日別アーカイブ: 2010年2月15日

コーヒークッキー、大事件で大成功

 


 7×10列に並べて焼き上げたところ
小さい貝殻の形になりました。



コーヒーの香りを堪能出来ます。
食工房の自信作となりました。


今日は、コーヒークッキーを焼くつもりで、朝一番から準備に取りかかりました。
材料を計って、ミキサーにかけて、天板に油を引いて、さて絞り袋を出して口金を付けようとしたところ、あるはずの口金がどこを探しても見つかりません。
この前やったのはいつだっけ?と上の娘と二人で思い出しながら心当たりを何度も隈なく探しましたが、とうとう見つけることが出来ませんでした。
仕方がないので、いつものとは違う刻みの細かい口金でやることにして始めたところ、いつもよりずい分小さい塊になってしまいます。
これでは、天板の数ばかりやたらに増えて作業時間が長くなるし、こんなことは後々やってはいられないと思いながら、何とか最後まで成形して並べ終えて見ると、いつもは8~9枚で足りる天板を14枚も費やしていました。
一個当たりの質量が小さいので、温度や焼き時間の設定も同じでは具合が悪かろうと思い、焼いている間もずい分緊張していました。

さて焼き上がって見ると、これが何だかいい感じです。
それでも、とにかく口に入れて見ないことには結論は出ませんから、先ずは私が一口。
と、今までにない軽い口当たりにうれしい驚きは良かったのですが、さあそこでまた頭を抱えてしまいました。
だって、この次もこの口金でこの形でやるしかないかないじゃないですか!

以前より良い結果が出たら、その次からはそれがスタンダードになるのが宿命。
仕事は、向上への一方通行なのです。
こうして手間と時間は増える一方。
(以前にも、ちよっとしたトラブルが元で、良い結果が出たことがあります。) <参照>
でも今回、コーヒークッキーのグレードが、格段に上がりました。
おまけに、ラベルも新しくいい感じのものが出来て、体は疲れましたが気分は上々です。


 



一個当たりが小さくなったので、一袋に詰める数はずっと多くなりました。


専属イラストレーターがいるおかげで、
すぐに新しいデザインが実現します。



一つお断りです。


クッキーの焼き上がりが良くなるにつれ、同じ材料で焼ける製品の目方が軽くなっています。
生地がうまく膨らんで、水分も良く抜けているわけです。
これが、口当たりの軽さにつながります。
実は、コーヒークッキー以外の製品も、ここ一年前くらいから焼き方の工夫により、製品の目方が減って、袋詰めした時の数が既定の数に達しなくなっています。
そこで大変恐縮ですが、この次から一袋当たりの量目を5g程度減らさせていただきます。
減ったのは水分だけで、実質は同じです。
どうぞご了承ください。