日別アーカイブ: 2010年9月15日

覚悟しておこう・・・

格差という言葉が頻繁に使われるようになって、もう何年になるでしょうか。
最近ではその格差が、このまま階級となって定着するのではないかという気がしています。
富の偏在・・・、その度合いは、世界規模で見れば全く想像を絶するほど酷いものです。
「もし、世界が100人の村だったら」の喩は有名ですが<参照>、もっとローカルにこの日本の中にだって、大きな格差が横たわっています。


ちょうど一年前の今頃、総理大臣だった方の裕福さの程度にはずい分驚かされたものですが、同じこの国の中に路上生活者がいるという現実を、一体どう理解したら良いのでしょう。
何から何まで平等ならいいというものではないにしても、こんな格差はすぐにも何とかしなくてはならないと思います。


北欧フィンランドでは、伝え聞いた話ではありますが、真面目に一年間働けば小さな家が一軒買えるし、三年間働けば庭付きの家が買えるそうです。
富の分配が上手く行っているからだと言われています。

そのフィンランドでは、小学校から大学、大学院に至るまで、留学生も含めて、学費は全て国が負担しています。
ですからこの国には、貧困が理由で教育を受けられない子どもは存在しません。


一方で、国会議員でも議員職だけでは生活が苦しいので、地方議員職を兼務している議員もいるという話しです。(複数の議員職を掛け持ち出来るというのも驚きですが。)


また税金の高いことでは有名ですが、それだけに国民の政治に対する監査意識も高いのですね。
世界一汚職の少ない国だと言われています。


消費税率も22%だと言いますが、日本のように一律課税ではないのですね。
医療費や食費などは、低い税率に抑えられています。


振り返って、この日本の国の現実は、もう全く情けないですね。


一言で言うなら、「何も考えてない!」、そんな感じがします。


彼の小泉さんの時代に、競争に委ねることで全てが良くなると信じた私たちの社会がその後どうなったかを思い出せば、よく分かることですね。


一旦生じた格差は、よほど埋まることはありません。


そして何より、今の日本を支配している空気は、「無気力」です。


そして人口減少と高齢化。


国力の衰退は目に見えています。

さらにその後は・・・