この2枚の写真を見て、使っている球と
回路設計に察しがつく方は、相当なマニアです。
音楽好きの私にとって、音源を再生するためのオーディオ機器は必需品です。
思い返せば、中学生の頃にラジオいじりから始まって、その後オーディオに傾倒した私は、友達に頼まれて作った分も合わせて15~16台くらい、真空管のオーディオアンプを製作した覚えがあります。
今は、手元に最後に作った1台がありますが、残念ながら使用していません。
今日ふと思い出して、写真を撮っておこうと引っ張り出して来て開けて見たら、37年前の苦心の跡に思わずニヤリとしてしまいました。
今後再び、このアンプで音楽を鳴らすことがあるかどうか分かりませんが、昔はこんな仕掛けで音を出していたのですね。
まあ昔の話はそのくらいにして・・・。
最近のニュース記事で見かけましたが、今家庭で音楽を聴くためのオーディオ機器の主流は、パソコンだとか!?
確かに、合理的ですねェ。
私だってメインではありませんが、パソコンにCD200枚分くらいの音楽ファイルを入れて、作業しながら聴いたりしていますから。
スピーカーだけ少しいいのにすれば、音質だって上等です。
話しが少し戻りますが、以前の私は、オーディオは絶対アナログに限るとこだわっていたのです。
そして、再生装置も真空管アンプ至上主義。
音源が次々とCD化して行くのを散々にこき下ろして、CDは買うまいと誓ってターンテーブルを回し続けていました。
でもそのうちに、大好きな音楽がCDでしか聴けない状況になって来ました。
また一方で、コンサートの音響を担当したり、録音に立ち会ったりする機会があり、生演奏がどのようにして録音され、編集加工されて音源として発表されるかを知り、生演奏のパフォーマンスにも度々触れるうちに、もう昔のこだわりはどうでも良くなっていました。
それに聴くばかりでは、音楽の楽しみの半分も味わっていませんからね。
下手でも何でも、自分で歌ったり演奏することを忘れたくないですね。
楽器を奏でることは、神さまが人間だけに与えた恩恵なんだそうですから・・・。