
それに私も、すっかり老眼になってしまいましたし。

でも、そんなお空眺めの楽しみを倍増してくれる小道具があります。双眼鏡です。
対物口径は大きく、倍率は低い方が星空観察用には向いています。
50mm/7~10倍の双眼鏡で眺める星空は、星の数が一挙に数百倍になって、まるで宇宙船に乗って宇宙空間に飛び出したように、心を奪われてしまいます。
かのアンドロメダ星雲も、息を呑むほどダイナミックに見えます。

外にいても、まだ寒さを感じるほどではない今頃、一晩星を眺めて過ごしたいと思っている私です。

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