月別アーカイブ: 2008年10月

シュトレンのご予約受付け開始



毎年ご好評いただいている、オリジナルギフトパッケージ
お味の方も、文旦ピールを使ったオリジナルレシビで、
他では味わえないとご好評をいただいております。


今年も、クリスマスに向けてシュトレンのご注文の受付けを、すでに始めております。
と言っても、クリスマスはまだまだ先のことですし、アドベント(待降節)まででも一ヶ月ありますので、イメージがわかないかも知れませんね。

食工房としては、今年のシュトレンはバターの入荷次第で、どのくらい製造出来るかが決まります。
相変わらずバターは不足気味です。
これから需要期にかかるのでなおさらです。
今のうちから少しずつバターを取り溜めして置きたいのですが、そのためにはどのくらい必要か、皆さまからのご注文も早く知りたいわけです。

ところで今年は、原材料をはじめ、包装材料、水道光熱費などが次々値上げになり、食工房でも6月に製品価格の値上げ改定を実施させていただきました。
そしてシュトレンもその例を免れ得ず、大幅な値上りになってしまいます。
  
  簡易包装で
  1本 2,600円 1/2カット 1,500円 です。
  今年は、1/2カット売りを復活しました。
  プラス200
円で、ギフトパッケージになります。(写真を参考にしてください。)

  ちなみに、食工房のシュトレンは、1本700g くらいのボリュームがあります。


皆さまからのご注文をお待ちしております。

「みのりのパン」の実力

今日は夜明け前、雨が降っていたようですが、朝には晴れて冷え込みました。
日中は晴れていましたが、夕方が近づくにつれて雲が増え、冷たい風も吹いて真冬の雪空のような気配でした。
飯豊山上は雪だったようで、一気にかなり下の方まで白くなりました。

さて、いつものように忙しい木曜日でしたが、今日は「みのりのパン」の実力を実感することになりました。

朝5時過ぎから作業を始めて、7時前にコーヒーと「みのりのパン」1cm厚で5、6枚、紅玉りんご1/4切れを口に入れただけで、お昼前までずっと集中力が持続していました。
少なく食べて、必要な栄養分を補給するという目的に、十分適うことを確認出来たと思っています。

それで「食べる」ということには、実は二つの要素があって、一つは栄養補給であり、もう一つは空腹感を癒すということです。
この二つが一致するのが理想の食事ですが、案外一致しないことが多いのじゃないかと思います。
どちらかと言えば、空腹を満たすためだけのような食事、例えばファーストフーズ、ジャンクフーズと呼ばれる、質的に貧しい食品を量だけ満足するような食べ方が増えていることを、何かにつけ見聞きします。

私は、胃腸が弱いので量は食べられませんから、量より質を大切に考えています。
栄養的な資質が十分な食品なら、満腹感がなくても十分動けるし、むしろ快適です。
そしてその「栄養的価値」を語る時、それは一概にカロリーのことではないということは、どなたもよくお分かりだと思います。
私が注目しているのは、繊維質とミネラルの働きです。
カロリー分を効率良く、しかも持続的に燃焼させるために、一番重要な働きをするからです。
如何でしょうか。

「みのりのパン」の実力を、ちょっと宣伝させていただきました。
※みのりのパンの記事 <参照1>  <参照2>

ブラジルコーヒー大研究



すでに定番のジョアキンもいっしょに並んで、
5銘柄のブラジル豆がオンパレード。


ブラジルはコーヒーの一大生産地で、1900年代には世界のコーヒーの70%以上を、1960年時点でも60%を生産していたそうです。
現在は産地が多様化したため、占める割合は減ったとは言え、それでも世界市場の34%を超えるシェアを持っているそうです。
ブラジルという国を除いて、コーヒーを語ることは出来ません。

ブラジルコーヒーの一つの特徴は、脱果精製が自然乾燥法(ナチュラル)であったことです。
であったと、過去形で申し上げるのは、現在では急速にそれ以外の方法(ウォッシュド・水洗法、セミウォッシュド・パルプドナチュラルとも言います。)に取って代わられつつあるからです。
ナチュラルの豆は、次第に貴重品になりつつあります。
品質的にはウォッシュドの方が安定していますが、ナチュラルの豆には捨て難い味わいがあります。
あっさりしていて、ほのかな甘みがあります。
ブレンドのベースに使うと、個性の強い豆同士を仲良く調和させてくれます。
私の勝手な思い込みかも知れませんが、ブラジルの豆の本当の良さがそこにあると思っています。
しかし、良質のナチュラルの豆を生産するためには、収穫後に晴天が続く気候風土であることが不可欠です。
良好な生産地は、限られることになります。
そんな願いに適うコーヒーを、やっと見つけました。
それが「セラードコーヒー」です。
※セラードコーヒーのwebサイトを、<こちら>からご覧ください。

先日すでに一度サンプルを取り寄せた2銘柄と新たに2銘柄、今日4つの銘柄の焙煎を終えて、一部を試飲してみました。
雑味の全く無い、とげのない軽やかな苦み、控え目で心地良い酸味、深呼吸して胸の奥まで吸い込みたくなるロースト香。
強烈な個性はありませんが、とても納得の行くコーヒーです。

今後、この中から2銘柄を選んでメニューに加える予定です。
新しいブレンドも出来ますので、どうぞお楽しみに。

なお、11月3日のイベント「あぐりカフェ」で、お披露目をしますので、コーヒー好きの方はお見逃しなく!

冬支度・第一弾



この夏、お世話になった畑、今残っているのは、大根と白菜だけです。


一昨日当たりから気温が下がり、冬の訪れを思わせます。
東北の秋は短く、あっという間に冬がやって来ます。
今はまだその一歩手前、このあともう一度か二度、小春日和と呼ばれる暖かい晴天があるはずです。
その間に、保存野菜の収穫や雪囲いの準備をしたり、じっとしている暇はありません。
定休日の今日は、久しぶりに畑に出て沢庵大根を抜きました。
私の好みで、もう少し太らせてもいいかなというくらいで収穫しました。
その方が早く良く乾燥しますので、自然な甘みと旨みのある沢庵が出来ます。
実は、三畝蒔いたつもりでいましたが、沢庵用は二畝だけであとは全部青首大根でした。
こんな記憶違いをするのは、やっぱり歳のせいでしょうかね。
青首大根でもおいしい沢庵を漬けられるので、もう少し追加しようかなと思っています。
残りはもう少し太らせてから、冬用に保存します。




 あと白菜ですが、追肥と手入れをする暇がなかったので、ちよっと生育が遅れています。
上手いこと巻いてくれればいいのですが・・・。
きっちりと結球していないと、寒さに耐えて長持ちしないのです。

それでも、しばらく畑に手を出せなかった間に、さつまいもは息子が掘ってくれましたし、じゃがいもはすでに収穫済みだし、本当はもっともっといろいろな種類の作物を作りたかったのですが、まあまあ今年はこれで良しとしましょうか。

このあとは、年末に向かって食工房の仕事が佳境に入ります。
体力勝負です。
健康が何より先ず一番の元手だと実感する季節、自分で作ったものを食べられる、本当にありがたく幸せなことだと思っています。

  イベントのおしらせ
昨日もちょっと触れましたが、11月3日(月)会津若松市内で開催される、「あぐりカフェ」というイベントに出店します。
食工房は、コーヒーとパンと焼き菓子などを販売します。
コーヒ豆の販売もします。
その場で、お好みに合わせたブレンドもいたします。
新しく入荷した銘柄の試飲もあります。
皆さまどうぞお誘い合わせの上、多数ご来場くださいますよう、よろしくお願いいたします。
詳しいご案内は、チラシの画像をクリックしてください。
拡大画像をご覧いただけます。


      

炒り玄米

今日は、「パタポン」を焼くつもりでした。
昨日のうちに支度をしていれば、気がついたところだったのですが、今朝、材料を計ろうとして炒り玄米粉がないことに、初めて気がつきました。
全くとんでもないポカです。
急きょ予定を変更して、炒り玄米粉を造ることになりました。



 


そうです。
こうやって基本的な材料も、なるべく自家製するのが食工房の方針です。
玄米を炒るのと、コーヒーを炒るのとは、ほとんど似たような作業で道具立ても同じです。
どちらにも共通のノウハウがあって、パン屋とコーヒー屋二つの仕事をかけ持ちしていることにも、妙に納得している私です。




炒った玄米は、次に製粉機にかけて粉に挽きます。
こちらも、ライ麦や小麦の全粒粉を自家製粉しているので同じ機械で出来ます。
そして、一回分ずつ小分けして脱酸素包装して保存しておきます。
こんな作業をしょっちゅうやるのは大変ですから、ある程度の量を造っておくために、脱酸素包装はとても重宝です。
手間暇かかりますが、オリジナル原材料を使うことで、食工房にしか造れないものを造ることが出来ます。

ところで、パタポンにはこの炒り玄米粉ともう一つライ麦コーヒー粉を使います。
どういう仕掛けかと言うと、先ず炒り玄米粉は、コーヒーで言うとミディアムローストで、甘みがあります。
これだけだと香ばしさが物足りないので、ライ麦コーヒーを入れます。
こちらは黒焼きで、コーヒーで言うとフルシティーロースト。
ほろ苦さと深いロースト香を持っています。
これをブレンドするところは、食工房のコーヒーのブレンドのノウハウと同じです。




さてこのパタポン、召し上がった方はすでにご承知ですが、ノーシュガーの焼き菓子です。
穀物のほのかな甘みと香ばしさだけが身上です。

甘党の方には、全く物足りないかも知れませんね。
いつだったか忘れましたが、このお菓子は味がしないと、酷評をいただいたこともあります。
しかしこのパタポン、食工房のメニューの中では、意外に売れっ子なのです。
何人かの方から伺いましたが、何か乗せて食べるのもいいけど、そのままでもおいしいし妙に後を引くそうです。

でしょ! でしょ!
 
小さい子ども達に、ぜひともこういう味を好きになって欲しいと思って造っています。

 おしらせ

今週は、木曜日・クリングラ、土曜日・カネリプッラです。

11月3日(月)は、会津若松市内でイベント出店の予定です。
追ってご案内申し上げます。

寒くなりそうです。

ここ何日間か暖かい日が続きましたが、今日一日の間に急に気温が下がって来ています。
明日は、グッと寒くなりそうです。

ところで我が家では、今のところ暖房をしていません。
灯油があまりにも高くなってしまったので、どこまで耐えられるか挑戦しています。
食工房の作業場だけは必然的に暖かいのですが、そちらでは薄着で袖まくりしていますから、用があって作業場から出る時は物凄い温度差を味わいます。
すぐに戻ってこられる時は、敢えて無防備なまま飛び出して行って、体の対応を鍛えているつもりです。
ある程度長い時間になる時は、しっかりと上着を着込んでいます。
仕事が終わってから事務仕事をする時などは体が冷えるので、セーターの上にジャンパーを羽織って、外出する時と同じ格好です。
そうやって調整すれば、まだまだ暖房は不要のように思います。
そして、風呂に入って体を温めたら、冷え切る前に布団に入って寝ることにしています。
たまたま夜更かしして体が冷えてしまった時は、もう一度お湯に浸かって温まり直すこともあります。
それで気がついたのは、暖房しない方が、風邪をひかないらしいということです。
寝る時も、一旦湯たんぽやアンカや電気毛布などに頼り出すと、それなしでは寝付けなくなりますが、ずっと無しで通していれば、体が対応してくれるので平気です。

さて、自分の体はそうやって調整が効くわけですが、どうしても融通の効かないものが一つあります。
パンづくりに使っている酵母です。
全くこれほど温度に敏感な生物も、そういないものだと思います。
この時期体は寒くないのに、酵母の醗酵が遅くて、そこで初めて気温が低いのに気がつくことがあります。
作業場は、温度計とにらめっこしながら、保温に気をつけなくてはならない季節になりました

ハイテクの世の中とユーザーの無知

最近、新しい道具や機械を見たり、実際に使ったりする度に思うことがあります。
それは、科学技術の進歩によってより便利で安全になったはずの道具や機械が、案外使い勝手が悪いことです。

例えば、ガスコンロの立ち消え防止機能。
感熱センサーの働きが、ちょっとしたことで鈍くなり、何度点火してもすぐ消えてしまうことがあります。
初めのうちは汚れを掃除すると直っていましたが、そのうちに汚れに関係なくいつまでも着火しななりました。
あまりの使い勝手の悪さにとうとう頭に来てしまい、持ち前の好奇心も手伝って、分解して安全装置の仕組みを確かめて見ました。

メーカーや機種によって仕組みは違っているかも知れませんが、うちのはリンナイ製の一番低価格の機種。
仕掛けはいたって簡単で、部品はサーモカップルと呼ばれる二つの異なる金属で作られた電気回路とバネと磁石だけです。
完全に解除することも出来たのですが、この時はバネを切り詰めて反発力を弱くすることで、上手く行きました。

こんなことをして、事故が起こったらそれこそ自己責任ですが、どの程度のことをすればどの程度危険なのか、理解出来ない時はもちろん手を出しません。

オーブントースターでも、似たようなことがありました。
過熱防止のためにサーモスタットが入っていて、続けて何回か焼いていると、三回目くらいで早くも安全装置が働いて、いい具合に焦げ目が入り始めたところで、プツンとヒーターが切れてしまいます。
待っているうちに冷めて自動的に復帰しますが、その頃にはパンが硬くなってしまっています。
ピザトーストの時なんか、ひどいもんです。

いくら安全でも、役に立たない道具じゃしょうがないでしょ!と言うわけで、こちらは中を開けて電線をつなぎ変えてサーモスタットを解除して使っています。
ちゃんと最後まで、その場を離れず見張っていればいいのですから。
それが出来ない状況では使わないことです。

とまあ、こんな例はハイテクというほどのものではありませんが、家庭で使う道具や機械には、得てしてユーザーの無知を予め想定しているかのような、過剰な安全配慮で機能性が損なわれているものが少なくありません。
あくまでも事故防止が最優先だと言われればそれまでですが、私などは、それでは何か今一つ釈然としません。

昔は、茅葺き屋根の家の中で火を焚いて生活していたのですから。
何と言ったら良いのか分りませんが、今の私たちは、生きることに対する緊張感がなくなってしまったということを思います。

新しい技術の成果に出合う度、背後にある危険について何も学ばず、知ろうともせず、ただ使い方を覚え便利さだけを受け取ろうという私たちの態度が、状況を悪くして行くのだと思います。

それが繰り返されているうちに、いつか私たちはとんでもない目に合いそうな、そんな予感が頭を離れない私です。

間のいい話し・Ⅱ



今年は天候不順の収穫期でしたが、
適切な施肥で、倒伏を免れたコシヒカリ
すばらしい出来栄えです。


昨日は、打ち立ての生そばをいただいて間が良かったのですが、今日は何と、玄米が届きました。
ちょっと出来過ぎな感じがする間の良さに、唖然としてしまいました。
届けてくださったのは、毎週うちのパンを買ってくださっている、町内のSさん。(公職にある方なので、お名前を公開しても差し支えないとは思いましたが、とりあえずイニシャルのみで。)
もうずい分前から、有機肥料、減農薬栽培の米づくりに取り組んで来られた方です。
それにしても会津は、農産物は何を作っても良く出来る土地柄です。
つくづく豊かだなぁと思います。
近い将来に懸念されている食糧危機も、会津には関係ない話しのようにさえ思えます。
この環境を、ぜひとも大切にしなくてはなりませんね。


  地粉うどんを造ります。

先にご紹介した、地元山都町沼の平産の小麦<参照>がまだ沢山ありますので、乾麺に加工して販売することにしました。
無農薬有機栽培(認証こそ取っていませんが、間違いのないものです。)で、特定農家の作になる小麦から造られた乾麺は、滅多にない貴重品です。
どうぞご期待ください。
来月には発売出来る予定です。

間のいい話し

今日は、パン焼きで忙しく作業のあとは、小休止を兼ねて配達へ。
いつものコースで、先ずは農民連直売所へ伺ったところ、私宛に発泡スチロールの箱が託けられてありました。
中は、打ち立ての生そばでした。
依頼主は、いつもこちらでパンを買ってくださっている、北塩原の蕎麦屋さん「あらさと」さんです。
あらら・・・!パンを買いにいらしたはずですが・・・、と思ったら、後にまたいらっしゃるとのこと。
でも、私の方が待っているわけに行かず、失礼してしまいました。
一回りして家に帰って来ると、何も連絡していないのに、夕食はそばの段取りでした。
ひょっとして、「あらさと」さんから電話があったのかなと尋ねたら、「えっ何で?」と全く承知していない様子。
そう言えば、玄米を切らしてしまい、今日はご飯が食べられないはずでした。
連れ合いは、買い置きの乾麺を使う予定だったのです。
まあ何という、間のいい話なんでしょう。

と言うわけでここは一つ、「あらさと」さんの宣伝をさせていただきます。
先ずは、センスのいいホームページを開設していらっしゃいますので、<こちら>をご覧ください。

そばへのこだわりは、私が申し上げるまでもありませんので、下手な口上は止めておきますが、つゆに使っている醤油とみりんについては一言申し上げないわけには行きません。
以前、自然食品の仕事をしていたことのある私は、こちらで使っている醤油とみりんがいかに秀逸な品質のものか、重々承知しています。
厳格に自然食をなさる方でも、こちらのメニューはいずれも安心して召し上がれます。
ところで、肝心のそばの写真を撮ることが出来ませんでした。
早々と腹の中へ。
おいしく食べることしか考えてませんでした。

  おしらせ
間のいい話しのあとに大変恐縮ですが、都合により、農民連直売所でのパンの販売を今月で終了いたします。
来週木曜日が、最終納品となります。

ご愛顧いただいた方には申し訳ありませんが、どうぞご了承ください。
もしご要望があれば、直接配達に伺うことも可能ですので、ご遠慮なくお問い合せください。
TEL. 0241-38-3102 食工房へ

  追加更新
食工房のホームページに、「食工房のパンだより37・晩秋号」 2008年11月 のpdfファイルをアップしました。
<こちら>からご覧いただけます。

おいしいコーヒーの真実



「おいしいコーヒーの真実」というタイトルの映画をご存知ですか。

恥ずかしながら今日まで、フェアトレードコーヒーを取り扱って来ていながら、私はこの映画のことを知りませんでした。

今年の5月に公開されたこの映画は、コーヒーを生産する国と消費する国の経済格差とそれに伴う貧困や飢餓の問題、フェアであるべき貿易も結局先進国の利益優先で動いている現状など、一杯のコーヒーを通して見えて来る世界の真実に迫ろうというものです。

とりあえず、公式サイトで予告編を見ただけの印象ですが、私たちがおいしいコーヒーを飲んで満足する陰に、そのコーヒーを生産するために汗水流しても、自分たちの生活を賄えない人々がいることは、是非とも知っておくべきことだと強く思いました。
一場面では、大勢の女性がずらっと並んで、作業台に広げられたコーヒー豆を手選別していました。
これこそ、私が何度もブログに書いている「悪豆拾い」の風景です。
想像はついていましたが、やっぱり人の手が仕事をしていたのですね。
一日8時間働いて、彼女たちの日給はたったの0.5ドル!

フェアトレードは、そういう現状に少しでも光を当てようという取り組みなのです。
とは言え、世界貿易の中に占めるフェアトレードの割合は、もっとも先進的とされるコーヒーに限っても、取引に占める割合は僅かに2%に過ぎないそうです。
世界のコーヒー市場で、巨大企業がどんな動きをしているのか、その如何によって、私たちのような個人規模の業者は、欲しい銘柄が買えなかったりするのですから・・・。
そしてそれは、消費者の皆さんの動向にかかっているということも、申し上げておこうと思います。
あなたは今日、どこでどんなコーヒーを召し上がりましたか?

映画「おいしいコーヒーの真実」 公式サイトは<こちら>
※予告編が見られる他、沢山の資料が掲載されています。