月別アーカイブ: 2011年7月

明日は「百姓市」です。


新バージョンのチラシです。
画像クリックで拡大します。


明日は、地元相川にて「百姓市」が開催されます。

昨年同様、皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
今年は、店長板橋君も自ら生産した野菜を並べて販売に臨みます。

食工房は、いつものように自家焙煎コーヒーの無料サービスとパン、焼き菓子などの販売です。
加えて明日は、チーズパンとたまねぎパンの焼き立てを、お昼前の時間帯に届けます。

どうぞお楽しみに。


今年は、日陰が出来るようにいろいろ工夫をしています。
皆さまがくつろげるように、椅子も多めに用意しました。
どうぞお気軽にご利用ください。


開催は、10時から午後3時までです。

無策がもたらした苦悩と混迷

放射性セシウムに汚染された牛肉が出回ってしまった事件が、世を騒がせています。

放射能汚染のメカニズムは、識者の間ではとっくに解明済みのことなのに、どうしてこんなことが起こるのでしょうか。
それはもう、国や県など行政、あるいはJAなど農業機関が揃いも揃って無策だったから、この一言に尽きるのではないでしょうか。


薄々分かっていたはずなのに、何もせずに見過ごしていたというのは、一体何なのでしょう・・・。

震災発生直後から一週間くらいの間に、大量の放射性降下物が、どの方面にどのくらい降ったか予測がついていたのに、何も知らせず対策も取らず、大量の被曝を見過ごしていたのです。

当然、人間だけではなかった。
牛も被曝したし、餌も汚染された。


はっきり言って、怠慢ですね。
そして腹立たしいことに、今もってそれは変わっていません。


公務員として、給料を受け取る資格はないと思います。


それでいて問題が起こったら起こったで、犯罪者を取調べでもするかのような立ち入り調査と厳重な指導?です。


今、福島県では、自分の命と暮らしは自分で守るしかない、そんな言葉が囁かれる毎日です。
本当に、待っていたのでは何もしてもらえない。
だから自分で勉強して、考えて、何を要求し提案したら良いのか、市民も自らの資質を上げなくてはならないのです。


苦悩と混迷は、まだまだしばらくの間、私たちを悩まし続けるに違いありません。


「さすけねえ。」なんて、誰が言った!

オリジナルTシャツ


 バタービスケットのラベルをそのままプリントしてみました。



こちらは、昨年の個展でお目にかけた作品の一つ 


食工房のと言うか、連れ合いのMachikoの絵をプリントした、オリジナルTシャツを作りました。
作品は沢山ありますので、他にもいろいろ出来そうです。
実はこれを売って、秋に予定している個展のための資金を稼ぎたいのです。


お目に留まりましたら、ぜひとも1枚お買い上げを・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

それから、Tシャツだけでなく、オリジナルエコバックも作りますので、こちらもご期待ください。


これから次々リリースして行きますので、その都度ホームページ上に掲載いたします。


 






   今日のチーズパン




チーズがあふれてしまいましたが、いかにもたっぷりとチーズが入っている感じがして、いかがでしょう?
実はすでに、試験販売しています。
そして今日、焼き立てを2個買ったお客さまから、明日もう2個買いに行くので取り置きをとのご注文が入り、出だしは好調です。
土曜日にもう一度焼きますので、ぜひ一度お試しください。
1個250円にて売り出し中。





  祝40℃




とうとうやりましたって、喜んでいる場合じゃありませんね。
でも何だか、やった!って感じがするのですね。
もう頭がクラクラしますよ。
でもその中で、熱湯を使って天板を洗ってくれているスタッフさんは、サウナの気分でしょうか。
私は途中から配達に逃げ出しました。






  真夏の雲




夕方配達に出かけた時の途中の風景です。
積乱雲が成層圏に届いて横に広がっています。
典型的なきのこ雲と言うか、金床雲とも言うらしいですが、真夏にしか見られない雲です。
下界は一面の緑の田んぼです。
今日も暑い一日でした。

2011 市民平和まつり


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毎年夏、会津若松市にて開催されている、市民平和まつりです。

これまでずっと戦争と平和のことがテーマでしたが、今年はそれに原子力災害が大きく加わることになりました。
この福島の原発事故のことはもちろん、25年前のチェルノブイリのこともテーマになっています。
原子力災害は、ある意味戦争と変わらぬ悲惨さをもたらすということを、私たち福島県人は今まさに身を持って味わっています。


被災地でもある会津若松市にて開催される今年の市民平和まつりは、自分たちの現実の問題としての平和の大切さを求める、切実な思いのこもったイベントになるはずです。


ぜひとも多くの方に関心を持っていただきたい、そして会場に足を運んでいただきたいと思います。


★日時:7月29日(金)・14:00~19:00 ・ 30日(土)・10:00~19:00 ・ 31日(日)・10:00~16:00
★場所:会津若松市文化センター




悪意か、狂気か・・・

3月11日以来、福島県の置かれている状況、県知事さんや影響力のある方々の言動を見て来て思うことです。

この度も、福島市で発生した放射能を含む下水処理汚泥を、会津管内の柳津町に持って来て処分するという話しが持ち上がっています。
原発から漏れ出したものは、元の原発に返す方向でなくてはいけないはずです。
どうしてこのような筋の曲がった考えしか出て来ないのか、私には分かりません。
そしてそれが、あからさまな悪意なのか、あるいは狂気なのか、一体どちらなのでしょう・・・。

福島県はとてもいい所なのに・・・、そう思いたくはありませんが何か変な県だと言わざるを得ないことが、とても哀しい私です。

猛暑襲来


看板坊やも暑そうです。


ここ会津も梅雨が明けた模様です。
今日は朝から気温が高く、午前中に軽く30℃を超えました。
我が家の玄関先の寒暖計の最高気温は35℃。
オーブンを使っている作業場は、もっとずっと上でした。
いやはや暑いの何の・・・。


それにしても外は外でジリジリと照りつける太陽。
昨年の夏もでしたが、近年何だかお日さまの力が強くなったような気がします。


でも今日は、午後3時過ぎから次第に曇って来ました。
そのうちに空が暗くなって来て、遠くに雷の音が聞こえ始めました。


やがて大粒の雨が降り出し、一時間ほどでしたが土砂降りで、すっかり涼しくなりました。
子どもの頃の高知の夏を思い出しました。
でも、あれは8月の風景だったような・・・。


東北で7月のうちにこんな空模様とは、やはり気候が変わって来ているのでしょうか。


さてさて、おかげさまでまた食工房の一週間が終わりました。
みなさまのご愛顧に、改めて感謝申し上げます。


ところで話は変わりますが、このところ土砂降りの雨が何度か降る度に、少しずつですが環境放射線量が下がっています。


今、室内では0.07μSv/h。
外でも、最近は0.10~0.12μSv/h。
昨日「百姓市」の会場では、ほぼ一日中0.09μSv/hでした。


放射能は、どこへ行ったのでしょうか?
多分、地面から川へ、そして海へ・・・ですね。

百姓市・ご来場御礼


まだ、ちゃんとした看板が出来ておりません。
気付かずに通り過ぎられた方が、いたかも・・・。


記念すべき、オープニングイベントの今日。
本日は、お天気予報に反して絶好のイベント日和に恵まれました。


真夏の暑さに見舞われはしたものの、ご参加くださった方、また通りすがりにお立ち寄りくださった方、合わせて36人ほど。


にぎやかに楽しくスタートを切ることが出来ました。


食工房も、自家焙煎コーヒーの無料サービスで、皆さまにお楽しみいただきました。
またパンと焼き菓子などの販売も行い、ほぼ完売いたしました。


この場を借りて、ご来場御礼申し上げます。


いよいよ来週からは、野菜も販売開始となります。
いろいろ準備をしています。
昨年とは違って、一層ご満足いただけると思います。


毎週日曜日、午前10時~午後3時 雨天決行です。


山都町相川の「百姓市」を、どうぞよろしくお願いいたします。

パン屋の役割


 


今日、ブルーベリージャムをお願いしている西山ブルーベリー園の金子さんから、一枚のハガキが届きました。


先日申し上げたと思いますが、今年収穫のブルーベリーの放射能検査の結果が出たのです。
結果は、ND・不検出。

大体予想は付いていましたが、やはりこうしてちゃんとした結果を見ると、気持ちがグンと前向きになりますね。
いただいたハガキからも、金子さんの喜びようがヒシヒシと伝わって来るようです。


もし悪い結果だったら、その時は覚悟を決めなくてはならなかったわけですが、それでも先ずは検査を受けることが、消費者の方々との信頼を築くための第一歩だと思っています。


私も、ライ麦と小麦が収穫になったら、検査を依頼します。


そして私がこの場所で、安全安心なパンを焼き続けたいと願うのは、若干なりとも放射能汚染に見舞われたこの場所や、中通りなどのもう少し厳しい環境にお住いの方々が、ただでさえこうして放射線のストレスにさらされている中、少しでも体に良い健康に寄与出来るパンを焼いて提供したいという思いがあってのことです。


否それなら、県外のパン屋さんから取り寄せれば良いだけの事かも知れませんが、そうではないと思います。
この福島県の中でも、安心安全な食べ物が生産製造出来るということを、証明出来るならそれ以上うれしいことはないからです。
実際には大変厳しい状況もあります。
県内何処ででも、というわけには行きません。


食工房も、いつも緊張感を持って仕事に臨んでいます。


明日は、すでにお知らせしましたように、「百姓市」のオープニングイベントです。<ご案内はこちら>

各生産者はそれぞれに、土壌や生産物を検査に出し、結果を確認しているところです。
(すでにND・不検出が確定しているものもあります。)
詳細な結果は、各自の責任において当然発表いたしますので、もう少しお待ちください。


このように一つ一つ努力を積み重ねることが、今何より大切なことであると、食べ物を生産製造する私たちは、ずっと自らに言い聞かせています。


どうぞ今後とも、皆さまのご愛顧・ご支援、よろしくお願いいたします。




チーズパンですよ・・・。



チーズパンの開発、続いています。
今日の出来はこれ!いかがでしょうか。


 

先は長い

言うまでもなく、放射能汚染の問題です。
4か月も経って、今なお次々と明らかになっている汚染の実態。
まさかと思っていた遠方まで濃厚な汚染が及んでいて、福島在住の私でも正直驚きを隠せません。
一番ショックなのは、関東の汚染状況が思っていたより深刻なことです。


「早川由紀夫の火山ブログ」
放射能汚染マップ http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-397.html


連れ合いの実家もあるし、次男一家、三男も暮らしているし、友人知人も沢山いるし、それにもしもの時には避難先にとも考えていたのです。


それがどうやら会津のこのあたりの方が、むしろ線量が低いのですね。


と言うことは、もう東日本全体の問題になりつつあるのですね。


こんな風に、本当は最初から分かっていたはずのことを、認識が後から追いかけている状況を見ていると、果たして来年あたり、この福島県はどんな状況に置かれているだろうか?そのこを思って憂鬱になってしまいます。


かと言って、私たちが飽きようが倦み疲れようが、こればかりは何の容赦もありません。


放射能には勝てません。それだけです。


そして先は長い。

お暑うございます。

まだ梅雨が明けたわけではありませんし、暑さはまだまだこれからなのですが、湿気が多いせいか体が慣れていないせいか、結構こたえます。


作業場の温度は、焼き仕事を終えた直後40℃近くに達します。
その後、オーブンの余熱を冷ますために、扉を開けて中の熱気を放出させます。
その傍らで、熱湯を使って天板を洗っています。


もうサウナそのものです。


その後夜遅くまでかかって、冷却が続きます。
閉店後は、照明をすべて消して扉と言う扉を全部開けます。
不審者(野良猫などの動物ですけど・・・)が侵入しないよう、交替で番をしています。


運転停止後の原子炉じゃありませんが、余熱というのはまったく凄いです。
何もしないで扉を閉め切ったら、多分中の温度は50度を軽く超えると思います。


同じ室内に置いてある冷蔵庫が、先ず壊れるでしょうね。


いつもの夏の食工房の風景なのですが、今年ばかりは、冷却に苦心している原子炉のことが思い浮かびます。


それにしても大量の電気を使うパン屋稼業です。


いい仕事をしなくては・・・。


ではでは、また明日もがんばりまーす。




あっ、今日は七夕でしたっけ?


残念ながら曇り空です。
やはりここは旧暦で行かないとね・・・。

百姓市・オープニングイベント


 


  来る7月10日(日) 午前10時より

昨年ご好評いただきました「相川の日曜市」、今年から「百姓市」と名前を変えてスタートします。

先ずは販売に先がけ、オープニングイベントを開催いたします。
詳しくは、掲載のチラシをご覧ください。


早稲谷・上堰散策、各生産者圃場見学、バーベキューなど盛り沢山。
カレーも出る予定です。


食工房は、コーヒーと試食品のパンのお振る舞い、そして販売も行います。


なお、時間内はずっと店番がおりますので、イベントに参加されない方も、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
大勢の方のご来店をお待ちいたしております。


「百姓市」と食工房の地理のご案内です。 








  チーズパン開発中

今日、でっかいゴーダチーズの塊が届きました。
重量12kg。
そのまま食べて、いやおいしいの何の!!
ちょっとそこいらでは買えないくらい、ハイパフォーマンスのチーズパンを焼きますよ!
どうぞご期待ください。



 






「松本・元復興相辞任」のつづき

まず初めてこのニュースに触れた時、思わずカーッと頭に血が上って何をか口走った私ですが、昨日件の藤原信也のコメントを読んで、そんな見方もあるのか・・・と、少し頭を冷やされる思いでした。
否、私とて、どうだっていいのですこの件は。


私は元々、全部腐っているのだと思っていますから、松本氏のように突出してバカをやってくれる人間に、罵詈雑言を浴びせて溜飲を下げることは今更意味がありません。

怒りは、しっかり溜めておかなくては・・・。

彼のように油断丸出しで高々と足を上げる人間より、一見卒無く振舞いながら誰にも気づかれないうちに、しっかりと他人の不幸を土台に地位を築こうとする者の方がはるかにたタチが悪いし、そういう奴が必ずどこかにいるに違いないと思っているからです。