日別アーカイブ: 2011年6月17日

放射能との付き合い方・その1

これからの時代、特に福島の私たちは、皮肉な言い方ですが「放射能を友として」付き合っていかなくてはなりません。


この福島県には、深刻なレベルの汚染を被った地域もあれば、比較的軽いもののそれ故に対応に苦慮している地域まで、様々なレベルの汚染地域があります。


我が喜多方市は、どちらかと言えば軽微な被害と言えますが、そうかと言ってまったく安心というわけには行きません。


それで行政の対応はと言えば、大変深刻と思える福島市や郡山市を含む中通り地区でさえ、見殺しにされている状況ですから、言うまでもなく会津などは何の考慮の対象にもならないでしょう。


まあそれはそれとして、この際私たちは徹底的に自己防衛する以外に選択肢は無いと思っています。


そのためにも役に立つ情報を共有して行く必要があります。


つい先日私の知人は、こんな資料を見つけてくれました。




・食品総合研究所より

東日本大震災に伴い発生した原子力発電所被害による食品への影響について
http://nfri.naro.affrc.go.jp/topics/R_C.html
ここのリンク集から


土壌から農作物への移行
調理加工によるによる放射性核種の除去率
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/


事故前のセシウム濃度の検索
http://psv92.niaes3.affrc.go.jp/vgai_agrip/samples


社団法人 日本土壌肥料学会 の事故関連情報
セシウムの土壌での動きなど
http://jssspn.jp/


などへ行けます。




膨大な数字が並んだ表や学術的な解説は、少々手に負えない感じがしますが、土壌から農作物への移行、調理加工によるによる放射性核種の除去率の項目には、具体的に役に立ちそうなデータも出ていますので、生産者である農家や私のような加工者は、少し頑張って解読したいものです。
一般消費者の方も、もしご興味が湧くようなら、ぜひ閲覧していただきたいと思います。


本当は、汚染の全く無いものだけを食べればいいのでしょうが、実際にはそうは行きませんし、少なくとも私などは、自分の畑で採れた野菜を食べるつもりですし、何から何まで他所から買ったもので賄うことなど出来るわけもありません。


また逆に、敢えて選んで福島の農家の作物を買ってくださる方のリスクを減らす意味でも、これは役に立つ資料だと思います。


まだざっと目を通しただけですが、物にもよりますが思っていたよりも害を受けないで済む道がありそうな気がしています。


行政の対応を待っていたのでは、健康は守れないとの思いから、今後こうした情報の交換、公開をさらにしていきたいと思っています。


もちろんその前に、検査を受けることと結果を公開することは、言うまでもありません。